英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【ANA】2022年度「プラチナステータス」サービス継続への招待

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先月末、ANAからプラチナステータスのサービスの招待メールが届きました。対象者限定で、申し込めばプラチナを継続しましょうとのこと。一部サービスに制限はあるものの、まぁ嬉しいお知らせ。でも、ちょっと複雑だったんです・・・

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というのも、五能線の旅や直島アートの旅など、マイルを利用して飛んでいましたが、ふとアップグレードポイントのことを思い出したんです。プレミアムポイントを貯めると、次期アップグレードポイントが付与されますが、その最大の魅力は搭乗2日前に空席があれば、プレミアムクラスにアップグレードできるところ。有償航空券だけでなく、特典航空券でもOKなのも嬉しい。コロナ禍の今期は前々年度の実績を繰り越してもらえたので、このところのマイルを利用しての旅は、アップグレードポイントを使い果たすべく乗っていたようなものです。

でも、来期は?今年はコロナ禍の救済措置として、はじめから15,000ポイント加算のサービスされていましたが、通常は搭乗が必須。とうことは、このままだとANAグループの搭乗がないとみなされて、アップグレードポイントの付与はないのではないかと思い込んじゃったんです。だったら一度乗りさえすれば、SFC会員はさらに4ポイントプラスされるしどこかへ有償で行こうと、まずひとつ計画しました。(でも、ANA運航便として15,000p加算されていたので、乗らなくても大丈夫だったと思いマス・・・汗)

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さらに、そうやってプレミアムポイントに着目すると、SFC修行を終えたからといってプラチナステータスの継続をせずにいると、マイルの積算率が下がってしまうことを思い出しました。2年目になる私は105%加算されるのに、これを来年はゼロにしてしまうのか?

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そこで思い出したのが10月に入ってからのプレミアムポイント2倍キャンペーンでした。沖縄とその離島を除き、プレミアムポイントが2倍。気にもしていなかったこのキャンペーンでしたが、そうか、関係ない話じゃなかったんだ。

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せっかく、15,000ポイント付けられているのに活用しない手はないかも。プラチナ達成の50,000ポイントは無理でも、30,000ポイント獲得してブロンズになれば、来期55%のマイル加算が確保できる。

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そんなわけで、このキャンペーン終了間近の11月中旬になって、ブロンズまでの不足15,000ポイントを貯めるべく、さらに有償で飛行機に乗ることにしたのです。かかった費用は、111,310円

先の計画+3往復飛びました。でも、2往復飛んだところで冒頭のメールが届いたんです。飛ばなくてもプラチナになれたんだ・・・しかも、キャンセルできる株主優待券を使ってのフライトもあったのに、最後の1往復がキャンセル料60%のチケットだったという運の悪さ。

 

というわけで、年明けからは、最初に有償で計画した奈良の旅行記と、続く3往復分を書きますが、そんな止むを得ない(?)フライトでした。飛んだ分だけマイルは増えますが、費用対効果を考えるとイヤになる・・・再来年のステータスの扱いはどうなるかわかりませんが、乗るならいっそダイヤモンドを目指したいわ(やけくそ)

 

お越しいただいた皆さま。今年は以上で終わります。

来年もまたよろしくお願いします。

 

【神楽坂】東京ミシュランガイド一つ星 日本料理店「ふしきの」

2021年(令和3年)11月

 

yahoo!ブログ時代からのブロ友さんであるこにゃくうさん食レポを読んで以来、いつかは行きたいお店のリストに入っていた神楽坂の日本料理店「ふしきの」。ふだんは予約困難店でも緊急事態宣言中なら空きがありました。でも、日本酒なしにこれは美味しく食べられないので、緊急事態宣言が明け、日本酒の提供再開が確定的になりそうという見通しが立った段階で予約しました。娘の誕生祝いをここで、というのがこの日の集まりです。

 

神楽坂のメイン通りから中に入ったところにあり、GoogleMapを片手に歩いてもなかなか行き着かないお店です。海外で待ち合わせても苦なく到着する娘が、まさかの迷子。迎えに出なくてはならなかったお店の位置はこんなビルの2階。

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夜のコースだと私たちには量が多いので、ランチコース11,000円を利用します。日本酒のペアリングは4,400円〜。12時に伺うと、カウンターには5人分の準備がしてありました。私たちと、もう一組のカップルがこの日のメンバーです。その人たちも夜の量は食べられないのだと話しているのが聞こえました。

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天井の一部が低い造りだそうで、圧迫感を押さえるためにアーチにしてあります。材質は屋久杉だそう。

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まずは、乾杯の一杯として開運(静岡 土井酒造場)を選んでいただきました。生酒が好きと伝えてあったので、スタートは生酒からです。

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器もお祝い用に朱い塗。一品めは北海道産平目の昆布締め

でも、すみません。美味しかったとしか書けそうにないので感想は省きます。どう形容すればいいのか私にはじゅうぶんに表現する言葉がありません。ただ、どれもまた出会うことが難しいほど素晴らしいお料理でした。

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2杯目は五凛(石川 ㈱車多酒造)。石川県のお酒では宗玄が好きなのですが、同じく宗玄が好きな娘は、このお酒もとても気に入っていました。

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お椀の中身は、聖護院大根、鮑肝、ヒラタケ、ハナビラタケ

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天遊琳(三重 ㈱タカハシ酒造)からはぬる燗の提供でした。カウンターのところにお燗用のお湯が一定温度で保たれています。きちんと温度を測り、毎度テイストしながら提供してくれます。

タカハシ酒造は伊勢神宮にお神酒を奉納し続けている蔵元で、左側のお酒は15年長期熟成酒。味の強い肉にも合うお酒とコンセプトのこのお酒を、魚向けに少し口当たりを軽くするため2種をアッサンブラージュさせるという新しい飲み方を紹介してくれます。

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合わせる料理は、三重のトロ鰆と熟成させて寝かせた氷見の鰹

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この美味しさといったら、延々と食べ続けたい、なくなってほしくない、そんな一品。

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江戸前カマス幽庵焼きはねぎソースと舞茸が合わせてあり、菊花大根がはしやすめになっています。お酒は撮りそびれましたが、乾坤一(宮城 ㈲大沼酒造店)でした。お皿に合わせた酒器は金接ぎがして使い続けていて素敵。

焼き加減(炙り加減?)が絶妙。脂ののったカマスはそうでなくとも好きな魚。

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大治郎(滋賀 畑酒造㈲)は、創業者の名前を冠したお酒。

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蕪の蓮根蒸しには、煮穴子と車海老が入っていました。

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次の蒼空(京都 藤岡酒造㈱)の飲み方はちょっとした提案がありました。

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お猪口が3種類。口の大きさで味わいの違いを楽しんでください、お好みはどれでしょう?という問いでした。私はまろやかになるよりシャープな方がいいみたい。狭い口の方が好みでした。

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メインは、こんな秋の彩りです。1時の位置から時計回りに、あん肝にはちり酢をジュレにしたものがのっています。サバの棒寿司熊本赤牛甘タコの柔らか煮、レーズン、胡桃入り松笠焼き真鯛龍皮巻き玉子北寄貝、そして中央になまこです。

味の記憶って、残らないんだよなぁ・・・私。残念でたまらない。

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このカウンターには、飲みごろを待っているものなども併せて常時60種類以上の日本酒がキープしてあるそう。入りきらずに自宅にも保管してあるとおっしゃっていました。どれも味がわかるなんて、私には考えられない。羨ましい・・・

五凛がもっとも好みだったという娘が、同じ石川県の宗玄も好きだという話をするとそのストックから出してくれました。飲み比べると、やはり好みは宗玄だそう。生酒も燗も楽しませていただきました。そして、生酒でも燗にして美味しいものがあることも教わりました。奥が深い。

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最後のご飯は控えめにお願いしましたが、いや、普通サイズで良かったかも。鯛の胡麻茶漬けだったのですが、胡麻をよく練って漬けてあるんでしょうか、めちゃ美味しかったんです。鯛茶漬けでもこんな工夫ができるんだなぁ。

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デザートはきんつば。胡桃が効いて美味しい。

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最後に料理長がお出ましになり、お抹茶を点ててくれました。

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器とともに楽しむふしきのミシュランガイド東京で、創業翌年から8年連続一つ星を取っています。

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ふしきのにはギャラリーもあり、酒器を中心とした作品が展示されています。無骨なタイプが存在感を表していました。購入もできますが、手の届くようなものはあまりないかも・・・

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お支払いは57,400円

ランチ11,000円×3+日本酒ペアリング(ランチ時)4,400円~×3+サービス料10%

割り切れないので日本酒ペアリング代は不明ですが、約7,000円/人でした。

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【香川】3日目-2 アートの島を巡る旅 突如終了したツアー/ランチは「風月」でかしわ天うどん

2021年(令和3年)10月

 

緊急事態宣言が解除されました。ANAマイレージが余っているので、活用中。今回は、英語講師に勧められたアートの島を巡る旅を計画しました。当初、オリンピック時の3連休を利用する予定でしたが、たぶん暑くてバテるだろうと秋まで待っての出発でした。満を持しての今回は、直島・豊島・犬島の3島を回るため、ベネッセに泊まる1泊2日のツアーに参加しています。

前回は前夜に気づかなかったベネッセハウスのアートと朝食をご紹介しました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

この日は朝から雨でした。ツアー集合場所の海の駅「なおしま」への送迎バスが遅れています。なーんとなく出だしから不穏な感じ。慌てて違うバスを出すスタッフ。

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集合場所に到着すると、なんとフェリーが欠航なのだと伝えられました。豊島と犬島のアートを巡るはずが、豊島へ違う船で行ってそれで終わりになると。直島と豊島をそれぞれ1日ずつで回るなら、自力でも行けるんです。そこへ犬島を入れると難しくなる、だからこそのツアーだったのに。

外はそぼ降る雨。だったらこの日のツアーはキャンセルするほうがいいと私たちは判断しました。しかしすでに高松へ戻るフェリーは出港したあと。次のフェリーは2時間以上先です。

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もう少し早くに教えてくれたらホテルでゆっくり滞在できたのに。ホテルのwi-fi環境があればほかの目的も探せたのに。突如と放り出された港でなすすべもなく、仕方なしに750円の差額を支払って10時発の高速船に乗りました。えぇ、せっかくの往復割引もナシです。

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高速船に乗ればフェリーの半分の30分で高松へ到着しますが、早く着いたって何のプランもありません。

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船内はほんの数組しか乗客がいませんでした。雨だし、時間も早いし、しかも平日だし。

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そう。平日なんです。犬島へのツアーは月曜日しか開催していないので、やっと取った有給休暇だったのに。しかも月曜日なので、どこへ行こうにも閉館しているところが多い。雨なので屋島へ行くのもなぁ・・・と、北浜alleyを目指すことにしました。高松の古い倉庫群を改装した複合施設です。

1653年松平家初代藩主頼重が、城下の人に時を知らせるために設けた報時鐘の傍を通ります。

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道路を挟んで向こうには、月見櫓があります。

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10分ほど歩くと、北浜alleyへ到着しました。でも、飲食店がわずかに開いている以外は人の気配がありません。

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そうでなくとも外は雨。緊急事態宣言が明けたばかりで、開くかどうかもわからないお店の開店を待つわけにはいきません。

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いい雰囲気のお店が並んでいるとはいえ、雨の中を待ったところで私たちが買うようなものが売っているとも思えないしね。

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アーケードのある商店街へ戻ろうという話になったころ、思い出しました。昔も同じように開店前の北浜alleyへ足を運んだことがあるのです。そのときもたぶん雨が降っていて、でもいくつかのお店は開いていたような気がします。

そしてそう・・・この近くのおうどん屋さんで讃岐うどんを食べた!!!おんなじことをやってるんですよね、まったく。思考回路が変わってない。

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特に見るものもなく、アーケードをうろつくだけ。お昼ご飯もあちこち放浪して探したのですが決め手に欠け、13時近くになってからようやくせっかくの高松、もう一軒ぐらいおうどんを食べようと評判の高い風月へ行きました。食べログうどん百名店WESTにも選ばれています。

tabelog.com

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お昼の時間から外れているのに、この雨の中並んでる!!!でも、動いてしまうとどこもランチ時間が終わりに近づいている時間。ここも、私たちのあと2組のところで品切れにつき閉店のアナウンスがされました。恐るべし、風月。待っているあいだに、一緒に並んでいた近くに勤めるお兄さんに教えてもらったのは、ここのウリはかしわ天だということ。あ、かしわって関西では鶏肉を指すんですけど、一般的なんでしょうか?今では大阪でもほとんど聞きませんけど。

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雨を凌げる場所も少ない外で待つこと30分余り。やっと入った店内はカウンター11席、テーブル3席とこじんまりしています。

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もちろん、かしわ天うどん850円を頼んだのですが、このボリューム!!!かしわ天がひとり5個もついているとは思ってもいませんでした。ふわふわしっとりで美味しかったんですけど、多過ぎ!でも、私たちと話をしていたお兄さんは、さらに追加3個を頼んでいました。

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夜遅くのフライトは変更不可のチケットだったので、このあともふらふらと過ごした後、空港でおでんとビールで時間を潰しました。

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高松空港はカードラウンジの讃岐がありますが、ここは2時間の時間制限があるので注意です。

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珍しく2泊3日の予定を立てたものの、1日はまったく無駄になってしまった高松。とても残念でした。もし閉館日の月曜日でなければ、丸亀に足を延ばしてうちわの港ミュージアムへ行ってみたかったな。

 

お土産編

関東では見つかりにくい白みそ432円三越で。

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他はすべて四国ショップ88

シャキシャキ糸わかめ 486円(徳島) 

四万十川青さのり入りつまみのり 540円(高知) お味噌汁などに加えると一段上の味に。

子持ちきくらげ 540円(香川) コリコリした歯ごたえのきくらげ、大好き。あっというまに終了。

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鬼びっくり七味唐辛子 200円(香川) さすがはうどん県。おうどんには美味しい七味ですね。

ままかりスパイシーオリーブオイル 594円(香川) ワインのおともに最高!

小豆島新漬けオリーブ 648円(香川) 塩味控えめの美味しいオリーブでした。

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明太ちりめん 360円(愛媛) わかめや山椒などが入ったものもありました。朝日共販のHPでも

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かつおスティック 442円(高知) ホテルの部屋飲み用に買いましたが登場せずでした~

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讃岐うどん  370円・485円(香川) 讃岐うどんの茹で時間は心持ち長めがおススメ

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豊島・犬島へ行けなかったのはとても残念でしたが、瀬戸内海といえども島。屋久島と同じく島を訪れるリスクは考慮しておくべきだと思いました。

現代アートは私にはまったく分かりませんが、少し解説があるだけでこんなにも楽しくなるというのは思った以上の収穫でした。犬島へのツアーは冬季休止ですが、春には訪れたいと思っています。そして2022年は3年に一度開催される瀬戸内国際芸術祭の年。ご興味があれば、ぜひ足を運んでみてください。

setouchi-artfest.jp

 

【香川】3日目-1 アートの島を巡る旅 ベネッセハウス「テラスレストラン」の朝食

2021年(令和3年)10月

 

緊急事態宣言が解除されました。ANAマイレージが余っているので、活用中。今回は、英語講師に勧められたアートの島を巡る旅を計画しました。当初、オリンピック時の3連休を利用する予定でしたが、たぶん暑くてバテるだろうと秋まで待っての出発でした。満を持しての今回は、直島・豊島・犬島の3島を回るため、ベネッセに泊まる1泊2日のツアーに参加しています。

前回は夜のベネッセミュージアムをご紹介しました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

朝、テラスレストランへ向かいます。明るくなるとまたホテル内が違って見えます。

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部屋のバルコニーから見えた作品はこれでした。苔の観念とその上に立つ観念の形 003 オンデュロイド:平均曲率が0でない定数となる回転面(杉本博司)。なっが。

苔の観念は、コンクリートの壁の向こうにあるのですが、そっと空間が開けてあって見られるようになっているのです。

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こちらは下が開いていて、杉本博司の写真、カボット・ストリート・シネマ、マサチューセッツが掛かっています。そのときは関心を持って見ていませんでしたが、この下にどうやって空間を開けているかというのが、たぶん安藤建築の神髄じゃないかと思います。これだけのコンクリートの壁の下をガラスするには、どこで支持させるか相当のアイデアと技術がいるはず。もっと見てくればよかった。

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そしてもう一点杉本博司の写真で、カリブ海、ジャマイカこれを見て、カリブ海ってわかるっていうのがもう芸術家は異次元だと感じるわ・・・でも、ベネッセミュージアムでも同じような海の写真があったし、この人にとってはこれはもうカリブ海でしかないんでしょうね。

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明るくなってから前夜と同じように宿泊棟を見ていると・・・あれ?

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わかりますか?前夜にラウンジの写真を撮った場所なのですが、水の流れる階段の上に何かある!!!

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な、なんなんでしょう???このガラスの物体は。

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急いで上へ上がってみると、ガラスの通路の向こうに茶室がありました。硝子の茶室「聞鳥庵(モンドリアン)(杉本博司)。直島には杉本博司の作品は写真をはじめ数多くありますが、ガラスとくれば思い出すのははじめに見た護王神社のガラスの階段。

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お次はなんとガラスの茶室ですか。調べて見ると、この茶室はもともと2014年ヴェネツィア建築ビエンナーレ関連展に出品するために作られたものだったそうです。イタリア製の真っ青なタイルが敷かれた細長いプールのような人工池で数年過ごしています。

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その後、パリ郊外ヴェルサイユ宮殿トリアノン離宮の敷地内のプラ・フォン池でその姿を見せています。トリアノン離宮は、マリー・アントワネットヴェルサイユ宮殿本殿の権勢と豪奢と喧騒から遠ざかるために求めた地。マリー・アントワネットが本当は求めたかった安らぎと、当時の日本の茶人たちの理想の境地に通じるものがあると感じ、設置されたと紹介されていました。

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さらに2020年、京都市京セラ美術館のリニューアルオープンに際し、その日本庭園にも数ヶ月限定でお目見えしています。紹介記事はこちらです。素晴らしい聞鳥庵の姿、ぜひご覧ください。

www.premium-j.jp

 

それらを経て最後に直島が聞鳥庵の安住の地になったそうです。ここに設置されたのは2021年3月なので、まだそう時間は経っていません。2022年までは宿泊者限定での公開です。設置完了までのプロセスがこちらに公開されていました。実際にお茶を点てているシーンもありましたよ。

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聞鳥庵の素晴らしさに興奮冷めやらぬまま、再びレストランに向かいます。夜に通った長い通路。屋外と一体化した造りです。

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昨夜見たブラインド・ブルー・ランドスケープ(テレジータ・フェルナンデス)は、こんなにも美しいブルーでした。でも、灯りを反射した夜もやっぱり美しい。いろんな表情を持たせるこれは、本当に素晴らしい作品だと思います。

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腰掛(ニキ・ド・サンファール)は、今朝もここで雑誌を読んでいます(笑

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ニキ・ド・サンファールのポップなアートは向こうにもいくつか見えるのですが、残念ながら見に行くことができませんでした。

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朝のテラスレストランです。海がそこに見えるいいロケーションに建っています。

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入口側のオレンジの壁に相対して、奥はブルーの壁。同じ空間がまったく違う印象に見えます。今度はこの窓に向いて座る席に案内されました。

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天井の木組みが美しい。コンクリートと対比させたこのぬくもりがベネッセの建物全体のアクセントになっています。そしてこの大屋根を支えたうえで、海に面したほうはすべてガラス張り。建築がわかる人には、さらにその素晴らしさがわかるんだろうなぁ。

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小豆島のオリーブオイルが置いてあります。

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アメリカンスタイルの朝食。パンはフレンチトーストとクロワッサン。フルーツがかなり美味しかった。

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卵料理は、スクランブルエッグ、目玉焼き、オムレツから選びます。あとは、コーヒーか紅茶。

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隣のカップルの女の子がきゃあきゃあと感想を漏らしながら朝食を食べていましたが、男性は秒で食べ終わって彼女を置き去りにしていました。ぽつねんと取り残された彼女、このあとの旅行はどう続けたんだろ。

 

さて、今日は豊島と犬島のアートを巡る旅です。自力では1日で回るのは難しいので、特に楽しみにしていました。ところが、この後アクシデント発生です。

 

【香川】2日目-9 アートの島を巡る旅 夜のベネッセミュージアム

2021年(令和3年)10月

 

緊急事態宣言が解除されました。ANAマイレージが余っているので、活用中。今回は、英語講師に勧められたアートの島を巡る旅を計画しました。当初、オリンピック時の3連休を利用する予定でしたが、たぶん暑くてバテるだろうと秋まで待っての出発でした。満を持しての今回は、直島・豊島・犬島の3島を回るため、ベネッセに泊まる1泊2日のツアーに参加しています。

前回はベネッセハウスのテラスレストランでのディナーをご紹介しました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

さて。お腹もいっぱいだったのでちょっと面倒だと思いつつ、せっかくの宿泊者特典なので夜のベネッセミュージアムへ出掛けることにしました。巡回バスは既に終了していますが、いつでも送ってもらえます。

静まり返った館内。昼間でも喧騒があるわけではありませんが、また違った静謐な空気。お出迎えは、石碑の上のディエゴ I 。なんと、さりげなくアルベルト・ジャコメッティ―の作品がエントランスに置いてありました。

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目当ての作品は決まっていますが、ひと通り歩いてみます。

ザ・ワールド・フラッグ・アント・ファーム1990(柳幸典)

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黄色と黒のボート(ジェニファー・バートレット)

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無題(ジョエル・シャピロ)

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ベティ(ゲルハルト・リヒター)

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この部屋は印象的でした。

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無題(ヤニス・クネリス)

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この作品をよくよく見ると、あれこれと巻いてあるんですよね。

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直島に流れ着いたものなど、ここにあるものを使ったと聞いたように思います。制作過程を追体験するワークショップの話も見つけました。(ベネッセHP)

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こちらも同じアーティストの同じコンセプト、直島にあるものを使っての作品だったかな?

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カンブリア紀(杉本博司)

このアーティストは護王神社から写真まで、その多彩さに圧倒されます。

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雑草(須田悦弘)

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この作品はほんとに精巧で、何度も見入ってしまいました。

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そして、見たかった作品の部屋へやって来ました。

100生きて死ね(ブルース・ナウマン)

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この部屋は、この作品のためだけにあります。観賞用に椅子が置いてあって、人の気配のないこの空間に身を置き、ボーっと眺めていました。

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問いかけるがごとく言葉が点滅します。そして、一列すべてが点灯。

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その次の瞬間、すべての文字が点灯しました。でも、こんなに明るいのに静かに問いかけていることに変わりはない、そんな不思議な感覚がありました。

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LOVE AND DIE・LOVE AND LIVE / LAUGH AND DIE・LAUGH AND LIVE / PAY AND DIE・PAY AND LIVE・・・

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お迎えのバスを待ちながらエントランスからまた見下ろします。

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出発前にもう一度すべてが点灯するのを見ました。

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ほんの短い時間でしたが、夜のミュージアムの存在感はまた昼とは違った空間に身を置いた印象的な経験でした。解説されなければ感じる感性もないのに、何に魅きつけられるのでしょう。

次回は、最終日に見たベネッセハウスのアートと朝食です。

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【香川】2日目-8 アートの島を巡る旅 ベネッセハウス「テラスレストラン」でディナー

2021年(令和3年)10月

 

緊急事態宣言が解除されました。ANAマイレージが余っているので、活用中。今回は、英語講師に勧められたアートの島を巡る旅を計画しました。当初、オリンピック時の3連休を利用する予定でしたが、たぶん暑くてバテるだろうと秋まで待っての出発でした。満を持しての今回は、直島・豊島・犬島の3島を回るため、ベネッセに泊まる1泊2日のツアーに参加しています。

前回は宿泊先のベネッセホテルを紹介しました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

夕食開始の18時を待ちかねて、テラスレストランへ向かいます。私たちよりも先に続々と向かっていた人たちは、今思うと館内のアートツアーに参加していた人たちでしょう。

レストランまでは案外遠く、アートを見ながら歩いて行きます。フロント前の階段を降りると右に見えるのが光の棺とその上の絵は松林図(杉本博司) 。ただ、絵の方は暗かったので何が描かれているのか気づきませんでした。

左手は、ワールド・トレード・センター(杉本博司)です。

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これはその名のとおり、ニューヨーク9.11鎮魂の作品です。この部屋にはモノクロ写真が数点飾られており、鎮魂の間と名付けられています。

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光の棺松林図を反対側から見ると、安藤建築のコンクリートと光をうまく使った作品だということに気づきます。オレンジに見える部屋のドアを開けると、そこから差し込む光でまた表情が変わるのです。

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ドアの向こうはラウンジでした。

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中では飲み物などがいただけるようでしたが、この時期はまだまだ緊急事態宣言解除直後で、提供されていたかどうか不明です。

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ラウンジを外から見るとこんな雰囲気。でも全体に照明が暗いので、翌朝ここを通ったときには驚く作品を発見しました。次々回記事でご紹介します。

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安藤建築らしいコンクリート造りの通路を歩いて行きます。

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暗い館内でもアートに出会います。間接照明を受けてキラキラとした壁はブラインド・ブルー・ランドスケープ(テレジータ・フェルナンデス)

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振り返って反対側から見ると、グレーに見えた壁がブルーだったことに気づきました。翌朝は、また違う表情を見せます。

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長く続く廊下を歩いて行くと突如として屋根のない外も通り、雨が降れば傘も必要になるのが、午後に回った美術館も含め共通の造りです。ホテルとしてというよりも、なにか感じてほしいものがある造りなのでしょう。私のように芸術を理解しない人には、不親切だと言われることもあるそうです。わかるわ~

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屋外にはいくつも彫刻があったのに見に行けませんでしたが、腰掛(ニキ・ド・サンファール)を見つけました。

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ようやくたどり着いたテラスレストラン。こちらも安藤建築には珍しい木造建築です。向こうの青い壁にオレンジの形が見えますが、そこは本当はオレンジではありません。

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向かい側にある壁のオレンジが映っている、そういう仕掛け。同じ形がこちらの壁にもあって対の作品です。

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私たちは、ソファに並んで座る席へ通されました。

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このホテルで珍しかったのは、女性ひとりの宿泊客が結構多かったことです。スタッフとの会話も楽しみ、余裕のある素敵な人が多かったですね。

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窓の向こうの景色が楽しめる季節なら、海を見ながらさらにゆったり過ごせるかも。でも、闇に揺れるロウソクもまたいい。

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ツアーでの宿泊の場合、食事は9,680円のTerroir(テロワール)が用意されています。

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飲み物は、ボトルワインがなかったのでスパークリングワイン+グラスワイン2杯4,235円のマリアージュをお願いしました。でも、そんなはずないわよね。ぱっとメニューを渡されて注文を促されたので気づきませんでしたが、ちゃんとボトルワインもありました。残念。

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まずは、食膳のお楽しみ、フロマージュ。苦手のヤギのチーズを使っていましたが、まったく臭みはありません。提供元の三良坂フロマージュの紹介もありました。

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ニョッキ

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なによりも感激したのが、右側のフォカッチャ。焼きたてのフォカッチャって、もうふわっふわでしっとりしてて美味しいのなんのって!思わずあとでおかわりしたのですが、そのときはもう普通のフォカッチャに戻っていました。

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高知県産鰹のマリネ

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本日のスープはサツマイモ・・・だったかな?

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瀬戸内海産スズキのポワレ

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楽しみにしていたのが、こちらの岡山県産猪肉の赤ワイン煮込み。クセがなくてイノシシだとはわからないはずと説明を受けたのですが、そのとおり。ホロホロと柔らかく煮込まれ、美味しかったです。ただし、黄色に敷かれたのはソースではなく単にアクセントのようで、パリパリに乾いています。

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デザート

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場所に見合ったおしゃれな食事といった感じで、どれも美味しくいただきました。でも、すっかり忘れています(汗

 

私たちはこのあと、宿泊者特典のベネッセミュージアムの夜間鑑賞へ出掛けます。同じツアーのご夫婦も早々に引き上げていたので会うかと思ったら、翌日聞いたところによると直島銭湯「Ⅰ ♡ 湯」へ行ったのだそう。時間ギリギリだったので、ちょっと浸かるぐらいしかできなかったけど、大竹ワールドを楽しんで来られたようでした。車でいらしてたから可能だったことですが、私は考えつかなかったなぁ。

夜間鑑賞の話は次回の記事で。

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【香川】2日目-7 アートの島を巡る旅 ベネッセハウス「パーク」に宿泊

2021年(令和3年)10月

 

緊急事態宣言が解除されました。ANAマイレージが余っているので、活用中。今回は、英語講師に勧められたアートの島を巡る旅を計画しました。当初、オリンピック時の3連休を利用する予定でしたが、たぶん暑くてバテるだろうと秋まで待っての出発でした。満を持しての今回は、直島・豊島・犬島の3島を回るため、ベネッセに泊まる1泊2日のツアーに参加しています。

前回は李禹煥美術館と地中美術館ご紹介しました。

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1日が終わり、ベネッセハウスにチェックインです。

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安藤建築の空間の使い方、いい感じですね。

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お出迎えしてくれるのは、基層 26 II(トーマス・ルフ)

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右側のドアから客室へ入ります。門番は、サブリメイトⅣ(アントニー・ゴームリー)

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今回はツアー代金も含め55,000円/人ですが、ツアー代を除けば約35,000円/人。ベネッセハウスには3つのホテルがありますが、パークはその中でもっともリーズナブルな棟です。

ドアを開けると窓の向こうに瀬戸内海が見えます。安藤建築には珍しい木造建築。木製のルーバーも素敵。

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部屋の脇にはカウンターがあり、水回りはこちらに揃っています。

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クローゼットはなく、右の壁にハンガーがあるのみ。もちろんスリッパは用意されています。

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洗面台の位置が通常とは異なるレイアウト。木製ドアが見えるところはトイレ。

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トイレのドアが引き戸なのはいい感じ。

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バスルームは洗い場があるタイプなので使いやすい。

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カウンターまわりにはドライヤーがあったり、バスローブやタオル、コップなどが収納されていました。

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アメニティは歯ブラシやボディクリームのほか、バスソルト、ボディタオルなど。

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木を活かした天井の雰囲気も素敵。木製ルーバーと併せて柔らかい雰囲気が作られています。

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部屋にはテレビがありませんが、BOSEのBlueoothスピーカーが置いてありました。

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デスクのふたを開けるとドレッサーになります。

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引き出しにはパジャマ。

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椅子は2脚。外へ向けて置けば、いつまでも海を眺めていられます。このアートは南寺の暗闇アートや地中美術館で青の世界に浸ったジェームズ・タレルの作品。地中美術館にあった見る位置によってこの箱が凹んで見えるか、突き出して見えるかという光のアート、アフラム、ペール・ブルーを写真にしたものです。

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バルコニーに出てみました。手すりの位置が低めなので、防犯上、施錠は忘れないようにということでした。

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地下から空間が切ってあって、作品が見えます。苔の観念(杉本博司)の一部です。あとで見てみましょう。

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残念なことに、宿泊者特典でベネッセハウスパークにあるアートのツアーがあったのですが、ガイドさんからもフロントでも案内がなく参加できませんでした。出発前にBenesse Art Site Naoshima を熟読してから出掛けられることをお勧めします。

知らなかった私たちは、ただ時間を潰して夕食の時間までを過ごしました。次回はその夕食の話を。

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