英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【横浜】1年前全国旅行支援で「横浜ベイホテル東急」-施設編

2022年(令和4年)11月15-16日

 

アイスランド旅行記の途中ですが、1年前の話を挟みます。この話をアップするはずだったころ、とてもつらい出来事があって、この日のことを思い出したくなくて長く書けませんでした。区切りのために書き残しておこうかと思います。

全国旅行支援が再開した昨秋、石和温泉のホテルが悲惨だったので、近場で泊まるところを探しました。気づいたときには東京の受付は既に終了しており、隣県で探してみました。

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白羽の矢が立ったのが「横浜ベイホテル東急」。月1で訪れる横浜での仕事のあとに行ってみてはどうだろうと考えたのです。

15時のチェックイン開始時刻より少し遅れて到着。

 

なにやら天井に向けて岡本太郎風に感じてしまう大胆な色彩。平日、しかもコロナの感染者が爆発的に増えていた時期というのに、フロントはチェックインを待つ人たちで大行列でした。

かくいう私も、感染しているのではないかというぐらい咳が長く続いており、相棒も体調不良。振り返ってみると、なんとなく何かの警告を受けていたような、そんな時期でした。

 

無事にチェックインを終えて部屋へ向かいます。

 

その後キャンセルしたのだけれど、もうひとつ予約していた横浜山下町のホテルニューグランドに比べて期待薄だった東急ベイホテル横浜。でも、思っていたよりもずっといい部屋でした。

 

すっきりとしたシティホテルのツイン。

 

あとで食事をとることになるテーブルと椅子。デスクから椅子を引っ張って来るのではなく、ちゃんと2脚揃っているのでストレスなく食事も楽しめます。

 

テレビの横にはワイングラスも備えられており、私たちの思うホテルライフを過ごすのには万全。

 

冷蔵庫は持ち込みどうぞと空です。嬉しい。

 

引き出しにはコーヒーカップやポットなど。

 

部屋からドアに向かって撮っています。バスルームはどうかしら。

 

鏡のもとにはポプリが置かれていましたよ。こういう細かなところもいいですね。

 

お、おお?!「東急」と冠しているホテルは、あくまでビジネスホテルの括りかと思っていましたが、いやいや、いいじゃないの。

 

ゆったりとバスタブ。

 

向かい側にはドアがふたつ。ということは・・・

 

片側がトイレ、もう一方がシャワールームでした。オーバーヘッドシャワーがあるのは好み。ボディ用のシャワーもあって、寒い時期には快適でしたよ。

 

アメニティも揃っていましたが、すべて辞退できなかったのが残念。歯ブラシは普段から持って行くようにしているのだけど、シャンプー類も家に試供品が余っていたのにな。


ブラシも近年は持って行くようにしています。でも、コスメはあると嬉しい。

 

ドアの傍のクローゼットには金庫と、スリッパも備えられていました。

 

金庫下の引き出しには、パジャマ。

 

ベランダにもテーブルと椅子が用意されていましたが、11月では寒すぎ。

 

横浜みなとみらいで象徴的なヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルはすぐそば。

 

よこはまコスモワールドは橋を渡ったすぐそこです。

 

いい場所だよね。でも、なんとなくふたりとも気持ちが優れない日でした。

 

【アイスランド】南部ツアー 滝の裏側を歩けるセリャラントスフォスの滝

2023年(令和5年)8月10日(木)

 

去年娘が旅行したアイスランドを訪ねる夏の旅。前回は南部クラシック観光ツアーで見学した氷河、ソゥルヘイマヨークトゥルの話を中心に書きました。

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16時半、ソゥルヘイマヨークトゥル氷河を出発します。夕方の気配はまるでなし。北欧での夏の特権です。

 

ここらあたりは馬の放牧が多かった模様。

 

なぜか船が埋め込まれた場所もありました。

 

このあたりには洞窟があります。民話に基づいて書かれたJón Trausti(ジョン・トラウスティ)の人気歴史小説Anna of Stóra Borgで、16世ここに隠れ家を構えていた無法者が、恋人のアンナと密会していたという場所だそうです。

 

いつまでもその姿が見えた氷河とも、そろそろお別れ。

 

でも、氷河の融けた水があちこちで滝となって流れてくるのが見えました。

 

向こうに見える滝は、なかなか存在感がありそう。

 

でも、たいていは細く流れる滝で、流れ落ちた先は果たして川になるのだろうかというほどの規模に見えます。

 

それでも幾筋もの滝が続くこのあたりは、見飽きない車窓からの景色でした。

 

人だけでなく、完全に放し飼いだという羊やその他家畜にとっても、各地で潤いを与えていることでしょう。

 

そんな中でしっかり存在感のあるSeljalandsfossの滝(セリャラントスフォス)は、駐車場完備。foss=滝なので「~の滝」は不要だと思うのだけど、あちこちの表示は付け加えられているので私もそれに倣います。

 

背後にあるはずの氷河はまったく見えませんが、2010年に噴火したというEyjafjallajökull(エイヤフィアㇳラヨークトゥル)が水源です。

 

娘と私とでは違う滝も見ているのですが、ここははっきりと記憶に残っています。

 

バスを降り、正しい道を通って見学してねという注意書きに沿って見学です。

 

この規模の滝になるとそばにはしっかり小川ができています。

 

細く見えるかもしれませんが、なかなかの迫力。先に見たスコゥガフォスの滝と落差はほぼ同じ62m。

 

この滝も虹がかかっています。

 

この滝の特徴は、滝の裏側を通れるところ。これが圧倒的人気の所以です。

 

どうやら一方通行のよう。右側から回って左側へ抜けて行きます。

 

この角度で見ると、少しはその迫力が見えるでしょうか。

 

滝と歩道の距離は割とあるように見えるかもしれませんが、娘の動画ではほとんどずぶ濡れ状態でした。

 

右側から歩いて行くと、展望台ではないものの少し開けた場所があり、そこで滝の側面とともに写真を撮ることができます。

 

でもその位置からでも飛沫でかなり濡れたので、私たちはここで引き返します。

 

アイスランドの天気は変わりやすく、雨が降っていた箇所もありましたが、滝に来たときはどちらも快晴でした。

 

見る場所で虹の架かる位置も違いますが、完璧なタイミングでした。

 

放牧されている羊が見えていますが、この爆音にも動じる様子なし。

 

滝の裏を歩き、ずぶ濡れになった人たちが走って抜けてきています。

 

左側にも滝が見えているので寄ってみました。

 

むむ?近すぎる?全貌はあまりよくわかりません。

 

元の道へ戻りましょう。

 

2001年、この滝の人気が高まっていったので、この滝の裏側の両端にライトが設置されました。これから長い冬のあいだの対策もあるのでしょう、太陽の出ていない夜のあいだはライトアップしているそうです。

 

左側の滝はこれぐらい離れてみるほうがちょうどいいみたい。そしてさらに200mほど歳へ行くと、岩場を潜り洞窟に入ったところにGljúfrabúi(グリューブラブーイ)という滝があるそうです。滝の風と飛沫でずぶ濡れになるようですが、時間があれば要チェック。

 

なお、駐車場には売店はありましたが、カフェなどはありません。

 

名残惜しくもセリャラントスフォスの滝をあとにします。

 

スコゥガフォスの滝と同じく、この滝もあちこちで使用されているようです。中でもジャスティン・ビーバー「I'll Show You」のミュージックビデオは、この滝から始まり全編がアイスランド。最後はヨークルスアゥルロゥン氷河湖にも浸かっていました(ブルブル)


www.youtube.com

 

日本語ガイド、870年最初にアイルランドにやってきたIngolfsfjall(インゴゥルヴル)という人の名がついた山があるという説明を読んだのですが、どの山かわかりませんでした。どこも丘のように低い山ばかりなので、印象的なこの山がそうじゃないかなと勝手に思っています。本当にどこにも木がありません。

 

アイスランドの地熱地帯を通ります。相棒が言うには、最近、地熱利用を訴えた国会議員がいたようですが、歯牙にもかけられなかったそうです。残念なことです。

 

多孔質である溶岩が雨水を吸収し地面へ通します。この浸透水は大地の奥深くマグマの下まで降りていき、地熱水と蒸気を作り上げ、地熱発電大国として成長しました。

 

蒸気の穴は2,000mの深さまで繋がっていて、特に高温の地帯での表面温度は260℃を超えます。この蒸気を利用して新鮮な冷たい水を汲み上げ、再加熱をして市内の家庭に供給している、ということなのですが私にはよくわかりません・・・

 

レイキャビクの街が見えてきました。このあたりは植林がうまく進んでいるようです。

 

時刻は19時を過ぎました。少し、夕方感が出てきたような気がします。

【アイスランド】南部ツアー 氷河見学ソゥルヘイマヨークトゥル

2023年(令和5年)8月10日(木)

 

去年娘が旅行したアイスランドを訪ねる夏の旅。前回は南部クラシック観光ツアーで立ち寄ったVik村でのランチの話を書きました。

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ランチは14時ごろから1時間ほどだったので、次の目的地に到着したのは既に15時半。日没が22時という夏ならではのスケジュールかもしれません。

 

Sólheimajökull(ソゥルヘイマヨークトゥル)に到着しました。jökullとはアイスランド語で「氷河」のこと。奥にちらりと氷河が見えます。

 

ここからは各自で氷河エリアまで歩いて行っての観光。15-20分ほどの道のりです。

 

こんな晴れ渡った空の下に氷河というのは妙な感じ。まわりの山にも雪がないし、決しては暑くはないけれど、凍えるように寒いわけではないのに氷河があるとは。

 

アイスランドは国土の11%が氷河におおわれていますが、このソゥルヘイマヨークトゥルはその中で4番目の大きさです。※ちなみにこのカタカナは難読なアイスランド語なのでいろんな表記があるのであしからず。

 

ソゥルヘイマヨークトゥルはMýrdalsjökull(ミールダルスヨークトゥル)という大きな氷冠の出口に当たる部分を指しています。氷河の出口はいくつかありますが、幹線道路から近いということで人気のスポットとなっています。

 

氷河ってもっと真っ白のイメージがありましたが、えらい黒いんじゃないかい?

 

案内板には温暖化による氷河の後退や、カトラ火山の話などが描かれています。火山国のアイスランドでは平均して5年に一度どこかで噴火が起きると言われています。

 

ここが最終地点かしら?ロープが張られ、展望スポットとなっています。この氷河は、降灰の後に降った雪がそのまま氷河となり、氷河の中に灰の層が閉じ込められて黒くなっています。何重にもなった黒い筋は過去に起こった火山活動を物語る貴重な役割を果たしています。

 

融けた氷河が川を為しています。

 

多様な形を作り出す氷河ですが、気温が高い夏には少しづつ融けていきます。近年の気温上昇により、夏に氷河の融ける量が冬の積雪量を超えてしまい、氷河の大きさは年々小さくなっています。

 

ロープを越えてさらに下っていく人たちがいるので、私も先へ進んでみました。

 

さらに10分ほど歩いて行くと、これより先は装備がないと危険だという看板があります。でも夏の今は氷河も後退しているためか、まだまだ先まで氷はありません。ただ、雨天時などによっては危険な区域になるようです。

 

ツアーに参加しない限り氷河の上を歩くことはできません。

 

いくつかのグループが氷河ウォークに向けての準備中でした。ソゥルへイマヨークトルでは、これまでにも負傷者や死亡者が出ており、適切な装備や訓練なしに氷河を登ることは禁じられています。

 

ヘルメット、アイゼン、ハーネス、ピッケルなどを装着し、氷上での基本的な歩き方などのレクチャーを受けているところ。ルールに則って歩けば安全なアクティビティで、8歳程度の子どもから参加可能です。

 

氷河の上には、かすかに歩いている人たちが見えます。そう厚みもないように見える氷河ですが、あの人の小ささを見ると思った以上に分厚い層であることがわかります。ツアーに参加すると、大きな割れ目であるクレバスや、ムーランという竪穴など、様々な表情を見ることができるそうです。

 

アイスランドの氷河には真っ白のものや、ブルーに光る氷の洞窟など様々なものがあるので、どんな氷河をチョイスしているツアーなのかもチェックしたほうがいいかなと思いました。地層と同じように、この黒い層が含まれたここに惹かれるならば、これもまた興味深いものですけどね。

 

火山灰のためにブラックサンドビーチと同じく河川の土も黒いです。

 

戻っているときに、ふと下の方に案内板が見えました。なんだろう?注意喚起?

 

ほら、これです。気になる・・・

 

降りてみると、2010年から2019年までの調査の様子で、氷河がどれぐらい後退しているかが記されていました。

 

この調査は地元の小中学生などによって始まり、隣の手書きのボードには2022年は「763m」と書かれていました。

 

悲しいことに、アイスランドの他の氷河がそうであるように、ソゥルヘイマヨークトゥルの氷河も急速に縮小しており、数十年以内に消え去る可能性があるようです。

 

駐車場まで戻ってきました。ツアーの受付はこの建物で行われているようですが、シンプルな造りのためか、人の気配は感じませんでした。当日受付ができるかどうかは不明です。まぁ人口からもわかるとおり、どことも人が少ないからね。

 

再び出発です。ソゥルヘイマヨークトゥルが氷河の出口であることがわかりやすいショット。

 

ソゥルヘイマヨークトゥルの隣にあるEyjafjallajökull(エイヤフィヤトラヨークトゥル)はこれかな?2010年に噴火し世界中の航空界に多大な影響を与えた火山です。その標高1,666mは70万年前から氷冠が覆っており、滅多に噴火することはないのですが、直近の噴火は北東ヨーロッパにまで火山灰をまき散らし、ヨーロッパの空域の大部分が閉鎖され、大混乱を引き起こしました。

 

午前中に観光したスコゥガフォスの滝は、そのエイヤフィヤトラヨークトゥルの南側に位置しています。幹線道路から見えたんですね。左奥に氷河がちらりと見え、この滝が氷河からもたらされた雪融け水であることがわかりやすい景色です。

 

そして、スコゥガフォスの滝から流れる水が川となり、このあたりの牧草地を潤しているのでしょう。それにしてもかっこいい滝だわ~

 

Eyjafjallajökull(エイヤフィアㇳラヨークトゥル)の噴火時は、地元の農家にも多大な被害をもたらしました。氷河湖決壊洪水によって冠水し避難を余儀なくされたり、至るところに火山灰が降りかかって家の屋根には数インチもの火山灰が積もり、酷いときにはその重みで屋根が陥没したそうです。また、火山灰に含まれた高フッ素化合物は家畜の毒にもなるので、家畜はすべて建物の中に退避させられ、出荷にも影響を与えました。

 

それでも氷河は融けなかったと記録されているので、いかに温暖化が地球にダメージを与えていることかということですね。隣にはカトラ火山も眠っており、この火山が噴火したときにはさらに大規模な被害が予想されるそうです。

【アイスランド】南部ツアー Vik村でランチ~牧歌的な風景

2023年(令和5年)8月10日(木)

 

去年娘が旅行したアイスランドを訪ねる夏の旅。前回は南部クラシック観光ツアーの2番目のスポット、立っていられないほどの突風が襲い掛かってくるブラックサンドビーチをご紹介しました。

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Reynisfjara Black Sand Beachから山(丘?)をぐるりと回って昼食ポイントとなるVik村(ヴィーク)に進みます。

 

時刻は間もなく14時。1時間ほど休憩時間がありますが、残念ながらVik村のレストランを探すほどの時間はありません。

 

ふたつあるカフェはどちらも満員。

 

私はスープに釣られて、こちらのカフェに陣取りました。

 

ケーキ類も美味しそうでしたが、戻ってからレイキャビクで夕食を食べたかったので我慢。

 

サラミピザ650ISK(750円)

 

トマトスープ2,090ISK(2,330円)

この国のスープは本当にどこで食べても美味しいと思います。スープについていたセサミパンもなかなかいけました。でも高いよね。

 

隣のショッピングエリアに行くと、娘が買ってきた靴下がありました。ここで買ったのかな?

 

これこれ。1,490ISK(1,660円)の値段がついています。

 

レイキャビクでも見かけた塩はアイスランドの定番土産のよう。でも、あちこちで塩を買い集めてしまっているので、今やっとポーランドの岩塩坑で買った塩が終わって、屋久島の塩に移行したところ。まだオーストラリアのもあるし、これが使えるようになるのはいつになるやら。

 

このコースターも定番らしい。フェルトが貼ってあるのが、お土産物の割に優秀なところ。

 

かっこよかった登山靴。ビビッドな赤が印象的。ディスカウントしていたから欲しかったけど、サイズを出してもらうのも面倒でパスしてしまいました。ちょっと残念。SALEWA(サレワ)は1935年ミュンヘンで起業したあとイタリアへ拠点を移したアウトドアブランドです。イタリアンテイストが入った分、ファッショナブル。

 

残りの時間は海岸の散歩に行きましょう。

 

こちらも先ほどと同じブラックサンドビーチです。

 

ざっくりとした南部の地図です。通り過ぎてきたVestmanna諸島(ベストマンナ)が小さく確認できます。さっきまでいたReynisfjara Beachから、歩いてくることも出来そう。

 

Vik村の地図。シンプルな地図からわかるとおり小さな村で300人ほどの人口ですが、南部ツアーの拠点となる場所にあります。vikとは入り江の意味。でも、港がないため漁業は成り立ちません。

 

こちら側は突風は吹きませんでした。ただただ黒い砂浜が広がるだけ。よい漁猟地なのですが、この黒い砂のために港が造れないのだそうです。

 

右手の沖に見える奇岩は妖精トロールになぞらえられた岩。Reynisfjara Beachからぐるりと反対側に回ってきたことがわかります。

 

この村のシンボルは、丘に建つ教会。そして農業コミュニティー、学校、健康施設、郵便局、スーパーマーケット、ガソリンスタンド、銀行が揃っています。小さい村だけれど、アイスランド南部の観光拠点としてかなりの観光客が通過していくので、賑わっていました。

 

Vik村を後にして、ここからはレイキャビクに戻りながらの観光となります。

 

牧歌的な風景。アイスランドでいう農業は放牧や牧草栽培ですが、その特徴がよく見られる地域です。特にアイスランド人はラム肉が好きで、羊の多くは食用になります。アイスランド全体で、冬には45万頭、夏には100万頭の羊がいます。

 

アイスランドの羊は中世にヴァイキングたちによって持ち込まれて以来、他の品種と交配されていない純血種で、この羊の輸出は禁じられ、また違う品種の羊の輸入も禁止されています。

 

農家は初夏の5月頃に羊を牧草地に放ち、夏のあいだ中、自由に過ごします。そして、ハーブ、花、ベリー系や苔などを食べ、アイスランドの豊かで美味しい水を飲んで育ちます。スコゥガフォスの滝にもその姿が認められましたね。

 

むむ?あれは?相変わらずどこにも木のない丘陵のような景色が続いていますが、向こうに白く雪を頂いたような山が見えてきました。

 

氷河です。中でもこれから行くSólheimajökull(ソゥルヘイマヨークトル)は、アイスランドを囲む環状道路の近くにあるのでアクセスが容易。

 

氷河ウォークを体験したい場合は、ツアーに組み込まれていたり、オプションで選択しできるものもありました。

 

こんなふうに氷河が見られるなんて。飛行機から眺めた氷河のひとつに向かいます。

 

小さな島国と思っていたアイスランド雄大な景色。そりゃ、何もなければこうなるよね。それでもエネルギー資源を活用し、少ない自国の強みをうまく活かしているところは、同じ島国の小国として見倣うべき姿勢ですね。

 

【アイスランド】南部ツアー 立っているのがやっと!危険なブラックサンドビーチ

2023年(令和5年)8月10日(木)

 

去年娘が旅行したアイスランドを訪ねる夏の旅。前回は南部クラシック観光ツアーの最初のスポット、スコゥガフォスの滝をご紹介しました。

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スコゥガフォスの滝を後にして、次に目指すは海岸です。

 

風の強い海岸で降車。後ろに見える黒い建物がカフェです。

 

中では、食事のほかベーグルサンドやケーキなどがありました。

 

もちろん、飲み物も豊富に揃っています。

 

中は満員で食事をするにも座席がないのですが、それでも行列しているのには訳がありました。

 

到着したここはReynisfjara Black Sanc Beach(レイニスフォラ ブラック サンド ビーチ)です。

 

この海岸にまつわる話がいろいろと書かれていますが、読んでいる場合ではありませんでした。

 

なにやら危険な注意書きがありますが、読む前に何が起こるか身を持って体験しました。

 

時折、猛烈な突風が吹くのです。その凄まじさはこの看板があってもなんの防護にもならず、まさに立っていられないほどの強風で、風のみならず砂も叩きつけてくるのです。

 

このときは黄色のランプが灯っていました。先の看板によると、この場合は洞窟エリアまでしか行ってはいけないということになっています。

 

早速行ってみましょう。左に見えるのが洞窟です。

 

こんなに青空が広がっている瞬間もあるのですが、全体的には曇天で雨もぱらつくような天候でした。

 

洞窟にいる人たちはのんびりとスマホで撮影中。でも、雲がかかってきていて、天気の移り変わりが早いことがわかるかと思います。

 

洞窟の右手には石柱が並んでいます。この石柱を見ると、ハットルグリムス教会の姿を思い起こされます。そう、この特徴的な石柱をイメージして設計されているのです。

 

この石柱は六角形の形をしていますが、火山岩がゆっくりと冷やされて固まることで形成されるそうです。

 

思い思いに石柱に乗ってのんびり撮影。でも、ほとんどの人が突風に備えてフードを被っています。突風は前触れなしなので、いつ何時襲いかかってくるかわかりません。 

 

もう少し先へ進んでみましょう。黄色のランプが灯っているので、洞窟の向こうまでしか行ってはいけません。海岸沿いでは、不意に押し寄せる高波に観光客が犠牲になることも珍しくないそうです。

 

海の中に奇岩が見えてきました。北欧でよく出てくる妖精トロールです。

 

この地に言い伝えがあります。ここに住んでいたトロールたちは、岸まで大きな船を引きずり、歩いて渡っていたそうです。彼らは夜行性だったため、夜しか活動できません。もし太陽の光を浴びてしまうと直ちに岩になってしまうのでした。ある日、不幸なことにそうして船を運んでいる途中で太陽が昇り、彼らは岩になってしまったというお話です。

 

さあ、引き返します。こうして歩いているあいだにも、何度も突風が吹いてきて、何度も歩けなくなりました。ガイド氏が心配して近づいてきてくれたことには、歩くコツは海岸に背を向けて後ろ向きに歩くこと。そうすると砂が顔に当たるのも避けられます。

 

その名のとおり、ブラックサンドビーチは黒い砂の海岸。カフェに溢れんばかりの人が集まっていたは、きっと風を避けるためだったと思います。

 

容赦なく吹きつける風と砂の怖さは体験しないとわからないかもしれません。せいぜい10秒程度だけれど台風のさなかに放り出されている、そんな感じでした。

 

青空も顔を出すのに攻撃的になるブラックサンドビーチを後にして、まだまだツアーは続きます。

 

【アイスランド】南部ツアー ダブルレインボーの架かるスコゥガフォスの滝

2023年(令和5年)8月10日(木)

 

去年娘が旅行したアイスランドを訪ねる夏の旅。前回はレイキャビクで宿泊したSAND HOTELの朝食の話を書きました。

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いよいよアイスランド南部クラシック観光ツアーの始まりです。娘は遠くの氷河湖まで行っているのですが、それは英語ツアーしかありませんでした。そこで、娘が送信してくれたふたつの主な滝が見られ、日本語オーディオガイドのついているツアーを選択しました。

ツアー開始です。アイスランドのだいたいこんな感じです。森林は国土の1.5%しかありません。9世紀に入植が始まったころは30%ほどを占めていたそうですが、家を建てるために木を伐り、木を切って暖を取り、炭を燃やして鉄を造り、使い果たしてしまったそうです。

 

苔で覆われた大地の上に温水を運ぶ配管は張り巡らされているのが見えます。溶岩は多孔質であるがゆえに、雨水を吸収し地面へ通します。長く乾燥が続いたあとでも育つ植物は数百年もの年月をかけて育つ苔しかありません。ほんの少し覆われているように見える苔でもはるか昔から育ってきた苔なのです。だからブルーラグーンでも苔を踏まないようにと注意書きがあったのですね。

 

もともと私はアイスランドの大地はこんなイメージでした。牛や馬が放牧されていたり、広大な耕作地があったり。でもそういう場所はそう多くありません。火山灰に覆われ、年中強風の吹く大地で耕作できる土地は限られているし、ましてや森林の復活はとても困難なのです。自然エネルギーの活用をしているアイスランドですが、この200年間での環境汚染問題は深刻な状況だそうです。一刻も早くこの状況を食い止めるため、植林活動に熱心に取り組んでいます。

 

川を渡り人口7,000人ほどが住むSelfoss(セルフォス)の町に入ります。アメリカ人天才チェスプレーヤー、Bobby Fischer(ボビー・フィッシャー 1943-2008)をご存じの方はいらっしゃるでしょうか。彼は冷戦下にロシア人プレーヤーに勝利して、アメリカ史上初のチェスの世界チャンピオンになりました。しかし、政治的に問題発言や問題行動があり、アメリカ国籍を剝奪されています。その彼が世界各国で10年に渡る隠遁生活のあと、国籍確保の人道支援に働いた国のひとつがアイスランドで、生涯を閉じたのがSelfossなのだそうです。このあたりで雨が降ってきました。

 

アイスランドの大きな町はほとんどの場合海辺に面しており、たいてい漁業が行われていますが、Selfossアイスランドの中でもっとも肥沃な土地のため、大きな農業生産のサービスセンターがあります。

 

この地域はアイスランドで畜産がもっとも盛んな地域で、農業の中でとても大切な分野となっています。ただ、夏の短いアイスランドでの農業はほとんどの植物が成長するには時間が足りず、家畜を育てるほかは牧草づくりに精を出しています。

 

この地域が本格的に発展をし始めたのは、川の上にちゃんとした橋が架かった20世紀以降のことだそうです。氷河期は海底だった場所で栄養素やミネラルも豊富なのに、気候だけがネックなのが困りもの。でも、アイスランドの冬の気温はメキシコ暖流のおかげでそこまで寒くありません。

 

2時間走ったところで、Hvolsvöllur(クヴォルスヴォットゥルル)に到着。トイレ休憩のほか軽食を購入して、目的地へ向けて再出発です。

 

ところで、アイスランド人の起源の説明がありました。アイスランドは870-930年頃に、ノルウェー人とアイルランド人が入植してきたと言われています。最近の研究によるとノルウェー人:アイルランド人= 8:2、性別で見ると女性が 4:6 なので、合わせると6:4です。彼らは、牛・羊・馬・豚・山羊・犬・猫なども連れて入植してきており、アイスランドに元から住む動物は北極ギツネぐらいだそうです。

 

少し走ると川の河口に差し掛かりました。黒い土に驚き。向こうに見えるのは沖合に浮かぶVestmanna(ヴェストマンナ)諸島です。16.3㎢という面積に対して4,200人ほど住んでいるので、案外人口が多めかなと思います。

 

さて。第一の目的地に到着しました。Skógafoss(スコゥガフォス)の滝です。foss=滝なので、スコゥガ滝の方が正しいかもしれませんが、まぁいいや。爆音が聞こえテンションが上がります。晴れているのも嬉しい。アイスランドは天候が変わりやすく、雨であっても10分待てと言われるほどだそうです。

 

多くの人がダウンジャケットを着ているのがわかるでしょうか。バスの中では下も防寒パンツを履き足しているご夫婦もいたほどだったので、薄いダウンとジャケットだった私たちはちょっと焦ったのですが、そこまでは寒くなかったです。

 

とはいえ短パンの人もいますが、頭はしっかりフードを被っているので、これでは寒かったはず。そんな気温でした。

 

落差65mの滝。大迫力です。切り立つ断崖から流れ落ちる滝ですが、かつてこのあたりまで海だったそうです。

 

スマホ片手に滝ではなく、左手を撮る人たちが多数。

 

ええ、これです。ダブルレインボー。幸運が舞い込んでくると言いますよね。どうぞそうでありますように。

 

そしてその上を見ると、切り立つ岸壁の上に羊!!!白い小さい姿が見えるでしょうか。

 

滝を見たあとは、皆が右側へ歩いて行きます。

 

上へ上がると展望台があり、そこから滝の姿を見ることができるのです。50分ほどの自由時間ですが、間に合うかちょっと自信がありません。でも、行かなくちゃね!

 

ほら。展望台はあんな場所にあるんです。滝が間近で見られる。

 

さぁ、スタートです。上へ上がる道は階段がありよく整備されていました。

 

それでもずっと続く階段を上っていると身体も温まり、Tシャツ姿になっている人もいました。

 

階段の途中で滝の方を見ると、あんな位置に虹が見える!見る場所が違うと虹も違うところに見えるのね。

 

振り返ると駐車場、そしてその向こうは海です。

 

左側にはぽっかり山があります。娘はアイスランドの印象を壮大だったと言っていましたが、小さな国だからいまひとつイメージが湧きませんでした。でも、まさに壮大な風景。

 

展望台まで上がってきました。多くの人が上っていると思っていましたが、案外混雑していません。

 

そして、足元に虹が見えます。澄んだ空気と滝と。これ以上のコンディションはないというスコゥガフォスの滝。テレビCMや映画でもよくここは使われるそうです。

 

地元の言い伝えによると、この滝の後ろには黄金で満たされた宝箱があるそうです。昔3人の兄弟がその宝箱を見つけ、取っ手を見つけて握り協力して引っ張ると、その取っ手だけが外れてしまったそうです。そしてその取っ手が、この近くの民族博物館に展示されているそうな。

 

上から見てもダブルレインボー。ブラボー!大満足です。

 

滝の落ちる手前まで、もう少しだけ進みましょう。

 

ナイアガラの滝でも思ったことですが、上から見るとさほど迫力があるようには見えないんですよね。防護柵もロープを少し張っているだけで簡易です。

 

これでスコゥガフォスの滝の見学はおしまい。でも、何度も何度も振り返って堪能しました。

 

アイスランドの山は、こうしてまったく木がありません。どこへいってもせいぜい牧草地程度の緑があるだけ。

 

下では馬が放牧されていました。そういえば娘は馬とも写真を撮っていたな。

 

スコゥガフォスの滝を離れ、次の地を目指して出発です。

 

驚くほど何もない大地が続くアイスランド雄大な風景に心奪われます。

【アイスランド】レイキャビク「SAND HOTEL」滞在記-朝食編

2023年(令和5年)8月10日(木)

 

去年娘が旅行したアイスランドを訪ねる夏の旅。前回は早朝レイキャビクの街を散策し、東西冷戦終結の舞台となったホフディ・ハウスの話を書きました。

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散歩を終えホテルへ戻っていると、SAND HOTELの壁面に燃えがあることに気づきました。鯨の胴体部分に家が建てられているように見える絵で、#ウクライナハッシュタグが描かれています。胴体部分はウクライナの形に似ているかも。

 

真ん中の扉を挟んで、右がホテルのレストラン、左がベーカリーです。

 

ベーカリーもとても素敵で、時間があったらここでランチも食べたかったぐらいです。せめて覗いてみればよかった。ツアーのことばかり考えていたので、レイキャビクでの過ごし方は無頓着だったという気がします。

 

海外では朝食で必ずパンを食べるし、ベーカリーというのはなかなか目がいかないのですが、ご覧のとおりとても魅力的なお店でした。せっかく同じ敷地内だったのにね。

 

朝食開始時刻の7時が近づいてきました。ツアーのお迎えは8時半なので、この日はまだ余裕がありましたが、翌日は7時半だったので、いかに素早く食べるかも考えていました。

正面に据えられているのはパンじゃないよ、ここでの主役だからこの配置かな、スモークサーモン。分けて積まれていましたが味に違いは感じませんでした。

 

このパンは隣で焼いたものかなぁと思いながらいただきました。チーズも各種揃っています。

 

野菜も取り敢えず揃っています。こんなところにホイップバターがあったとは気づいていませんでした。

 

ビーツの赤も気になるけど、外せないのはニシンのマリネ。北欧でよく見かけます。エストニアのホテルでも、画像は残っていませんがノルウェーのベルゲンでもいただきました。ただ今回、2日目に食べたニシンは明らかに古くておいしくありませんでした。足が早いので、1日違えばかなり味が落ちるのだと思います。

 

シリアルもたっぷり。上の棚にはスムージーなども載っていたのですが、とても狭い場所にぐるりと置かれているので撮れませんでした。

 

牛乳もオーツミルク、豆乳、乳糖なしの牛乳など豊富。乳糖なしだと牛乳を飲んでお腹を壊すというのがないらしい。

 

で、私がのチョイスがこちら。スモークサーモン、二審のマリネ、チーズ、ツナサラダ、ハム、そしてパン2種類です。他にヨーグルトを食べたように思います。

 

徒歩5分ほどのバス停でツアーバスに乗るためのミニバスを待ちます。この日のツアー客がどのホテルに泊まっているか毎度違うので、8時半を指定されていますが、最大20分ほど遅れることもあるというなんとも不安な待ち合わせ。

 

目の前に見える道路を右へ800mほど行くと、朝散歩したホフディ・ハウスに行けます。徒歩で10分ほど。車であれば3分という距離。

 

それよりまだ先に行くとフェリーターミナルがあります。停泊中のフェリーが見えますが、フェロー諸島を経てデンマークへ行く便のよう。あと、ホエールウォッチングや冬季であれば船上オーロラツアーなどのツアーも一部ここから出ているようです。

 

その他ツアーは左へ進んだ先にまた別の港があり、そこから多くのボートが出ていっているのを翌日見ています。

 

大きな建物が見えますがHarpa Concert Hall。後日ANAの機内誌で、かつて坂本龍一がここでコンサートをしたときに見に行ったという大宮エリーのエッセイに遭遇しました。そうなの、私たちが旅行した直後に、その地が取り上げられるということがよくあります。 このエッセイの中に、アイスランドの電力源はすべて自然エネルギーで、供給率は120%。余剰は輸出しているという市長との談話が載っていました。しかもその技術は日本の企業の技術を利用しているんだって。アイスランドと日本は地形も似おり、日本でも同様に自然エネルギーの活用はもっと可能だということでした。

 

ミニバスの到着は8:37。思いの外、待たされずに済みました。旅先でバスが来ないとハラハラするもんね。

 

ここからバスターミナルに行き、大型バスに乗り換えてツアー開始です。このミニバス付にするには1,700円ほど余分にかかるのでローカルバスを使って自力で行こうかと思ったのですが、諦めておいて正解でした。なんといってもどこもかしこもあっさりした街並みで、遠目に見て「あれがバスターミナルだ!」とはわからないからです。

次回からは、アイスランド南部を回るクラシックツアーです。