ミルフォードサウンドの予約をしたのは、日本出発の前日。豪雨地帯で雨の確率が非常に高いので、直前まで迷っていました。
それでも、世界遺産の近郊にいながら足を運ばない手はないと思い、ようやく出発前日になってMilford Sound Select のバスツアーに決めました。
156NZD(日本円14,660円)。
昼食の調達に失敗したら怖いので、ピクニックランチ付です。
何時に集合するかがわかれば何とかなるだろうと思いつつもヒヤヒヤ。
実は、予約段階から確認したいことがありました。ピックアップ場所はホテルになっていましたが、書かれている通りの名前が違ったのです。ホテルの前の通りはBrunswick St.、ピックアップ場所はその通りと並行しているThompson St. 。
普通に考えれば、ホテルの前で待っていればいいはずですが、もしかするとそこまで行っておくべきか、行ったとしてどこで待つべきか。
フロントで予約票を見せ、どちらの通りか聞いてみましたが、ホテルの前でいいだろうとの返事・・・「だろう」って。(「maybe」という単語が入っていたと記憶しています)
しかもこの日、10分経ってもバスは来ません。一緒に待っていた人たちがいたので安心していましたが、その人たちはやがて違うバスが迎えに来て行ってしまいました。ドライバーに聞こうと思ったら、乗った人に「different」と厳しく言われてしまい(涙
フロントに聞いてもらおうかとホテルに戻ったとき、やっと到着したのでした。
しかも「急げ!」だって。
それでも比較的早めに迎えに来てもらっていたらしい私たち。次々乗り込んでくる人たちの中には一人旅の人もいました。予約確認票と予約票とを間違って提示して、降りるように言われていた人もいました。やっと見つけて事なきを得たものの、焦ってただろうなぁ・・・
こうして出発したミルフォードサウンドへの道。
テ・アナウの街を過ぎ、最初に降りた場所はMirror Lakes。
これの何が「鏡」なんだろうか?
「湖」というより「沼」さほど水がきれいとも思えません。
でも、すぐ後に到着した日本人ツアーのガイドさんが興奮して説明していました。
この文字がきれいに湖面に映るのは珍しいんですよ!
私も3度目で初めてです!
ふ~む。そういうものなのか。
さらに進んでいくと、氷河が見えたり一車線で交互に行きかうトンネルをくぐったりしながら、The Chasmに到着。あとで調べると、割れ目とか、深い淵という意味でした。
とはいえ、どこに着いたかは実は私にはわかっていません。出発時刻も言われなかったので、誰かを見失わないようについていくのみ!
こんな道を通って・・・
到着したのがここ。
川の水が、まさに割れ目を通って、深い淵に落ちていく、そんな感じですね。
なかなかの迫力でした。
さて、そうこうしているうちにミルフォードサウンドに到着。
クルーズ船はリアルジャーニー社のものに乗船。
私たちはランチボックスを頼んでいたのですが、いつもらうんだろうなぁと思いながら並んでいました。だって、誰か知った顔の人に必死でついて行かないと、どこに座るかさえ分からないんだから。
乗船のために並んでいると、運転手さん兼ガイドさんが追っかけてきました。
どうやら、ランチボックス引換券らしい。
あらま、確かに乗船券とともに2枚そんなものを持って説明していました。
でも、まさか私たち以外、誰も頼んでいないとは思っていなかったので、それをもらっておかないといけないとは気づいていませんでした。ありがとう~
だけど、馬鹿にしてくれちゃあいけません。
クルーズ船内で気づいたんです。
私たちのツアーで、やっぱり英語がわからなくて困っている人たちがいることを!
ひとりは、バスに乗るときにすでに困っていた韓国人と思しき女の子。
もうひとりは、白人の若い男の子。
どうやら、いつも私たちを目印に行動しているんです。
どこに座るんだ?どうして私たちだけ食事をもらってるんだ?どこへ行けば帰れるんだ?と、いちいち目で追っていることを発見。いやいや、違う人を見ていたほうがいいって。
船内アナウンスは、その日のリアルジャーニー社のツアーによって、連れてきているガイドさんも同乗し、順番にアナウンスするようでした。英語と中国語と日本語、もうひとつスペイン語か何かあったような気がします。
ミルフォードサウンドが珍しいのは、海と山とが融合している景色なのだそうです。
岩には土がないのに樹が生え、やがて自分の重みに耐えかねて倒木していまいます。
天気は曇天でしたが、それでも雨でないのは珍しいそう。
逆に、それだけ雨が多いので、土がなくても樹が生えるんでしょう。
きれいに撮れませんでしたが、アザラシもいました。
スターリング滝では全員がしぶきを浴びる近さまで船が寄せられていきました。