英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【イタリア】初めてのヨーロッパを個人手配で!

 
年末の旅行を個人手配でしようと思い立ったのは、その年の9月末。ツアーの場合、何時に出発するか何時に到着するかとても幅があるし、トランジットの所要時間も不明ですなので、下手をすると出発日と到着日で2日間も無駄にすることにさえなります。
 
近づくその年の年末年始は9連休でした。目一杯使えば、ヨーロッパにも行けるかもしれない、そう思うとじっとはしていられません。
 
行先は、すぐに決まりました。
イタリア人かというぐらいイタリアン好きなので、全員一致でイタリア。寒くて日は短いけれど、ヨーロッパに行けるのなら!しかもイタリアへ行けるなら!
 
訪問都市は非常に迷いました。
ゆっくり2都市を回ることになりましたが、候補はローマ、ミラノ、フィレンツェベネチア。でも、その国の一番の観光地を外すのが私なので、ツアーなら必ず入るローマをまず外しました。
どうしても行きたいのは、ベネチア。ファッションに興味はないし、ミラノを外しフィレンツェ選びました。
 
このときは、海外航空券もホテルもH.I.Sで予約しました。
フィレンツェinでベネチアoutのストップオーバー。でも、フィレンツェからベネチアの移動については、ユーロスターで行けるということ以外、なにも調べていませんでした。
 
初めてのヨーロッパは、さすがに歴史の街でした。建造物の重厚さは、やはりカナダとは違います。あぁ、ヨーロッパなのだ・・・!直立に立つ壁、狭い路地。

f:id:fuwari-x:20190814102307j:plain

 

それこそ川の流れにも心を奪われ、歩くだけで感動していました。

 
オレンジの屋根のドゥオモに登り・・・

f:id:fuwari-x:20190814102312j:plain

 
ドゥオモの中はこんな階段をじゃんじゃん上ったのが面白かったです。まさにドームの上を歩いている感じ。

f:id:fuwari-x:20190814102318j:plain

 

早朝には市場へ行きました。

f:id:fuwari-x:20190814102323j:plain

f:id:fuwari-x:20190814102328j:plain

 

思ったより寒くはなく、イタリアンも満喫しました

 
3日目は地球の歩き方に載っていたシエナへ行きました。バスで1時間半揺られて着いたシエナは本当に美しい街で、無計画な行き当たりばったりのフィレンツェでの滞在が多いに潤いました。

f:id:fuwari-x:20190814102333j:plain

 
たまたま入ったレストランも素敵で、ジビエ料理をおいしくいただきました。

f:id:fuwari-x:20190814102340j:plain

f:id:fuwari-x:20190814102349j:plain

 

4日目にはピサの斜塔へ行くことにしました。初の列車!確か・・・券売機で切符が買えたように思います。でも、行きの電車の中で、車掌さんに注意を受けました。

ヨーロッパで電車に乗る場合、改札がないことが多いのですが、
 
切符を使用済みにするために、
自分でホームにある機械にタッチ
 
しておかなければならないのです。それを知らずに乗車してしまっていたのですが、知らなくても罰金を受けることも多いそうです。
 
ピサの斜塔近辺は、リが多いということで警戒し、怪しい人を見つけたら合図しようということになりました。日本人観光客も多いのでスリと言えば気づいてしまうかもしれないので、
 
スリらしき人を見つけたら「メロン」と呼ぶ
 
ことにしました。この笑える隠語は今でも使っています。
 
ピサの斜塔はなんということはないただの斜塔とも言えます。でも、百聞は一見にしかず。登るにはチケット予約で1時間ほど待ちましたが、傾いた塔の中をぐるぐる降りる。とても心に残りました。

f:id:fuwari-x:20190814102354j:plain

 
行きの電車は、まだ早かったせいかガラガラだったのに帰りは超満員で、1時間デッキに立って戻る羽目になりました。
 
翌日が、ベネチアへの移動の日でした。
ピサへと同じく券売機で買えると思っていたら、窓口で購入するしかありませんでした。しかも長蛇の列。予定していた出発時刻まで20分ほど。娘が購入し終わったのは出発間際で走って乗りましたが、これを逃すと1時間以上待たなければならなかったはずです。ただ、2等は売切れで娘は1等を購入していました。
 
交通費嫌いの私が、7,000円!!!
 
でも、事前予約などこのときは想像だにしていませんでした。
 
 ベネチアは、再訪したいぐらい大好きな街です。季節柄もあってさらに陰鬱な感じはあったのですが、人が行き交うのも困難なほどの狭い狭い路地。
f:id:fuwari-x:20190814102406j:plain

f:id:fuwari-x:20190814102400j:plain

 

多くの観光客で賑わっていたサン・マルコ寺院

 

人が多くて上るのを諦めたサン・マルコ時計塔。

 

初めてのヨーロッパは戦々恐々でしたが、ひとり彷徨ってコートを買ったっけ。

f:id:fuwari-x:20190814102411j:plain

 
ドゥカーレ宮殿から監獄へ通じる橋は囚人がため息をついたことから、ためいき橋と呼ばれているんだったっけな。

 
今思えば、カラフルな建物の立ち並ぶブラーノ島など、行っておきたいところがいっぱいありました。(2019年12月にベネチアを再訪、ムラーノ島ブラーノ島へも出掛けています)
魚介類は本当に美味しく、2日続けて同じレストランへ行ったほどです。残念ながら閉店時間で2度目は入れませんでしたけど。
 
市場も露店をしっかりチェック。 


初ヨーロッパには本当に魅せられました。
お盆休みにも必ず来ようと心に誓いました。