今回の旅行でもいくつかのハプニングがありました。
レンヌで降り損ねるところだったり、ベルサイユ宮殿の帰りは突然の振替輸送に遭遇したり。
そして・・・最後にもありました。
普段の私だと、空港まではバスよりも電車移動を好みます。
でも、パリ北駅の治安が悪いと聞いていたことと、そこまでメトロで移動してから電車に乗るとバスより割高ということで、今回はバスでの移動と決めていました。
オペラ座観光のときに、カードでチケットが買えることも確認済み。
同行者は夜便なので荷物も持たなくていいし、楽々帰れる予定でした。
ところが、その券売機がどうしてもカードを受け付けてくれません。
VISAの表記はあるのですが、どうしてもダメでした。
バルセロナの電車で経験したときのように、フランス国内のクレジットカードしかダメだったのでしょうか?
そうとは思えないのですが、原因は不明です。
エラーメッセージはこれ。
帰国するだけだった私は、現金はすべて娘に渡し、1ユーロも持っていませんでした。結局、見送りに来てくれた娘がホテルへ戻ってくれましたが、最後の最後にこれ。
どっと疲れました。
やっと乗れたバス。空港への道はすいていましたが、駐車場待ちが多かったのかそこから結構かかりました。
空港内もチェックインカウンターは長蛇の列でしたが、私は荷物もないのでセルフチェックインで済ませました。
急いで空港内の探索へ。
実は、STAUBを空港で買えるのではないかとひそかに期待していました。
狙っていたのは、スープパン。
日本限定品かもしれませんが、深さに惹かれていました。
何度も百貨店に通っては眺めていましたが2万円超、パリで安価に出会えたらと熱望してい一品です。
でも、シャルル・ド・ゴール空港では、これに限らずほしいものは何もありませんでした。
飛行機は30分ほど搭乗が遅れました。
通路側の席を予約時に確保していましたが、隣も女性一人。
明るくてご迷惑になるかと思いつつ、ひたすら映画を観ていました。
それと、その人がいつでもトイレに立てるように気にもしていました。
本格的に寝てしまうと、起こしづらくて困るのではないかと・・・
飲み物が配られてくると、その人はフランス語ペラペラ。
それもなんだか心地よい発音で、なるほどフランス語は美しいと感じました。
同じ1人で乗っていても私とのこの違い。
ほどなくして話しかけられてきたその人は、パリと日本でブーランジュリーを展開しているメゾン・ランドゥメンヌの方でした。
一時期パン教室にも通っていたし、パン屋でアルバイトしていたこともありますが、まーったく才能がないというか、勘が悪いことに嫌気がさし、そこからパンに対するアンテナも閉ざしたままでした。
そのブーランジュリーを知らなかったのでパンの話題はできませんでしたが、本当に多くの国を旅行していて、その話を多く聞くことができました。
つくづく言葉ができると不自由なく廻れるのだなぁと羨望。
次の旅行のヒントもたくさん頂戴しました。
さて。これでパリ旅行も終わりです。
あとはお土産編です。
パリの百貨店でチーズを買いました。いや、買ったつもりでした。
外側はこんな感じで、チーズと思い込んでいました。
で、ホテルに戻ってからパンにつけて食べた娘がひとこと。
これ、チーズじゃない~
そこに並んでいたものは、すべてチーズと思っていたのに、すべてバターだったようです。


パリは真夏。日本も真夏。しかもディスカウントされていたそのバター、持って帰ることはできないと思っていました。
でも、考えてみると飛行機の貨物室は非常に温度が低いし、持って帰ることにするか。
このとき、シュレッドチーズも買ったのですが、こちらは細かすぎて、冷凍庫に入れると固まってしまってほぐすのが大変。
それに引き替えこのバター、家ではよつ葉バターの有塩か無塩かを使うのですが、日本のバターとは違うパンチがあるのです。
普通にトーストに塗ってから焼くと、それだけで高級なパンになる感じ。
もうほとんど残っていませんが、価格もこんなに安くて思わぬ大ヒットでした。
年末年始のイタリア旅行ではオリーブオイルを目論んでいましたが、バターも買ってみてもいいかも。
ほかに、ゲランドの塩も買いました。