娘は、友だちとタピオカミルクティの美味しいカフェへ行くと言っていました。
暑いこの日。私たちも飲んでみたい。
娘と別れてすぐにチャンスは訪れました。
ファーストフードのお茶屋さん。
並んでいる人たちの持っているのは、多くがタピオカ入りの飲み物。
写真を見て、これだろうと見当をつけ注文。
番号順に呼ばれていくのはここでも同じでした。
ストローは太く、タピオカも吸い上げられます。
腹持ちもまずまず。すっかり気分よく油化街へ向かいました。
油化街は、乾物などの問屋街。
初日に行った寧夏夜市の少し東側になります。
ドライフルーツ、ナッツや乾物、時には漢方薬のにおいもしてきます。
カラスミもそうですが、干し貝柱もほしい。
ごぼうをスライスして干したものなども売っていました。
途中、なんとなく地元の人たち相手のような店で干し貝柱を見つけ、つい買ってしまいました。向こうの単位は「1斤=600g」なのですが、その半分で1,400元(約5,131)。
これって安いのか?高いのか? まだレートがなじんでいません。しかも北海道産が高級品として位置づけられており、なぜここで北海道産をわざわざ?と思いつつ、ふんだんに使えることににんまり。
ところが、はたと気づいたことに、現金をここでほぼ使い果たしてしまいました。
カラスミはまだなのに~
翌日には帰国するのにいくら出すのか?
大半は娘に渡したので、中途半端に出したくありません。
結局、一度寄ったカード払いができそうな店へ戻り訪ねてみました。
OKだったので、まずまずの大きさのものを1,300円ほどで買いました。
娘に落ち合う前に少し時間があったので、荷物を置きに戻ることにしました。
このあとの予定は「士林夜市」へ行って夕食。
そして、足裏マッサージと整体を考えていました。
足裏マッサージは中山駅周辺で考えていましたが、ホテルへ戻る途中で2軒見つかりました。リラックスしに来るんだから近くてもいいんじゃないか?という話になりました。あとは、どちらにするか娘に決めてもらえばいいだけ。
でも、娘はタピオカミルクティだけではなく食事もしたので、少ししかいらないと。
そうでなくともパイナップルと、ケーキがホテルで待ち構えています。
地下のフードコートで少しだけ食べることにしました。
娘の友だちのおススメは牡蠣のオムレツ。
同行者は、きのう食べられなかったビーフンが食べたいと言いました。
流行っている店で席が美味しいはず。でも、席の片付けはバケツを持って残飯を入れ、残飯をさらった布巾でテーブルを拭くだけ。普段だったら絶対にパスというところですが、仕方がありません。
ビーフンは具がレタスのみでしたが、それがちょうどいい感じで美味しかったです。
でも、それだけ食べて、さっさと戻ることにしました。
マッサージに気持ちがすっかり傾いていたのです。
マッサージ屋さんは障碍者の雇用確保のための職業で、台湾ではぼったくりというのはないと思うというのが、娘の友だちの見解でした。
ならば安心。
ところで、士林市場で思い出したことがありました。
10年前の台湾で、相棒と私だけが繰り出した夜市でみんなとはぐれました。子どもたちは彼らと一緒にいたので、帰るのが適当だろうと先に戻ったのですが、その場所が、たぶん、ここだったと。
子どもたちは彼らとここで初めて吉野家へ入って、牛丼を食べたと言っていました。
もし士林市場に吉野家があったとしたら、間違いありませんね。
最寄駅へ戻りマッサージ店を覗きました。
1軒目はきれいな店ではありましたが、暇に任せて全員がだらけており、パス。
もう1軒は古めかしいものの、施術の手を止めて出てきてくれた人が好印象。
あとで来ると伝えてホテルへ戻りました。
これで娘の現金と併せて不足額もわかったし、最後のキャッシングをしに行きました。
私は一番手で足裏マッサージ30分と全身整体60分で1,350元(約5,000円)。
足湯に使ってふと前を見ると、地球の歩き方にも紹介されている「隠れた名店」。
なんとなく、得した気分。
揉み解すことで治癒はないと言う整体師にも出会いましたが、決して侮れません。
台湾の最後の夜、それはそれは至福の時間となりました。
痛みの変化はありませんが、まさしくプロの仕事でした。
さて、戻って食べたケーキはこれ。
チーズケーキとチョコロールケーキ。
イチゴパイとライチのケーキ。
ちょっとパサパサした感じで、あんまりおいしくなかったんです。
これで500円以上というのは正直がっかりでした。
ま、感じの良かった店員さんにお支払ってとこでしたね。
それと・・・大爆笑したのが波平さんの謎。
娘の友だちもやはりこのコンサートへ行ったそうですが、
「波平さん」 ではなく 「奈美恵さん」
おわかりですよね。
おかしいとは思ってたけど、ぷぷぷっ