ほどなくして東門駅へ着きました。
お茶屋さんへすぐに行くにはお腹もすいてきています。
永康街は人の集まる街で、行列している店も多くありました。
私は葱餅というのを食べたかったのですが、うまく出会えずにいました。
すると、ここで発見 。
私が食べたのは台湾バジルと卵入り35元(約128円)
ほとんど食べ終わりのときに撮ったのであまりわかりませんが、胡椒餅と違って薄く延ばして具を挟んでたれをかけるという感じ。パリパリもっちりは台湾B級グルメの共通点かも?
これだけでは足りないと、ぶらぶら歩いていると、そういや台湾は刀削麺なるものが有名だと、遠い昔には何度も台湾を訪れていたという相棒が言い出しました。
お湯の上で生地を刀で削って落としてゆがくんだそうです。
そこへふと横を見ると「刀削麺」の文字。
しかもサイズに「小」があるので、早速入りました。
注文用紙に書いて渡し、お箸も自分で消毒済みを取りに行くシステム。
辛みが少なくて、かなりあっさり味でした。
お腹はもういっぱい。お茶屋さんを目指します。
第二次世界大戦前、台北大学の教授のお住まいだったそうです。当時は、日本人。
その後も教授宅として使われていたそうですが、あとは長らく空き家で放置。
すっかり朽ちてきたところを資材を投じて再建された方がいらしたそうです。
庭も素敵ですが、建物もの居心地の良い物でした。
中庭を臨む席へ。
お茶セットを頼みました。一人当たりお湯料としてプラス200元ということで、かなり高いセットでした。そういう飲みかたをしてみたいという娘の希望だったので、このB級グルメ旅では破格の贅沢。
ひとつだけ頼んだお茶請けと併せて1,298元(約4,633円) 。
お茶の入れ方のレクチャーを受けゆったり過ごしました。
でも ・・・お湯呑が小さいので優雅というより忙しいかも。
ところで、台湾で有名なお土産にパイナップルケーキがありますが、どこで試食をしても甘さに欠けるものでした。もともと、私は甘さ控えめが好きなのですが、控えめではなく欠ける感じ。
ところが、娘がお茶請けに頼んだので食べてみると、これはとても美味しかったです。違いは温めていること。なるほど、温めたほうが甘味は増すので、いい方法だと思いました。
駅へ戻る途中のパン屋で、同行者がパイナップルケーキを見つけて入りました。
試食してもやはり甘さに欠けるので出てきたのですが、 その間、私は隣のお土産物屋さん「紅櫻花食品」を眺めていました。 スーツケースを持っていたので外に立っていましたが、試食を配っています。
あとでいただいてみると、ここのパイナップルケーキが美味しい。
調べてみると、このお店はキティちゃんのお店なようでした。
キティちゃんの入ったお菓子を扱っているようですが、まったく気づかず。
でも、そうとわかっていれば入ることもなかったでしょう。出会えたことに感謝。
空港へ向かいました。
娘が行ったというカフェがあったので、タピオカジャスミンティを飲んでから中へ。
この隣の店に美味しそうなものがありました。
月餅の特大版のようなものや、ブランデーケーキ。
中にもあるかもしれないお思って入って失敗。ちょっと心残りです。
帰りのフライトでは「母と暮らせば」を観ました。
あのラストは・・・あらまぁという感じでした。
この先も見ることがないだろうという娘にあらすじを話してみると、その方が、人間の本質を見ているのではないかという意見だったのですが、う~ん。
【完】