バッキンガム宮殿をあとにして、べーカー・ストリートまで地下鉄に乗りました。
マダム・タッソー蝋人形館のある駅です。
降り立ったときには、この蝋人形館のことはすっかり忘れていました。
そもそも映画をそう多く見ないうえに俳優さんの区別がつかないので、見ても面白みに欠けるからすっかり忘れていたのです。
駅からすぐに長蛇の列の建物がありました。
円形のシアターで、なにかミュージカルでもあるのだろうと思っていました。
並んでいる人たちも入口1~6みたいな感じで、分かれて並んでいます。
今、調べてみると、こここそマダム・タッソー蝋人形館だったようです。
近くにはシャーロック・ホームズ博物館もあり、この駅は見どころも多いところだったようですが、私たちは疲労困憊でお腹もすいていました。
前日行った百貨店のあるボンド・ストリートまで南下する予定だったので、めぼしい店がないか見ながら歩いて行きました。
何軒か過ぎたあと、カジュアルなイタリアンの店先で、美味しそうなトマトベースの魚介のリゾットを食べている親子を見つけました。
メニューにSEAFOOD RISOTTOと書いてあるのを見ると、ムール貝が入っています。
きっと食べているのはこれに違いないと、この店に決めました。
チキンシーザーサラダ
これは失敗。サラダとは名ばかりでほとんどチキン。サラダは前にもパリやソレントで失敗しています。
ピザ
魚介のリゾット
え~ リゾット、トマトベースじゃない!何を間違ったんでしょう?
相棒が言うには、リゾットではなく蝶か貝の形のパスタだったのではないかと。
それが心残りではありましたが、ピザはとても美味しかったです。
飲み物はビールとグラスワインをそれぞれ1杯ずつで、£51.55(約7,000円)。
実は今回の旅行中、ハンバーガーのあとお店で食べたのはここだけでした。
部屋でのんびりワインを飲みながら、買ってきたものをちょこっと食べる旅行がすっかり気に入ってしまっていました。歳を重ねると家呑みが幸せになる原理と同じですね。
店を出て、街歩きを楽しみました。この界隈は落ち着いた雰囲気で、とても良かったです。特に買いたいものに遭遇できませんでしたが、素敵な場所でした。
ボンド・ストリートまで戻ってきてセントラル線沿いにいくつか店を廻りました。
John Lewis、Sainsbury's などでチョコレートやクラッカー、イギリス人が好きなお菓子だというFUDGEを買い、ワインも調達。もうあとは部屋呑みだけ。
前日のいちごが安くて美味しかったので、ブルーベリーも買ってみました。
本当はもう少し散策したかったのですが、相棒もどうも調子が悪い模様。
駅へ戻って地下鉄に乗ることにしましたが、途中、気になる店を見つけました。
近寄ってみると、リバティ。
イギリスで有名なプリント生地の会社です。
日本ではリバティプリントといえば花柄が有名で、小花柄のプリント生地であればリバティ社のものでなくてもリバティ風と呼びますね。
仕事用のシャツはオーダーすることが多いのですが、リバティ社のものはセールでも2万円前後。なかなか高嶺の花です。
店内を見て回りました 。
クラシックな店内。
地下鉄で部屋へ戻ると、疲れ切ってまたしても寝てしまいました。
16時半ごろから寝ていたと思うのですが、ノックの音で起こされました。
なぜだかこのホテル、やたらノックが多いのです。前日は2度。
ベッドメイキングは終わっていたものの、ミニバーのチェックがまだだったとかやたらやってくるので、侵入防止で中からもロックをかけていました。
このときも同じかと思ったのですが、もしやと思って声をかけると娘。
チーズを買ったけれど、臭いがすごいので冷蔵庫に入れておいてほしいと。
ホステル滞在中では、この臭いはそりゃ迷惑千万でしょう。
今回、保冷バッグを持ってきていたので何重にもくるんで事なきを得ましたが、このチーズのにおいときたら、スーツケースに入れていても外に漏れるほど。
でも、チーズ好きの娘らしく、帰国後食べてみるとそれはそれはクリーミーで美味しいチーズでした。
これともう1種類、すぐ食べる用にカットされた白カビチーズを買ってきていたので、ワインにチーズ、そしてブルーベリーを食べ、いかにアフタヌーンティーが美味しかったかも話し尽くして帰っていきました。しかも、隣駅からビーチサンダルで(笑
一度場所を教えたら、独立したはずの娘が嵐のようにやってくるかのようで、苦笑い。
いつかそんな日が来るんでしょうか。
そういや、またしても服を買っていました。
前回行ったときは£1=190円のころです。それを思うと安過ぎ~と笑っていましたが、スポンサーは私・・・
でも、海外で服を買うと、着るたび思い出も甦るようで楽しいですよね。
翌日は、ストーンヘンジツアー。
7時50分ピックアップの予定です。