イギリスでは、運転手の労働時間が厳格に定められているそうで、ツアー時間を延長するということはないのだそうです。
ウィンザー城での予定時間オーバーをどこで調整したのでしょう。無事にロンドン市内へ戻ってきました。
降車できる場所は私が聞こえた範囲では3ヶ所。
1.セントラル線 ノッティング・ヒル・ゲート駅
2.サークル・ディストリクト線 ハイ・ストリート・ケンジントン駅
3.ピカデリー線 グロスター・ロード駅
4.終点 ヴィクトリア・コーチ・ステーション
空港へ向かうにはピカデリー線が便利なので、グロスター・ロード駅での降車を希望しました。
雨はかなり降っていました。うまくいって21時過ぎに空港到着です。
ホテルへ行くには、もうひとつ課題がありました。
無料区間については、
↓左側の【Transport and directions】↓【Buses and coaches】↓【Local buses】の中の真ん中より下のPDF、【Heathrow free travel map】をクリックして確認
ちなみに、Hotel hoppaの場合、事前予約していなければ片道£5(約670円)。
ホテルバスとしては高いと私は思います。
空港に到着してから、まずオイスターカードの払い戻しもしました。
チャージ残額が£10以下であれば、券売機で払い戻しができます。
空港には説明のために係の人もいました。
娘と私は払い戻しが簡単にできましたが、1度カードを忘れて買い足した相棒は、前のカードの残額が多く有人窓口でなければ払い戻しができません。
窓口は10時からと言っていたと思います。ネットからでもできるという説明でしたが、探した限りは見つかりませんでした。郵送の場合は、ポンド建ての小切手で返ってくるそうです。
そういうわけで、いつかまた行くだろうと1枚は手許にあります。
払い戻しのあと、セントラル・バスターミナルへ上がりました。
長距離バスの表示はありましたが、私の調べたバスの番号は見当たりません。
係の人によると、私たちの泊まるLeonardo Hotel London Heathrow Airport へは、No.19のBus Stopから出るダブルデッカーバスであればどれでもOKということでした。
しばらくして285番のバスが到着しました。
乗るバスによって降車のバス停の場所が少しずつ異なります。
一応運転手さんに確認して乗り、ひとつめのバス停で降りたのですが、なにやら運転手さんが中から何かを言っています。
次のバス停だよ
乗客に笑われながら、再度乗車。ちゃんと調べていったつもりが、とんだ恥でした。
でも、一応運転手さんに確認してから乗っておいて本当に良かったです。
ホテルは最悪でした。バス停からはすぐに見えたのに、入口が見つかりません。
看板どおりに歩いて行くとホテルの端まで行ってしまうし、戻ると反対側の端へ到着するだけ。
どうやらこれは車に向けた表示だろうということで、地図で確認した通り、空港を背にして右側の道から入ることにしました。
やっと到着したホテルは、広さだけは充分でしたがクローゼットの扉すらありません。冷蔵庫もなし。
夜遅くに到着するか、朝早くに出発するか以外、利用することがないからでしょう。
21時半ごろに到着したと思いますが、レストランはまだ開いていました。
ゆっくり食べたかったという思いもありましたが、荷造りをし直して、さっさと寝たいという気持ちもありました。
それでもやっぱりワインを飲んで、順番にシャワーを浴び、日付が変わるころにやっと眠りにつきました。
翌朝4時38分発のバスに乗る予定なので、3時半には起きなければなりません。
実は空港までのルート、同行者には内緒でしたが非常に不安を抱えていました。
空港へ行く経路に不安があったのは、検索方法にありました。
乗換案内のサイトはいくつかあったのですが、ヒースロー空港のサイトと、
空港 ⇔ ロンドン市内のバスも検索できるNational Expressのサイトの場合は、
空港周辺ホテルとの経路がうまく出ませんでした。
使いやすかったのはTransport for London。ロゴを見る限り地下鉄のサイトなのでしょうか。このサイトでは、ホテルの名前を入力しての検索も可能でした。
私が予定していた空港行のバスは以下のとおりでした。
不安だったのは、検索の方法です。
私はCentral Bus Stationで検索しましたが、これはターミナル1・2・3です。
エールフランスはターミナル4。
帰国した今ならば、検索したどのルートでも戸惑わないと思います。
でも、ターミナル間の移動をどうすればいいのか、どうにも決め手に欠けていました。
わかっていたことは、
ヒースロー・エキスプレスは無料
地下鉄ピカデリー線は有料
あとは、ターミナル間のバスがあるかもしれないとも思っていました。
でもこれは乗継でしか使えないのかもしれません。
検索をかけると、ぐるりと空港の外周を廻ってターミナル4へ行くものと、ピカデリー線に乗るものばかりが出てきます。どうやらこれは、ターミナル1・2・3へまず行って、あとのことはそこで考えたほうが良さそう。
調べてみると締切は出発45分前まで。6時55分のフライトで、4時45分にはターミナル1・2・3へ到着できれば、いくら手間取ったとしても6時を回ることはないでしょう。
バスはすぐにやってきました。
Transport for Londonのサイトが使いやすかったのは、バスの経路も表示されることでした。
宿泊したホテルからは4経路のバスが利用できるようでしたが、いずれもバス停が違うので、車の進行方向もわかっていなければ、道路のどちら側のバス停を利用すればよいかわかりません。
上の画像を見直せば、バスがどちらからくるかも確認できます。
順調にバスに乗ることができたので、ホッとして5分ほど乗車し、前夜に乗ったバス停で降りて、ターミナル4と書かれている表示を追いました。
到着したのはヒースロー・エキスプレスの駅。なぜか係の人が数名いました。
ターミナル4ならここで待っていればいいと言われました。
時刻は4時50分ですが、一向に電車が到着する気配はありません。
空港だということを思い出し、wi-fiが使えるので検索してみました。
なるほど係の人がいるはず。
パディントン駅の始発は5時10分
駅を開けたところだったというわけです。
電車にようやく乗ったのは5時25分、ターミナル4へ着いたのは5時半ごろでした。
相棒たち気にも留めていませんでしたが私の中ではまだ戦々恐々で、無事空港へ到着してからも、まだ気は休まりません。だって6時55分フライトにも関わらず、搭乗時刻がかなり早くて6時10分なんです。
さらに、bag dropが非常に混雑していました。
どの人たちも超過荷物ばかりで一向に進みません。
空港へは2時間前に到着を目指すのは理にかなっていると痛感しました。
搭乗時刻が早かったのは、当然のことでした。
沖止めだったのでバスで15分、到着した場所は空港の果て。
停車しても、タラップの下で係の人と揉めている人がおり、バスから降ろしてもらえません。
見ると、なぜあんな大きな荷物を持ってここまで咎められずに到達できたのだ?
というほどのスーツケースを持った日本人のおばちゃんでした。
飛行機の下で、その人が荷物を預けたあと、私たちもバスを下ろしてもらえました。