会社の忘年会のあと、空港へ向かいましたが、ヘベレケ状態でした。
乗り過ごすし、乗り換えてもどこへ向かっているのか自信がないほど。
なんでもいいから無事到着して~って感じで。
本来、空港滞在時間は5時間はある見込みでしたが、
つい2次会まで参加なんぞしてしまったりで、1時間半前にたどり着いたような?
カードラウンジで酔い覚ましの水を飲みに入ったような気もしますが、それも?
年明け、社内の人にあの日のことを聞いてみましたが、
誰もかれもヘベレケだったようで、どうやって自宅にたどり着いたか、
定かではない人がほどんどだったようです。
いったいうちの会社って・・・
飛行機は、非常口前の座席を予約していました。
広々していてとても楽でした。
非常口
向かいはCAさんの座席
4時間ぐらい爆睡の末、起きてからはCAさんにヘッドホンを取ってもらいひたすら映画三昧でした。
なぜか観る機会の多いコリン・ファース
【ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ】。
【グレート・ギャツビー】【老人と海】なども見出した編集者の話ですが、
かなり集中していないと、二日酔いの頭では理解に至れず。
ただ、本というものは優れた作家よりも、優れた編集者こそが必要なのか、
フランクフルトでの乗継は、3時間45分。
珍しく機内でアルコールなしで過ごしたおかげで(いや、あれ以上飲めなかった)
そろそろ酔いも醒めており、まっさきにいつも行くパン屋さんへ。
目当ては去年買ったシュトーレン。
昨年価格で1,814円。1kgもある特大もの。
でも、残念ながら今年は既に売り切れたのか、ありませんでした。
出発1時間前にして閑散としたゲート
プラハへ行く人なんていないのか?
眠ってしまわないように、ひたすらあちこちウロウロしながら過ごしていました。
やっと搭乗案内と思ったら、空港の果てまで連れていかれました。
あとは、無事に昨夜到着している相棒たち会えるかどうか、です。
プラハ空港に到着です。
機内では、ロールパンにハムとチーズなどを挟んだものが軽食で出ました。
昨夜はさんざん飲み食いしたとはいえ、機内食は一食抜けています。
プラハのホテルは、私も前夜から泊まっていることになっており、
早くに着けば朝食が食べられるのだけど、それでは行動開始が遅くなる。
ってなわけで(いや、とにかくお腹もすいていた)パンはしっかりいただき、
1時間のフライトを終えたのでした。
ただ、私は自分の到着時間が8時10分と理解していました。
フランクフルトとプラハで時差は?
同行者とメールをやり取りしていても、な~んかちぐはぐ。
どうやら、ずーっと以前に行程表を作成していたので、勘違いしたままだったようです。
実際の到着時刻は、10時10分。
手荷物は、この閑散とした中10分も待つことなくさっさと受け取ることができました。
市内への移動は、バス+電車が安く行けることは知っていました。
でも、車内持ち込み荷物にも料金がかかるので、乗り換えなしのAE(Airport Express)を選びました。
ふだんは空港でキャッシングしますが、最低引き出し金額が5,000CZK(≒22,870円)なので、
できれば落ち合うまでカード決済ですませてほしいと相棒から連絡を受けていました。
私が好きなココナッツ味のお菓子を見つけたので、
まんなかの段にあるチョコレートケーキの右のものがそれ。
59CZK(272円)
公共交通機関はこのインフォメーションでチケットを購入
バス停はこのインフォメーションまでが遠いのですが、出ればすぐにあります。
到着がターミナル2だったからでしょう。
ターミナル1を出ればすぐです。
空港
ターミナル1出入り口
ほどなくしてバスがやってきました。
バス停には、日本人の女性もひとり。(←ココ、重要)
事前に調べたバスの時刻表です。
私の搭乗機は10時10分より、早く到着しました。
黄色をつけた10時30分発のバスに乗ったはずです。
これによると、
Náměstí Republiky → Praha Masarykovo Nádraží → Hlavní Nádraží
の順に停車と書かれています。
私は2番目の【Praha Masarykovo Nádraží】 プラハ・マサリク駅で降りて、
徒歩5分ほどのホテルに行く予定。
ところが、大きな車道のエレベーターがぽつねんとあるだけの場所でドライバーが、
終点だぞ!
一度も停車はしなかったぞ?
アナウンスもなかったし、途中に降りられるような気配もなかったぞ?
でもとにかく終点だから降りろと言っている。
運転手さんと話をしているのを見かけたので、降車後に聞いてみました。
「ここ、どこかわかります?」
4駅戻ればいいと言われたんだそうです。
でも、彼女は「歩くしかないですかね?」とつぶやいたので、その手もあるか!と思いました。
事前にホテルを選ぶときにも、空港往復の経路を調べるときにも、
相棒たちにホテルの位置を説明するときにも、さんざん地図は見てきているので、
エレベーターを降りると、大きな駅でした。
そういや、そういう旅行記も読んだな。
1階に見えるのが地階だったか、2階に見えるのが1階だったかという説明があったっけ。
そう考えると、エレベーターを降りれば駅というのも納得。
ひろーい構内。来た方角は車道しかなかったのであっちではないだろう。
テキトーにあたりをつけて歩き始めましたが、
私が歩き始めた方角から、彼女が戻ってきました。
これ以上、わからない者同士で頼りあうのもしたくない雰囲気があったので、
私も会釈して自力で探すことにしました。
現在地の方角さえわかれば間違えることはありません。
トラムの駅で、路線図を見ながら悩んでいると、親切にも声をかけてもらえました。
「プラハ・マサリク駅はどっち?」
「まっすぐ行って右」
「ありがとう」
歩き始めると呼び止める青年。
でも、諦めたようにうつむいて手を振りました。
なるほど。チップ目当か詐欺かよからぬ人だった模様。
その目当ての「プラハ・マサリク駅」は四角い無機質な建物に覆われていて、
一目見て駅とはわかりませんでした。
でも、まぁそれだろうと見当をつけて歩き始めましたが、そこからがなかなかわからない。
こういうときに道を聞くべきはホテル。
到着まで2度尋ねましたが、あとのホテルの人は心得ておりました。
ちょうど、ぐるっと回ったところに私の宿泊先があったようで、3度左に曲がれという説明でした。
ありがとう。各ホテルのフロントマン&コンシェルジュ。
そうして恐らく20分ほど彷徨って、無事に相棒たちと落ち合えたのでした。
そもそも、フランクフルトと時差ってあったっけ?だの、
8時半のバスには乗れそうだから、9時半には会えるかな?などほざいていた私。
こうして、プラハの1日目が始まりました。