台湾への再々訪。
先週のこと。
なんの話の続きだったか、ふと娘が、
「チェンマイのコムローイ祭へ行きたかったんだよね~」
とつぶやきました。
コムローイとはこの和紙のランタンで、空へ飛ばすお祭りなんだそうです。
娘が海外へ行きたいというのは非常に珍しい。
今はもっぱら国内に向いており、そういえば倉敷へ旅行するときも、
と言っていたことを思い出しました。
(画像はお借りしました)
きっと、こんな幻想的な光景を見たいということなのでしょう。
直前に迫っていたチェンマイはタイ国王が亡くなったばかりなので、今年は規模を縮小しての開催になり、世情もあまりよくないという記事を読みました。
だったら、台湾の平渓天燈祭はどうかということになったのです。
平渓天燈祭は、旧暦で最初の満月が上る「元宵節」と呼ばれる日に行われます。
(画像はお借りしました)
羽田空港から富士山も望めるらしい。
その場所を探してまずは展望台へ。
快晴です。
でも、ここからは見えないので調べてみると、反対側に富士山は位置するらしい。
そうだ。ここからの景色だった!
という場所へ来たものの見えず。
という場所へ来たものの見えず。
本当に私は富士山には縁がなくて、芦ノ湖へ行ったときも、江の島へ行ったときも、いつも雲に隠れて拝むことができずにいます。この日もそう。
きっと、この方向のどこかに富士山が見えるんだと思います。
せっかくの冬、見えやすい時期のはずなのに。
外国人には興味が持てる場所かも。
ほんのちょっと、何かを食べようという話になっていたんです。
これもまたその番組中にやっていた朝粥にしたいと娘が言いましたが見つかりません。
そうか。あれは国内線なんだ・・・
がっかりしたものの、だからといって食べるのを諦める気にはなれず、いくつかの店から意見が一致したのが串の坊。
ついついこれも食べてしまいました。
機内では、【聖の青春】を観ました。
将棋の難しさがさっぱりわからないので、その点においては残念だったものの、逆に、それほどまでに難しいものなのだとわかったことが収穫でもありました。
美しい棋譜というのがあるんですね~
そういう世界、わかると楽しいんだろうな~
もうひとつ印象に残ったのが羽生善治。
弱冠24歳にして、永世名人との一戦に上座に座ったという【上座事件】。
詳しいことは知らないまでも、強ければいいのかと嫌ったワタクシ。
この映画の中での羽生善治は、もちろん勝負師の熱い情熱は持ちつつも、日常生活における言動は穏やかで、真面目で、好青年だったことに驚きました。
もっと生意気だと思っていたのにもっと柔らかい。
あとで調べてみると、上座についての規定は当時明文化されておらず、当時4冠だったことで、彼は自分が上座なのだと勘違いしていたらしい。
もっとも、序列や席次といった感覚が緩くなりはじめた世代で、どーぞどーぞ、いや君が、なんぞ譲り合い、謙遜し合うのを求めるには若過ぎか。
のちに理事会での内規にそっと記されていることを発見した彼は、謝罪文を書いているのですが、悪意がないのがみてとれました。
まったく興味はないものの、将棋ソフトでの不正疑惑など何かと気にかかる将棋界。
注目度合いを少し広げてみたいと思ったのでした。