英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【スウェーデン】4日目-2 ストックホルムの島のひとつユールゴーデン島に渡る

 
今回の北欧旅行の日程           
 1日目 コペンハーゲン(デンマーク) → ベルゲン(ノルウェー) 
 2日目 ベルゲン         
 3日目 ベルゲン → ストックホルム(スウェーデン) 
 4日目 ストックホルム   今はココ
 
ストックホルムの地図を載せてみます。
泊まっているのはストックホルム中央駅の近く。
そこから、国会議事堂のある島をひとつ突っ切って(してあるところ)ストックホルム宮殿(王宮)のあるガムラスタンへ渡りました。

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ここはガムラスタンの東側の海沿いです。
ふたつ向こうにあるユールゴーデン島にヴァーサー号博物館があり、そこへ行こうと考えていました。
この島は隣の島で、見える建物は近代美術館だと思います。
海がとてもきれいだったので、船に乗って渡りたくなりました。
珍しく虜になったドゥブロヴニクでのクルーズを彷彿させるお天気でした。

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ところで、ストックホルムの交通はSLアクセスカードが必要なようでした。
2017年1月から料金体系が変わったようで詳しいことはわかりませんが、どうやら以下のとおりらしい。
 
 SLアクセスカード(ICカード) 発行手数料20SEK
 
   ● 最低100SEKチャージ 1乗車30SEK(75分以内乗継OK)
   ● 24時間チケット 120SEK
   ● 72時間チケット 240SEK
 
24時間・72時間券は、以前は紙のカードもあったようですが、今は不明。
紙のカードであれば発行手数料は不要ですね。 
使い切り券だと43SEKと書かれてあったのですが、どうやらこれはスマホなどで乗る方法のように思われます。 
 
私の場合、今が10時半で明日の夕方までフリーなので24時間が妥当かな、という感じでした。
船乗り場の券売機で買おうと思ったらそれはチャージ機だったので、SLアクセスカードを買うには窓口購入しなければなりません。
 
うまく伝えられて思うものが買えたら、船に乗ることにしようと決めて、窓口のおねーさんにチャージタイプにしてほしいとお願いしてみました。
おお! カタコトにはよく慣れているようで、無事成功した模様。
 
ただ、75分以内の乗継ぎが乗る時点なのか降りるときなのかは不明です。
今、思い出してみると船とトラムは乗るときだけピタッとして、地下鉄は改札口があるのでどちらもピタっとしたはず。
ということは、地下鉄だけは降車時に75分じゃないとマズイのかな?
 
とにもかくにも、こうして無事に船に乗れた私たち。子ども連れが大勢いました。
所要時間は15分ほどですが、満員。

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雲がくっきりとしていて、抜けるような青空が美しいのですが、日差しが強過ぎてスマホのカメラでは眩しすぎ。

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島に近づくにつれ、子連れが多い原因がわかりました。遊園地があるんです。
平日でしたが夏休みでしょうね。若者もいっぱいでした。
絶叫系がそびえ立っています。

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ここからすぐに船を乗り継げば、きのうクルーズ船がたくさん出ていたマリメッコ近くのニブロ湾の乗り場まで戻ることができるはず。
でも、モノの本によると、ヴァーサー号博物館近くからも、夏場は臨時で船が出るようなことが書かれてあったので、博物館を目指すことにしました。
 
対岸の客船や、ハーバーを横目に、てくてく。

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ヴァーサー号とは、処女航海中に沈没したスウェーデンの戦艦です。
全長約70m、最大幅9.7mもあるこの巨大な船は、国王グスタフ2世ルドルフの指揮のもとで建造された、船体の装飾も見事なスウェーデン海軍随一の戦艦でした。
このころ、造船技術の発達に伴って、新領土発見や植民地開拓のために、次々に武装船が建造されていたんですね。
 
1628年8月10日、145人の乗組員と大型大砲64門を積み、処女航海に出帆。
しかし出奔後すぐに傾き始、わずか数分のち水深30mの海中に姿を消したのは、海岸からわずか100mしか進んでいない場所でした。 
当時は、まだまだ船の安定度を科学的に計算するには至っていなかったため、設計の欠陥があったか、積載物の重量配分を誤ったのだろうと言われています。
 
この処女航海で沈没したヴァーサー号の引き上げは幾度となく試みられましたが、いずれも失敗に終わり、貴重品を引き上げたところで計画は終わりとなりました。
それ以後、沈没した場所も忘れ去られて300年が経過したそうです。
 
1961年ヴァ―サー号は奇跡的に極めてよい状態で引き上げられました。
バルト海にはフナクイムシが生息しておらず、朽ちることなく発見できたようです。
そして、1988年新設された博物館130SEK(1,800円)に移されました。 
 
巨大なこの船は、博物館の外からでも一部が見えると書かれていました。
おぉ!ほんとだぁ~ ここは見てみたいなぁ~ 
でも、なぁんとなく、今日のところは下見気分。
乗継時間の75分の方が気になって先を急いでしまいました。 

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このヴァーサー号博物館の向こうには、さらに気になる館がありました。
これぞお城という風貌。
地図には、北方民族博物館と書いてあります。
文字だけ見るとあまり興味を引かないのですが、建物がすごい。側面から見るほうが、もっともっと威圧感があってアヤシイぐらいの雰囲気でした。 

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右手に目をやるとヴァーサー号博物館。
あぁ、でもやっぱり後ろ髪が引かれる~

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北方民族博物館100SEK(1,370円)は、表へ回るとさらに重厚さを増します。
ここは建物を見るまで興味がなかったので、記憶にもありませんでした。

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でもそこへ、トラムがやってくるのが見えてしまいました。あまりにタイミングが良すぎて、つい乗ってしまったんですね。

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到着したのは、まさにマリメッコの前。
もう少し向こうまで行くトラムに乗ったつもりが、これはここが終点でした。

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いったんランチに戻ろうということになったんですけど、きのうも寄った王室御用達の百貨店でトイレを探したら、ないんです。見つけたのは近くのショッピングセンターを通り抜けたとき。
でも、この表示の意味、わかりますか?

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ここ、男女兼用なんです。

そういえば、最近テレビで観たことがあったんです。北欧のどこかはトイレの男女兼用がスタンダードだと。知らなかったら、個室から出て隣で手を洗っているのが男性だとギョッとしますよね~

 
ホテルに向かって戻りながら、まずは行きに見つけたワインショップを目指しました。閉店時間は19時ですが、ウロウロしていて遅くなったら大変。

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でもこんなにすご~いワインショップがあるのに、なぜにあの市場のように注文式があるんだろう?

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しっかり2本買って、目星をつけていたレストランへ寄ることにしました。
途中、セルゲル広場を通りました。
おお~ ここで遭遇したか~ ここだったのか~

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ホテルの部屋に貼ってあった壁紙の場所です。
きっとどこか有名な場所のはずだから、そのうち通るだろうと思っていました。

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私が撮ったのは、右奥の階段の上からです。
壁紙はピアス色だったので、古い風景かと思っていましたが、しっかり現在でした。
 
さぁ、目当てのレストランはホテルのすぐそば、もう少しです。