初めての免税手続は、方法がはっきりとわかりませんでした。
ざっと調べたところでは、
EU最終出国空港で手荷物を預ける前に
1.免税品と申請書類等を持って「Global Blue」カウンターでスタンプをもらう
2.現金での還付希望場合は、チェックイン後パスポートコントロールを終えて
「Forex office 」カウンターへ行く
3.クレジットカードでの還付の場合は、書類を封筒に入れ投函(帰国後でも可?)
4.空港によっては書類の入った封筒はカウンターで回収して終わり
どうやらそんな感じでした。
私はパリでの乗継でしたが、パリでは1時間20分しかありません。
ストックホルムで手続きするほうが良さそうです。
ストックホルムアーランダ空港は降りたときがわかりやすかったので、大きい空港という認識はありません。
空港バスは、最初に停車したところで降車しました。
空港に到着したのは出発時刻の2時間20分前。
パリへの移動はシェンゲン協定内の移動なので、楽勝です。
空港の中に入ると、案外広いかも?
Global Blueはインフォメーションの隣と書いてありました。
あっちを向いて・・・こっちを向いたら・・・すぐに見つかりました。
そう多く並んでいるとは思えなかったんですけどね、30名もいなかったような。
ところが・・・遅々として進まず。
中国人団体客が、すんごい数の免税品を買っているので進まないんですね。
列からは何人も離脱していきましたが、受託荷物の締切が迫っていたのでしょう。
そういえば、私が乗るのは国内線扱いと考えていいのか、やっぱり国際線か?
受託荷物の国際線締切は確か1時間前のはず。
むむ?国内線?国際線?
いずれにせよ、そうのんびりしていられる時間ではなくなってきました。
既に18時。
あと20分もすれば国際線扱いなら受託荷物が締切になります。
あと2人いうところで離脱した人が戻ってきて「先に入れてくれ!」と
私の前の人に断わって手続きをする、なんてこともありました。
ようやく私の順番。
クレジットカードの有効期限が3ヶ月を切っているということで、別のカードが必要だと言われました。
あるときからVISAとMasterの2種類を持って行っていますが、正解でした。
アーランダ空港の場合、
クレジットカードでの還付はここで申告書類を回収して終了
郵送はなしだったので、ひとまずホッとしました。
自分がとても簡単に終了だけに、どうしてあんなに進まなかったのか不思議でした。
ただ、中国人団体客は書類を一切記入しておらず、いったん横によけて書き込み作業を先にするように言われていたようですが、それにしても長時間かかりました。
その間、相棒はターミナル2の場所を聞きに行ってくれていました。
どうやらかなり遠いようです。
残り時間は10分。
走りましたね~
そりゃ、遠いのなんのって、焦ったのには途中電車のホームも突っ切るんです。
まさか乗って移動とは言わないよね。
いや、大丈夫。ターミナル1,2と書いてあるっ
考えてみると、空港バスをあそこで降りたのは正解だったのかもしれません。
そこしかバス停がないと思っていたから。
こんなに遠いなら、きっとあのまま乗り続けることもできたはずなので、もしそうしていたら、免税手続きもできなかっただろうしなぁ。
ちなみに、構内図はざっとこんな感じです。
〇のところが「Global Blue」カウンター
チェックインカウンターは、ターミナル2の一番奥。
息も絶え絶え、到着して荷物を預けたるときには、待っている人は皆無。
でも、係の人の落ち着きから、まだ時間はあったのだと思いました。
あとで調べると、25分前までのチェックインがOKでした。
でもその時刻は記されていたボーディングタイムより5分あと。
いずれにせよ、はじめての場所で時間が迫ると焦りますよね~
空港の free wi-fi で調べるにも、気が急いていると見つからないんだもの。
荷物を預けてしまえばボーディングタイムまであと30分。
おしゃれだと有名な空港ですが、
ターミナル2に入ってしまうと見るところはあまりありません。
それよりも心配になってきたのが、いつまでたってもゲートが開かないんです。
はじめに書いたように、パリでの乗継時間は1時間20分。
ここで遅れると、かなり急く。
ボーディングタイムどころか、出発時刻になってもゲートは開かず。
ただ、持ち込み荷物がスーツケースの人は先に並んでくださいというアナウンス。
そっか~ その方がスムーズに進むかも。
結局、30分以上遅れて離陸しました。
しかも呑気に機内食なんて出てくるんですよね~(しっかり食べましたけど)
諦めてのんびりしていればいいんでしょうけど、座っているのが最後尾。
素早く出ないと、間に合わないよ~
シャルル・ドゴール空港に到着したのは、既に乗継飛行機のボーディングタイム。
乗るときに、CAさんに言っておくといいとあったので伝えましたが、NO PROBLEMだそうで。
大丈夫だっていうんだから、大丈夫なんでしょう。
それでも、到着後、走りましたよ。
パリからの帰国はいつも同じ場所からなので迷わず済みましたが、搭乗開始中。
ただ、今は持ち込み荷物が多いせいかボーディングタイム、早いんですよね。
最後の最後に、走って走って、のんびりした旅行の最後は疲れました。
で、終わりたいところなのですが。
帰国してターンテーブルで荷物を待っていたら、名前を呼ばれているよ、と相棒。
そんなわけ、ないでしょ。
いやいや、そうでした。呼ばれていました。
なんと
はじめてです。
ただ、どこにあるかは見つかっており、明日の便で到着後、明後日には届けられますとのこと。
チョコレートなどがあれば、冷蔵で別便にします、だって。
できれば荷物は開けてほしくないので、チーズがあったけれど断りました。
そして翌日。電話が鳴りました。
荷物が液漏れしているので、
宅配業者が引き受けられないと言っています
これです、事件は。
ビールが破裂したんですね。
取り除かないと送れないということで、取り出してもらいました。
開けるなら、チーズは別便にしてくださいと依頼。
保冷バッグに入れておいたので、すぐにわかるはず。
でも、ご存知でしたか? ビールの破裂。
調べると、結構あるようですね。
知らなかったので、6缶セットのままビニールにも入れずに突っ込んでいたんですよ。
きっと誰かのスーツケース、被害にあっただろうな。
ゴメンナサイ。
さらに担当者が続けます。
宅配業者曰く、残りのビールが今度破裂した場合はあなたの責任になります
見たところ、破裂したのは1本で、アヤシイのがもう1本
残りの4本はどうしますか?
迷いましたけど、送ってもらいました。
気圧の変化もないのに、もう破裂することはないだろうと。
無事に到着しました。
心配していた被害はほとんどなくて、お土産も無事でした。
ビール以外は、服も小分けにして袋に入れていたし、これもまた問題なし。
処分しなくちゃいけなかったのは、ガイドブックでした。
このビール、ベルゲンで飲んだハンザビールだったですけど、美味しかった~
送ってもらってよかった。
最後にドタバタした北欧旅行、以上で終わりです。
どこへも入場せず、街を散策しただけの旅行でしたが、これまでにあちこち行き過ぎたせいか、感心することはあっても入場見学まではしなくていいと、どこか飽きているような気がします。
一方で、今回のんびりできたのは入場しなかったからだと実感しています。
ヴァーサー号博物館ぐらいは入っても良かったかなぁと思いますが、この路線もアリかな。
たいしたオチではなかったかもしれませんが、最後のドタバタはどれも、私にとっては大事件でした。