2017年(平成29年)11月19日(日)
朝、部屋の窓からは昨夜降った雪で真っ白になった山が見えました。日の出の時刻がこの様子なので、雨の心配もなさそうです。
朝食は7:30一斉スタート。
なんてことない、旅館の朝ごはん。特筆すべきはこちらの郷土料理 朴葉(ホオバ)味噌 があることぐらい。温まったら、ご飯につけて食べてくださいとのことでした。
お鍋の中は湯豆腐でしたが、朴葉味噌ともども1人ずつ用意されていないところが、保養所というところなのでしょう。ま、ふたつ用意する必要もないんですけどね。
高山行きのバスは8:30発です。これを逃すと9:30になってしまうので急ぎましょう。
平湯温泉は、東へ行くと上高地、西へ行くと高山という位置にあります。夏のあいだは、上高地から奥穂高や高山へ行く人で賑わうことでしょう。冬のスキーは下火だそうで日本人はもっと近場で済ませてしまい、アジア人の旅行客がやってくるんだそうです。
バス停はこちら。
「軒下3.7m」って書かれてありますが、いったいどれだけ積もるんでしょうね。
先にここで乗車券を買いました。行きは使えなかったクレジットカードもOKでした。
高山駅の少し手前のバス停古い町並口(なんとストレートでわかりやすいバス停名)まで1,550円、1時間ほどで到着です。
日本人ガイドさんが、イタリア人のグループを引き連れていました。ここのどういうところに興味があるんでしょうね~
夏場は上高地・高山・奥穂高・富山へとあちらこちらへ別れる車で、この駐車場もいっぱいになるのでしょうか。例年より10日以上早い初雪が少し積もっていますが、フロントの方がおっしゃるには、高山は降っていないとのこと。快適に町歩きができそうです。
数十年ぶりと言っていい飛騨高山、1時間バスに揺られ到着しました。途中、私の好きな鍾乳洞のバス停も通過しましたが、見る限り飛騨大鍾乳洞入口はバス通りからもっと奥。この寒い時期に歩いて行く場所ではなさそうです。
古い町並口のバス停を降りると、バス通りと交差して保存地区が始まります。まだ9時半ですが、既に観光客もいっぱい。
酒屋さんが多いんですよね~
ここは老田酒造店。
こちらは、酒屋さんで飛騨地酒蔵本店。
中に入るとなるほどの品揃え。
散策を始めたところなので、今は買うわけにはいきません。
先へ進むと、評判高い こって牛 が見つかりました。まだ10人ほどの列でしたが、昼食後に通ったときは長蛇の列でした。食べてみることにしましょう。
飛騨牛にぎり600円とトロさしにぎり900円を頼みました。トロさしにぎりは美味しかったです。
でも、アルバイトくんが、握ったというよりは「まとめた」ご飯の上に牛肉。にぎりとは似て非なるものですね。お皿は手焼きのせんべい。これも食べられるので、ゴミにならないという考えですね。
この近くの土産物店では、新酒の試飲をしていました。おぉ~ 美味しいじゃないの~
でも、今は重いので、あとで必ず戻って来ますからね。
旧高山町役場
二木酒造
たいていどこの酒造でも、有料での試飲がありました。でも、新酒がでるのは来月のところが大半らしい。
二木酒造の店内は趣がありました。
さらに平田酒造場も続きます。ここは古酒に力を入れているようで、古酒で仕込んだ梅酒もあるようでした。時間があれば、試飲三昧できましたが、ここも新酒には早かったのでやめました。
いくつかピックアップしてあったランチのお店を下見することにして、いったん町歩きは終わりです。
そこで見つけてしまいました 宮川朝市。
そうだった~ 朝市に来たくてここへ回ったのに、すっかり忘れていました。新米など、買って帰りたいものがいっぱいありましたが、重い。おばあちゃん手作りのカブと大根の甘酢漬けがあったので、いただきました。
作るのに6時間かかるんだそうです。でも、このおばあちゃんのお店は大繁盛。作る甲斐があるというものですね。しかも、ひとつ200円の破格のお値段!塩味が強いので諦めましたが、キュウリのお漬物はあっという間に売り切れていました。
さてさて、飛騨高山で何を食べるか。
でも、第一候補だったお寿司屋さんは、海鮮丼や飛騨牛の丼か、天婦羅などがついた寿司御膳がランチメニューでした。 「丼」というのは、あまり好みません。
寿司御膳は量が多すぎて、美味しく食べられそうにありません。
ランチを決めかねて、しばし放浪しました。
結局決めたのは、この看板につられて飛騨牛。
お肉は悪くなかったですね。でも、何が悪いってごはん。普段はビールも飲んでいるしご飯は不要なんですけど、朴葉があるのでいただきました。もうね~ 炊飯器の保温の匂いがするというか、昨日のご飯満開っていうか。せっかくの飛騨牛だったのに、気分はダダ下がりでした。
さて。お酒を買いに戻ることにしましょう。
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