軽く食事をしてから、きのう夜景を見ていない娘を案内します。
夜の道を歩くと、早朝の街灯の様子がわかるので、明日の参考にもなります。
夜のマテーラの方が明かりも点いて、人の気配が感じやすいかも。
高台のチヴィタ地区まで上がってしまえば、廃墟の気配もありません。
ぐるっと高台に囲まれたところとは一線を画し、谷へ向かって広がる洞窟住居群は、本当に不思議な場所です。
そして、ローマを離れて以来、危険な雰囲気を感じる場所はありません。
壁にある扉からも階段が見えます。
降りてみたいけど、もしや誰かの家の玄関へ続くっていうこともあるかも?
行ってみたいけど諦めて、きのうとは違う道からドゥオモ広場を目指します。
このオレンジ色の灯りって、いいですよね。柔らかくて、町に温かみを与えているなぁと思います。冬なので余計に感じるんでしょうかね。
ドゥオモではミサをしていることも多かったのですが、今は入れそうです。
入るときは側面から。人も多いです。
中へ入ると、外の簡素な姿とは違って、なかなか豪奢です。
数多く教会のあるマテーラで、中へ入ったのはここだけでした。
ドゥオモ広場から眺めてみると、案外使われている建物も多いかもしれません。
マテーラには夜が映えます。
チヴィタ地区からサッシ地区へ降りる道のひとつは、こんなところにもあります。
ここを潜るだけで、洞窟住居だけの世界に入ります。
ホテルへ戻ると、一瞬雲が晴れて、月が顔を覗かせました。
最後に、バルコニーへもう一度上がってみました。
見下ろすと、このホテルが塀で遮断されている様子がわかります。
階段下に見えるドアを開け、建物内部に入って左側に私たちの部屋があります。
階段をもう一つ上がると二部屋あります。
さらにその階段を上がったところがバルコニーです。
この建物への入口は他にもあったようなので、そこそこ部屋数はあるようでした。
テラス付の部屋もあります。
季節が良ければバルコニーへ座って、ずーっと眺めていたい場所でした。
二晩あったのに、食事もできなかったマテーラ。
明日早くに出発します。
イタリアはここで離れ、ミュンヘンへ向かいます。