英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【ドイツ】5日目-4 ミュンヘンといえば、やっぱりホフブロイハウスでビール!

 
マリエン広場までは徒歩15分ほど。トラムやら地下鉄など、いろいろあることはわかっていましたが、運賃や乗り方など、まったく調べてきていませんでした。今、思えば1日乗車券€6.6(910円)を駆使できるようにしておけばよかったです。なぜかといえば、お天気に恵まれなかったミュンヘンでは、晴れ女を返上しなくてはならない2018年の幕開けでした。
 
ミヒャエル教会

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工事中なのは、玉ねぎ型の屋根を持つフラウエン教会

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重厚な建物はミュンヘン新市庁舎。1867年に着工、40年かけて建設されたネオゴシック様式の建物で、仕掛け時計グロッケンシュピール(Glockenspiel)が有名です。

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新市庁舎の前にマリエン広場があります。横には、1417年完成のゴシック様式旧市庁舎。今はおもちゃ博物館として使用されているそうですが、新も旧も歴史的建造物を利用しているんですね。右奥の緑の屋根は、ペーター教会です。 

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ここまでくれば位置がわかるので、候補に挙げていたレストランを見て回れます。ミュンヘンは肉料理の美味しいところが多く、豚もも肉の炭火焼きの店を候補にしていました。 でも、16時という中途半端な時間。誰もいない店内に入るのに、ちょっとためらってしまいました。
 
そこで思い出したのが、有名なビアホール Hofbräuhaus(ホフブロイハウス)。1589年バイエルン公ヴェルヘルム5世の命により創設されたブリュワリーは、1852年バイエルン王国消滅後、バイエルン州によって経営されるようになりました
 
このお店で難関なのは、座席を自分で見つけなければならないこと。案内されることもなく、空いた席に座りますが多くは相席で、お会計もそこで済ませるのだそうです。で、で、できるかなぁ・・・
 
それと、ひとつ失念していました。娘からユーロをもらうのを忘れていたのです。そんなにたくさん持ってないし、あと1日のために出すのも嫌だしなぁ。
 
でもま、見に行ってみましょう。
ここよね? 

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ちょっと中を覗いてみると、むむ? 混んでる! 

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でも、怖気づいてないで、もう一歩中に足を踏み入れてみましょう。天井が楽しい~ よーく見てください。花じゃないんですよ。豚や食べ物が描かれています。 

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混んでるけど、なんかいいかも。えいっ 行っちゃえ~ 

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案外、席は見つかるもので、立ち上がりかけている人を見つけて近づいてみたら、どうぞと空けてくれました。ほどなく席を片付けに来てくれます。
 
メニューはドイツ語と英語とがありました。
ビールは1ℓばっかりの中、唯一0.5ℓだったMünchner Weisse 4.5EUR(620円)に決定。白ビールって意味ですね。軽い飲み口。さすがはミュンヘン、美味しい~

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白ソーセージが食べたいと思ってメニューを見ると写真がありました。
これに違いないと指差してGET!

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出てきたのを見ても白ソーセージでしょ?でも、レシートを見ると5.5EUR(750円)と書かれていたので、なんだ、フツーのソーセージでした。あらためて見直してみると、メニューの4つ目に私にもわかる英語ではっきりwhite sausage と書かれているのがありました。がっくし。
 
でも、逸品には出会えました。ドイツ料理なら豚肉?と思って選んだコレ。
Surhaxe-a whole pickled knuckle of pork, boiled in a broth of spices,served on sauerkraut with horseradish
お店の名物は、シュバイネハクセというローストした豚のすね肉ですが、こちらは煮たすね肉です。haxe(ハクセ)がすね肉を指すようですね。
 
決め手にしたのは付け合せのホースラディッシュ12.9EUR(1,780円)。下にドイツ料理おなじみのザワークラフトが敷いてありますが、ホースラディッシュが千切りで添えられてます。千切りで食べるのははじめてでしたが、すりおろしよりも美味しいかも。
 
お肉もめちゃくちゃ美味しかったです。ソーセージは、家の近くにあるドイツ製法のハム・ソーセージ屋さんが優秀なのか、特に感動的ではありませんでしたが、このすね肉は絶品。

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このお肉は、写真から想像するよりもずっと大きいと思います。2人で食べきれるだろうかと心配したぐらい。  
食べ終えたあとの骨!なかなか食べ応えがあって、よくわからずに注文したのに大正解でした。白ウインナーを頼み損ねたのも、これで良しとするか。

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プレッツェルは売り子さんがやってきます。その場で現金精算。結構、注文している人が多かったです。

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みんな食べ終わっても長居しています。席を立ってまた戻ってきて。いつまでいるんだろう?
 
私たちのところへは、見計らってお会計に来てくれました。27.4EUR(3,780円)は思っていたよりもずーっと安かったです。
 
そろそろ帰ろうかなぁと思っていたところ、ステージに人が集まってきました。もしや演奏でもあるのかな? 18時が開始だろうと思って待っていると始まりました。快活なマーチ。

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3曲ほど聴いてお店を出ましたが、踊り始める人もいて、陽気なビアホール、ホフブロイハウスはなかなか楽しめました。

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ブラブラ寄り道しながら帰ります。必ず買いたかったのは、バーリからは手荷物のみだったので持ち込めなかったワインオープナー。2晩もフロントへ借りに行くのは嫌なので、探すことにしました。
 
手荷物にできるかどうかわからないので安いものを探していましたが、一番簡易なT字型のものが見つからなかったので、持って帰るのを前提に気に入った物を買いました。9.99EUR(1,370円)。 
※ 毎日使い続けたこのワインオープナー、2022年8月に壊れました。4年半の寿命は思いのほか短かったかな。

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頭のところを持ち上げて、くるくるっと回していくと開きます。尖っていますが、本体からこれ以上飛び出ないので、持って帰れると踏みました。
  
マリエン広場を通ると新市庁舎もライトアップされていました。クリスマスツリーもまだあります。フラウエン教会の玉ねぎ型屋根も見えています。 

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スーパーも物色。さすが、ハムやソーセージの種類は豊富です。

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どれだけ違いが分かって選ぶんだろうっていうぐらい、種類が多い。

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なにもかも品数があまり多すぎて、選ぶ気にもなれませんでした。こじんまりしたところから移動してきたからかなぁ。 

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帰り道、ホテルにあともう少しということろで、ケンカが始まりました。殴る音が聞こえるし、追いかける人も見える。やっぱり海外でそういうシーンに出会うと怖いですよね。ミュンヘン、やっぱりちょっと危なそうなところかなという気がしました。しかも、こういうとき、周りの人はやっぱり逃げるんですね。君子危うきに近寄らずは鉄則なんだと思いました。  
 
ホテルへ戻ってバスタブにお湯を張りましたが、大きいバスタブだと時間がかかって大変ですね。しかも、お湯を入れ替えるのがもったいないし、かといって洗い場がないからどうしようもないし、いつも入れるかどうか迷います。(根っからの貧乏性
 
笑ったこと。
ワインオープナーを買って戻ってみると、バーリの空港で買って行ったワインは、スクリューキャップでした。確かめてから行けばよかった~
 
それともうひとつ。バーリ空港で買ったブッラータ、めちゃくちゃ美味しかったです。
2日に分けていただきましたが持って帰りたかった~
 
こうして、ミュンヘンの第一夜は終わりです。