英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【ドイツ】6日目-2 ミュンヘン 朝の散策

 
相棒は2度目のミュンヘン。4年前の夏、私とスイスで別れたあとに来ています。
朝から酔っぱらいが多く、治安も悪く、印象が最悪と言っていました。だから、ミュンヘンへの滞在は特に希望していなかったのですが、飛行機の予約が遅くてミュンヘン経由になったので、ノイシュバンシュタイン城へ行こうかと目論んでいました。現地ツアーも探してあったのですが、日が近づくにつれてお城は行かなくてもいいかもなぁという気になってきました。ツアーだと時間も限られるし、写真も禁止だし、どれだけ記憶していられるだろうかと。
 
相棒は、娘のリサーチ不足で前回ノイシュバンシュタイン城まで行ったのに入れなかったクチです。でも、特にもういいと言っていました。だったら、せっかくミュンヘンに来たのだから、ゆっくりミュンヘンに滞在することにしましょう。
  
記憶に残っているミュンヘンを歩きたいと言うので、つきあうことにしました。探したいのは、お土産に買ったバウムクーヘンの老舗と、バラ用の手袋を買ったお店だということでした。(でも、私にバウムクーヘンの記憶はまったくなし)
 
当時泊まったのは駅の北側なので、そこから散歩を開始します。 
まず、裁判所の前を通ります。

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ずーっと歩いて行くと、トラムのホームが多く集まった場所に来ました。公園が続いて抜けていったという記憶を辿ってここまで来ましたが、ここでその記憶も途絶えてしまったようです。

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南下するときのう行った中心部になるので手掛かりにはならないだろうから、ちょっと北上してみると、広場の前に建っているフェルトヘルンハレに行き着きました。
フェルトヘルンハレとは将軍廟と訳されるのですが、かつては有名な将軍の銅像が安置されていたそうです。しかし、のちにナチスのシンボル的な場所として宣伝するに至る事件が起こり、長らくナチスの象徴となっていたと言います。

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フェルトヘルンハレの向かって右手には、テアティナー教会があります。バイエルン王国の第3代目国王、マクシミリアン2世が葬られた教会だそうです。

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ここからきのう行った中心部へ戻っていくと、ミュンヘンレジデンツです。でも、グーグルマップでは、ここがレジデンツだとは読み取れませんでした。
レジデンツは、バイエルンを統治したヴィッテルスバッハ家の本宮殿で、シンプルな外観からは想像ができないほど豪華な装飾であふれ、ゲーテやナポレオンも驚いたという話があります。400年以上の歳月を費やして築かれた宮殿は、ルネサンスロココバロック新古典主義といった各様式を見ることができたというのに・・・残念。 

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レジデンツと同じ広場に面して国立劇場 。

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そのまま南下して、新市庁舎まで戻ってきました。が、空に注目してください。真っ暗です。

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新庁舎の塔の中ほどに見えるこの人形は、小さく見えますけど等身大なんだそうです。  仕掛け時計が動くのも是非見てみたいけど、な・な・なんかお天気ヤバそう~ 

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しかし、ここで相棒が思い出しました。ちょうどこの裏手のあたりに、バウムクーヘンのお店があると気づいたのです。おお~ それは、行ってみないと!
あったあった!!!

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奥の棚にはバウムクーヘン、手前にはシュトーレンなどが並んでいます。おお~ シュトーレンがまだある!しかも、賞味期限は3月まででクリスマス商品は半額。クッキーも勧められてしまい、買っちゃいました。

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左からバウムクーヘン15.58EUR(2,150円)、その手前がクッキー4.4EUR (600円)。 
そして、シュトーレン2種類6.94EUR(950円)・6.5EUR(890円)。 
バウムクーヘンは定価なのでお高いですがバターたっぷりだし、日本で買ってもこれぐらいですよね。

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ただ、ドイツはレジ袋が有料らしく、0.2EUR(27円)取られていました。いつでもエコバッグを持っているのに言えばよかった。失敗。
ちなみに帰国してのお味ですが、バウムクーヘンは好きです。日本のクラブハリエなどとはちょっと違って、あそこまでしっとり感はなくて、でも、どっしりした感じ。
シュトーレンは、ちょっとパサパサ感があったかな。3週間ほどかけて、ゆっくりいただきました。
クッキーは、裏にウエハースみたいなのがくっついていて、これはいまひとつ。
  
ここがわかれば、バラ用の手袋を買ったお店もすぐに思い出した相棒。市庁舎裏に広場があるのですが、それを突っ切っていったところでした。どれもこれも、みんなきのうから何度も通っている市庁舎裏の話・・・近いやん。
 
ドイツ各地にあるようですね。ドアマンがいうので写真が撮りにくかったのですが、ガーデニング用品だけではなく、調理器具やら寝具やら、ステーショナリー、ワインなど、括りは百貨店。いろんなオシャレなものがあって、見応えがあります。
 
扉を入って左端にいるのが、厳しい目で見張っているドアマンのおっちゃま。  

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ハサミなどの道具系は日本製も置いてありました。さすがmade in JAPANです。

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私はまたバラ用の手袋11EUR(1,510円)とオリーブの石鹸5.2EUR(710円)を買いました。あらためて書くと、石鹸高っ! 
 
手袋は、前回はサイズ切れだったそうで、ワンサイズしかなかったと言っていましたが、それは手の小さな私にはブカブカ。今度はジャストサイズを購入できました。

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この並びには、日本にも進出している高級デリカテッセンAlois Dallmayr (ダルマイヤー) がありました。

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店内は高級な雰囲気にあふれていました。

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高いとは思いつつ見ていくと、ブッラータもある~

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ケーキもきれい~

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お惣菜の種類も豊富でどれも美味しそう~

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色鮮やかな果物は、いかにも高級な雰囲気を醸し出しています。

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一角にはカウンタースペースも。もしかして、ここで食べられる?

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でも、とうとう外は雨が降り始めました。急いで帰り始め、途中で地下へ潜ってみると、地下鉄の駅だけではなくスーパーなども入っていました。なんだ。地価も充実していたのか。
ビールとワインを買っていったん戻りましょう。バーリで買ったブッラータもまだ残っているし、それよりなにより、朝飲んだスパークリングワインが効いていて、トイレにも行きたい~