2018年(平成30年)3月21日(水)
私が国内で行っていない都道府県は、青森・愛媛・佐賀・宮崎・鹿児島の5県。今回は残りのうちから鹿児島へ、レンタカーを借り長男の運転で回ってきました。離れて暮らす長男と旅行するのは、5年ぶりのことです。
前回の記事はこちら。
翌朝も、雨が降っています。
日ごろ寝不足の長男に合わせて、朝食は8時から。とっとと起きた相棒と私は6時から開く温泉へ。でも、大混雑でした。
朝食は、前夜と同じ個室のお食事処。ここも全体を改装したのか、厨房の脇の道を通ります。旅館業も大変とは思いつつも、ここを通すのはどうなのよ。ま、いいお部屋を予約している人が優先なのでしょう。そう考えると妥当です。
残念だったのは、さつま揚げ。こちらのは硬めなのかな? ちょっとしっかりし過ぎる感あり。右端の茶碗蒸に見えるのは出汁と卵で緩めた長芋で、ご飯にかけていただきます。美味しくいただきました。
チェックアウト後、どこへ行くかとても悩んだのですが、車でしか行きにくい枕崎を目指すことにしました。いつも台風のニュースになると出てくるそこへ行ってみたかったのです。
浦島太郎の像もあります。2度回って亀をなでると、願い事が叶うと言われているそうです。いや~ 名所にするための後付けですよね。たぶん。こんなに貝殻に埋もれる前の浦島太郎を見つけたので、竜宮城とともに、よければご覧ください。
このときは、かろうじて晴れていました。でも、晴れると晴れるで暑いんですよね~
開聞岳は一応くっきり見えました。鼻の先っぽまで行けるように遊歩道も渡してあって、やっぱりまだ若い子どもたちは、端まで歩いて行ってました。
枕崎までは、ここから1時間。開聞岳を眺めながら走りました。
売店の奥に甕が見えたので、ちょっと覗いていると、工場の方に「麹の発酵を見てみませんか?」と声を掛けられました。
奥の方の甕で、麹が発酵していました。仕込みは秋から冬にかけて行うようですが、芋の出来上がるころに、その芋限定で300本分だけ仕込むといったことをするのだそうです。この芋の名前はなんだったかなぁ。とても甘い香りがしていました。
見学のあと、90段余りの望楼があるので景色を眺めてくださいと勧められました。
階段を上り、展望コーナーへ到着です。
せっかく上って眺めたのに、私が写真に収めていたのは1枚きり。せっかくの枕崎だったのに。
最大にフォーカスして撮ったのは、正面に小さく立ってっている岩は、立神岩と言うんだそうです。岬の先端には火之神公園があるのですが、その少し沖合に立っています。
この公園には平和祈念展望台があり、ちょうどそこから200km沖で沈没した、戦艦大和を慰霊しているのだそうです。
明治蔵もいい蔵ですね。アジア人の団体客もツアーで見学に来ていました。
ここも、最初に見た白金酒造の石蔵ミュージアムと同じく、木樽で蒸留しているものもあるようでした。でも、たぶん大半は工場生産だと思います。というのは、この薩摩酒造、有名な銘柄をたくさん製造している会社だったのです。
試飲も解説もたっぷり。長男のお土産用の焼酎と、芋の発泡酒を買い求めました。娘は焼酎にハマりそうでしたね~
工場でふと時計を見ると、12時過ぎ。お腹はすいていないけれど、宿の食事の時間はそう動かせません。私は夜便で帰りますが、残りのメンバーはこれから霧島温泉です。軽くランチしておいた方がいいという話になりました。
ガイドブックによると近くには2軒。そのうちの軽く食べるのにちょうどいいお茶漬けがあるという店に行くことにしました。
枕崎駅からすぐなので、まず駅の見学をしなくては!ここは、本土最南端の始発駅なんだそうです。
この駅は2013年、建設資金のほとんどが市民からの寄付で建てられた駅舎です。屋根の部分が上から見ると六角形、グッドデザイン賞を受賞しています。 そして駅舎の看板「枕崎駅」の字は、大相撲立行司第36代木村庄之助さんが書かれたものです。
ランチの場所に選んだ「魚処 なにわ」は満員でした。人っ子ひとり見ないこの付近のどこから人が湧いて出くるのでしょう。
30分ほど待って中に入れました。中もなかなか広いんですよ。
頼んだのは「船人飯」。漁師飯をアレンジした一品で、左奥にある鰹をのせてお茶漬けにしていただきます。サラダや小鉢がついて700円。なかなか美味しかったです。鹿児島県商店街グルメグランプリ王者を獲得しています。
鰹のタタキ
鰹のたたきは、すりおろしのにんにくがたんまり。朝ご飯でまだまだお腹がすかないという長男が注文しました。
大通りから車の流れに沿っての見学でしたが、無事GET! こちらは、犬を連れていませんね~
そばにある洋館のスターバックスは有名なので、パチリ。
空港へはフライトの3時間前、16時半に到着しました。空港から2泊目の旅館には、さらに1時間近くかかるので、夕食に余裕をもって到着するにはこれが限界の時間だったことでしょう。
私は、今日中に冷蔵庫に入れてくださいと言われた明治蔵で買ったビール2本、焼酎などを持って帰ることにしましたが、持ち続けると意外に重い。ゴールドカードで入れるラウンジを発見したので、そこで時間を潰しました。
それから、さつま揚げ、黒糖柿のタネや知覧茶入りのおかき。おつまみがあれば、試飲もちょっとばかり進んじゃいますね。
小さい小さい試飲カップに2杯ずついただきました。でも、この日飲んだのはこれだけ。徐々に禁酒に向かっています。
というわけで、特にどこへ行ったというわけでもない初鹿児島となりました。敢えて言うならば、焼酎工場3軒ってとこでしょうか。
今度は鹿児島市内だけでもいいから、のんびり歩いて回りたいですが、今回は車でしか行けないところを回れたので、これはこれで満足です。
ところで、帰宅した私に2泊目の宿の写真が続々送られてきました。
次回記事でご紹介します。