2018年(平成30年)5月
ゴーダでは木曜日にチーズ市が開催されます。
昔ながらの取引を再現しているそうなので、せっかく日程が合ったなら、是非とも行かねばなりません。
ゴーダへの車窓からは、風車が見えました。
観光用ではなく、今も使われているものなのでしょう。
撮ったタイミングが遅かったので重なってしまっていますが、5基ほどありました。
デン・ハーグからゴーダまでは25分。
ちょっと出るのが遅くなったので、10時の開始時刻には間に合いません。
それにしても電車はすいている。
誰もゴーダなんて行かないんだろうか。
ゴーダ駅です。さすがは自転車の国でしょう?
駅前の一番便利なところに駐輪場があります。
こうすれば放置自転車もなくなるのにね。
ここで降りたのは、3組4人っきり。
中心部への道も、誰もいないのでよくわかりませんが、確信を持って歩いていそうな人がいたので、その道にしました。
ちょっとそれていても、小さな町なので心配ありません。
この運河を渡ればゴーダの中心部です。
オランダのポストも発見。
絵葉書はホテルにあったチューリップの景色を買いました。あとでいつものように家に出します。
チーズ市のひらかれるマルクト広場はひとだかり。
露店もいっぱい出ていて、何が何だかわかりません。
でも、赤い雨戸のついた建物はゴーダ市庁舎、左奥には聖ヤンス教会がどーんと建っています。
ようやく見える位置まで近づけました。
でも、チーズをのせて馬車に乗せるまでは見られませんでした。
チーズ市では、好きにチーズを触らせてくれます。
ただ、ひとつ当たりが重いので、写真用に軽いニセモノも混ぜてくれています。
おやおや。取引開始ですね。なにやら価格交渉中のようです。
昔ながらの取引をこうして再現してくれます。
チーズを持って撮影用するときのニセモノチーズは表面が緑色のチーズです。
プラスチック製。
本物を持ってみましたが直径30cm、なかなか重かったです。
この交渉、成立すると握手をして終わるのでしょう。
何度も手の平をパチパチ叩き合って賑やかなんですよ。
ゴーダはオランダのチーズの60%を作っているんだそうです。
小さい町なんですけどね。
うしろにあるのは1668年に建てられたチーズ計量所。
1階はチーズをはじめとするお土産が売っています。
希望者にはチーズ秤で体重を量ってくれるそうですが、困りますよね。
入場料を払って左にある階段を上ると、2階はチーズ博物館になっています。
露天市が出ているのでそちらも見ましょう。
もちろんチーズのお店はたくさん出ています。
オランダビールといえば、ハイネケン。
ビールで洗ったウォッシュタイプのチーズもあるんですね~ 下の緑のがそれです。
チーズ作りの実演をしているところもありました。


どうでもいい服から、雑貨までいろいろありましたが、すべてスルー。
でも、きのこやアスパラガスを売っている店は、つい注目。

すごいたくさんの種類にびっくり。オランダって、食にこだわりがないんじゃなかったっけ?
チーズ市のない日はきっとみんながここに行くのだろうという、チーズ専門店もあります。
所狭しとチーズが並んでいて、ますます決められませんよね。

丸いチーズも、ハーブや胡椒、パプリカやトリュフなどいろんな味があります。

それにしても、こんなにたくさんの種類があるとは思っていなかったので、もっと買いたかったのに、圧倒されてしまってまったく決めるのが大変でした。
町もとても素敵でした。
ゴーダ市庁舎は、前の日に見たライデンの裁判所と同じく、赤い雨戸。
これは、古いオランダの建物に多く見られる様式のようですね。
でも、どうして下の段だけ閉められるようになっているんだろう?
でも、チーズ市のある日は混雑していてしんどいかも。
人混みに飲まれるように歩くより、市庁舎前のマルクト広場もすいていて、思うように写真を撮れる日の方がいいのかもしれません。
町歩きをしているほうが、町並みが素敵で楽しめます。
自転車はどこでもいっぱい。
自転車がないと思いきや、こっちは車。
でも、町にしっくりなじんでいて、どこもきれい。
忘れずに行こうと思っていたのが、ストロープワッフルのお店。
ゴーダはストロープワッフル発祥の地なんだそうです。
中でもこの店は、有名な専門店だとか。

目移りするほどいろんなお菓子が並んでいました。

私が買ったのはストロープワッフル。15枚入りですが案外重いんですよね
このストロープワッフルは、薄く焼いたワッフルに、キャラメルを挟んだお菓子です。
日本にも輸入されています。
青い空にぽわんと浮かぶ雲と美しい町、それだけで気持ちが上がります。
この美しい町並みには名残惜しくもありますが、人をかき分けて歩くよりもデルフトへ向かいましょう。こちらも、市の立つ日です。