2018年(平成30年)5月
腹ごなしの後半です。
この日のアムステルダムはかなり気温が高く、半袖の人さえいました。
ちょうど藤の花のシーズンで、デルフトでも見た藤は、ここでも見事でした。
こんなふうに建物に這わせているのが多かったですね。
3人乗りの自転車は珍しかったので撮ってみました。
このタイプは、割とお子さん2人と乗っているのを見かけたかな。
シンゲルの花市場へ向かいます。
これまでの行ったオランダのどの都市にも運河がありましたが、さすがにアムステルダムは幅が広いです。
そして、どこで写真を撮っても自転車がいっぱい。
シンゲルの花市場です。相棒が前回行ったときは、もう閉まりかけだったそうですが、今回は、一番賑わっているときでした。
種やチューリップの球根だけでも相当の種類。
でもこれは、あくまでもお土産用という感じですね。


もっと本格的に植えたい人は、好きなだけ球根を買いましょうという感じです。
なんというか、圧倒されますよね。
チューリップだけではないんです。
バラやカラーや、ヒヤシンスなどもありました。

生花もあります。 この安さって、羨ましいですよね~
50本€10(1,330円)なんて、あり得ない~


撮ったときに撮影禁止と気づいて慌てた写真もご紹介。
そりゃ、こんなに見事だったら、タダ撮りは許せんってことかもね~
ずーっと見て歩いてきたシンゲルの花市場ですが、こんな場所にあります。
川のほとりにずらーっと並んでいるんですね。
この橋のたもとにはムント塔が建っています。
橋を渡るとムント広場。ここは、自転車道がわかりやすいです。
こんな大都市でも、自転車大国は揺るぎません。
観光客用にレンタルのお店もいくつか見かけました。
先へ行くと、レンブラント広場です。
こちらではライデンと違って大人のレンブラントに出会いました。

途中、美しい庭園を見かけましたが、ヴィレット・ホルトハウゼン博物館です。
カナルハウス(運河沿いの家)には貴族のお館が多かったようですが、ここはヴィレット・ホルトハウゼン夫人が、アムステルダム市に寄贈したお屋敷で、夫が世界中から集めた調度品が展示されています。

1994年までは手動で開閉していたんだそうですよ。

撮影場所のすぐ手前近くにも跳ね橋があるのですが、その向こうに見える建物は、ロシアのサンクトペテルスブルクにあるエルミタージュ美術館アムステルダム別館。
17世紀に建てられた養老院施設をリノベーションして利用おり、展示作品は常設のものをほとんどもたず、企画展中心の美術館です。

ここは次々とクルーズ船が通る場所でしたが、上に見えているボートも飲み物がありました。豪華な食事を出している船も見かけましたよ。
ちょうど橋の上から見えたのは、アルコール満載のクルーズ船。

この日が運河クルーズをする最後のチャンスの日でもありました。
でも、どう見ても暑い。屋根のある船もありましたが、残念ながら、せっかくのオランダだったのにクルーズは断念しました。
先へ行くと市庁舎があり、ワーテルロー広場で蚤の市をやっていました。
つくづく、市には恵まれた旅行だったというべきなのでしょう。
蚤の市を過ぎるとすぐに、レンブラントの家があります。
考えてみると、こういった施設にはどこにも入らずにオランダは終わりました。
あとになってみると、もったいないと思うこともあるのですが、街歩きそのものが、ものすごく好きなんだということに気づいてからは、無理にどこかへ入ろうという気がなくなりました。
アムステルダムにもチーズ計量所があり、今はカフェになっています。
アムステルダム中央駅近くまで戻ると、涙の塔がありました。
15世紀に建てられ、防護の役割を果たしていたアムステルダム最古の塔です。
当時、危険な船の旅に出航する船乗りを見送りに来た女性達が涙を流した場所、ということから「涙の塔」という名前がつけられたそうで、今はこちらもカフェです。

ここから運河沿いに中心部へ戻ると、公的に許可されているという売春地区の飾り窓地区や、大麻博物館、エロティック博物館など、なんでもゆるーく許可しているオランダならではのアヤシイ場所が連なっているようです。
ただ、私たちには見つけられませんでした
確かにちょっと正視できないようなお店はいくつか見かけました。
でも、必死で探す場所でもない。
観光を終えることにしました。
あまりの暑さに、川べりでちょっと座って休憩しました。
日の当たる場所で座っていられるような日差しではなかったのですが、日影だと肌寒いのは湿度が低いからなのでしょう。
少し休んでから、スーパーでお土産物を物色して駅へ戻りました。

駆け足で回ったアムステルダムでしたが、それでも長くなりました。
中央駅へ戻ると、向こうに旧教会が見えます。
駅前が運河クルーズの乗り場のひとつなので、続々とクルーズ船が戻ってきています。
中央駅を背にしてクルーズ船の乗り場を見ると、華やかなアムステルダム駅前が垣間見えます。
一番便利なところに自転車置き場があって、一番便利なところに運河クルーズの乗り場があって、混むはずの場所を惜しげもなく広く取って活用する。
なかなかオランダの都市活用は上手だなぁと思いました。
デン・ハーグでは、切手は買えたものの、ポストが見つけられませんでした。
アムステルダムで絵葉書を投函しています。
今まででたぶん最速、1週間で到着しました。素晴らしい~
このあと、コインロッカーで一騒動遭ったのは、既に書いたとおりです。
タリスでブリュッセルへ向かいます。
この日のクルーズは、恐らくあまりの暑さに体調不良の身には過酷だったでしょう。