英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【京都滋賀】1日目-1 大阪経由で初の星野リゾート「ロテルド比叡」室内編

2018年(平成30年)6月23日(土)
 
事の始まりは1ヶ月前のこと。
突如、所用で大阪へ行くことになり、ついでにどこかへ泊まろうという話に。筆頭候補は、比叡山にある星野リゾートオーベルジュロテルド比叡
※この記事は、星野リゾートに業務委託していた時期のものです。現在は京阪グループの経営
 
お得感のある宿泊しか経験のない娘は、2月に行った大洗の里海邸など、ワンランク上のところへ泊まりたいらしく、嵐山にある星のや京都や、フォーシーズンズホテル京都ザ・リッツカールトン京都など、好き放題挙げていましたが、いやいや、自分で行って~(夏休みは私との海外旅行を蹴って星のや竹富島へ行くそうな) 
 
土日でありながら1泊1人22,000円という格安プランを見つけ、このたび星野リゾートデビューをしてまいりました。しかも私には珍しく、他の目的地は所用以外には持たず、めいっぱいホテルライフ。というのもロテルド比叡ではホテルでいくつかの体験ができるのです。
 
それにはまず14時、JR京都駅発の送迎バスに乗らなければ。
所用を終え、雨の中できるだけ軽くランチということで、JR吹田駅近くで見つけたのが「まぜそば」のお店。

f:id:fuwari-x:20190829145816j:plain

 
シンプルな厨房は好感が持てました。換気扇も上にあげるのではなく壁に配管を取っており、もうもうとした湯気がありません。
唯一気になったのが、店主の髪の毛がアフロっぽい。鉢巻をしていましたが効果なし。清潔感ないぞ~ 
 
まぜそばの食べ方は壁に貼ってありました。なになに?

f:id:fuwari-x:20190829145826j:plain

  
半分食べたらラー油を入れ、さらに半分食べたらお酢を入れ(中略)
再度来店しまぜそばを注文する
そして、それを繰り返す とありました(笑
 
 撮り忘れていて、混ぜています。汁のないまぜそばは、冷麺みたいな感じ?ちょっと濃い目の味付けでしたが、チャーシューがいい味で、久々のラーメン美味しくいただきました。思いの外、量が多かったのでお腹いっぱい。

f:id:fuwari-x:20190829145834j:plain

 
急いで京都駅へ向かいます。乗換駅はJR高槻。
 
途中、總持寺あたりから、屋根の上のビニールシートが目立ち始めました。ちょうどこのあたりが先日の地震震源地に近いですもんね。
 
でも、まとまってブルーシートの地域があるわけではありませんでした。新しい家は被害がないように見えたし、建っている向きも関係したと思います。容赦なく降る雨に、被災した家がこれ以上影響を受けませんようにと祈りました。 
 
ところで、最近設置され始めたホームドアですが、高槻駅のこれはどう動くのか想像がつきませんでした。開かない、よね?

f:id:fuwari-x:20190829145839j:plain

 
 
興味津々で待っていたら、上がるのね。そうか~ それしかないよね~ 割と簡易で、上下の所要時間も少なそう。これ、いいんじゃないでしょうか。
  
京都駅に到着したら、八条口に送迎バスが停まっていました。お迎えは14時・16時・18時の3回。予約不要なのがいいですね。バスは既にほぼ満員で、助手席を使う人もいる状態でした。
 
京都市内を車で走ると混んでいて、なかなかスムーズには抜けられません。ちょっと渋滞にはまったあと、それでも予定通り45分程度で到着しました。
 
これだけの人たちを一度にチェックインさせるとなると、かなり時間がかかるはずと思っていたら、いいシステムを採用していました。それぞれまずサロンへ案内し、アフタヌーンティーから始めるのです。
 
ホテルの体験のひとつめ、ウエルカムドリンクとなる利き茶と、15~17時にいつでも利用できるアフタヌーンティを同時に提供していただけました。お天気であれば、琵琶湖が望めるテラスにある山床カフェでいただけます。 
(公式HPより)
 
でも、残念ながらこの日はあいにくの雨。中のサロン・ド・比叡で楽しみました。

f:id:fuwari-x:20190829145856j:plain

 
熟成度合いが近江ほうじ茶と、山型の台にアミューズを載せたプレートを挟んで。ちょっとしたことで、気分が上がりますね~
アミューズはお茶の熟成に合せて、左からシフォンケーキ、あとのふたつはちょっと忘れてしまったのですが、魚素材とお肉素材のものでした。いずれも、近江に伝わる発酵の知恵を用いた発酵食テイスティングです。
 
これが終われば、アフタヌーンティータイムは、ラスクやクッキーをはじめお茶のおかわりやコーヒーも自由に楽しめます。

f:id:fuwari-x:20190829145902j:plain

f:id:fuwari-x:20190829145907j:plain

 
私はラズベリーラスクとクッキー、上のガラス瓶に入っている白いマカロンをいただきました。あまり食べると夕食に差し障るので、これも半分ずつ。

f:id:fuwari-x:20190829145913j:plain

 
こうして、アフタヌーンティーを楽しんでいる合間に、順番にチェックインの手続をしていきます。人手が少なくても済む、いい方法だなぁと思いました。
 
チェックインでは、宿泊中に行われるいくつかの体験の参加の有無も聞かれます。どれもキャンセルは可能。帰りのバスの時間は10時半と12時半ですが、これも配車の都合の模様。一応尋ねられるのですが、変更も可能です。
 
一息つけば、いつでも部屋へ入ることができます。スタッフに鍵を渡せば、好きなときに案内してもらえるようになっていました。 
 
ところで星野リゾートがどういう会社がご存知でしょうか。
 
星野リゾートの社長星野佳路氏の家業は、軽井沢の星野温泉にあります。
慶應義塾大学卒業後、米コーネル大学ホテル経営大学院で経営学修士号を取得。日本航空開発(現JALホテルズ)を経てシティバンクに転職。JALでホテル経営のノウハウを、シティバンクで債権回収の手法を身につけました。

シティバンクで鍛えた債権回収の手法を経営に取り入れ、経営破綻した大型リゾート施設の再生に着手。再生したホテルをグループ会社の投資法人に売却して資金を調達、その資金を活用してさらに運営施設数を増やすといった手法を取っています。
 
このロテル・ド・比叡も、かつてはホテル京阪の経営でした。3年前に買い取って、独自のノウハウで再生。だから施設自体は古いのですが、上手にお得感を演出しているなぁと思いました。
 
さて。その古さの残る部屋へ参りましょう。1階のスタンダードルームです。階段の上にも部屋があり、全31室のオーベルジュ
 
階段も借景が活きていい雰囲気を醸していますよね。

f:id:fuwari-x:20190829145919j:plain

 
廊下も写真だとわかりにくいのですが、色合いに落ち着きがあってシックでした。

f:id:fuwari-x:20190829145924j:plain

 

部屋は左側、庭に面した103号室。

f:id:fuwari-x:20190829145929j:plain

 
部屋は、そう大きくリノベーションはしていないように思いました。ごく普通のツインルームといった感じです。

f:id:fuwari-x:20190829145935j:plain

f:id:fuwari-x:20190829145940j:plain 

 
バスルームは、テンションが下がりますね。やっぱり国内旅行なら温泉は必須だなぁと思いました。 

f:id:fuwari-x:20190829145945j:plain

 
バスタブの手前左にトイレがありますが、暗い。しかもこのバスルームは換気がほとんどできなくて、シャワーしか使用しなくても、即、サウナ状態になりました。

f:id:fuwari-x:20190829145951j:plain

 
アメニティは歯ブラシやブラシのほか、ボディタオルも入っていました。 

f:id:fuwari-x:20190829145956j:plain

 
POLAのシャンプー・リンス・ボディソープ。帰るときまで気づきませんでしたが、個包装で化粧品も揃っていました。

f:id:fuwari-x:20190829150003j:plain

 
部屋からは庭が見えます。
左にちらりと見える部屋で、17時からワインテイスティング講座があるので、それまでもう少し館内を見て回ることにしました。

f:id:fuwari-x:20190829150007j:plain

 
それにしても、宿泊先の何に重きを置くかというのは難しい。時間はあるのに温泉へ入って一息つくこともできないのは、やはり残念ですね~
 
部屋のランクを上げてもバスルームが変わるわけではないですが、もう少し気分も上がったんでしょうか。かといって、温泉旅館もどこか画一感が否めない。宿泊先を選ぶときのチェックポイントは、これからの課題になりそうです。
 
次回の記事はこちら。