2018年(平成30年)6月24日(日)
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※この記事は、星野リゾートに業務委託していた時期のものです。現在は京阪グループの経営。
朝、ロテルド比叡宿泊者は、延暦寺根本中堂で行われる朝のお勤めに参加できます。開堂前の時間帯は普段なら入れない場所と聞くと、つい行ってみたい。しかも送迎付き。
6時、フロント集合。バスで5分ほどで延暦寺到着です。参加者は19名。早朝ですが、結構参加されていますね。
延暦寺へ最後に行ったのは10年程前だったでしょうか。ロテルド比叡の横の道を抜け、琵琶湖側の坂本へ歩いて降りた記憶があります。あのころは、よくそうして歩いたものでしたが、すっかり歳を重ねました。
延暦寺の総本堂でもある根本中堂は60年に1度、10年かけて改修をするそうです。今はその2年目。すっぽり覆われていて見えませんが、この中でお勤めです。中は撮影禁止。
既にほかの参加者の方々が座っていました。どうやら敷地内にある延暦寺会館宿泊者も、お勤め体験ができるようです。
読経が始まりました。先日行った大雄山最乗寺での曹洞宗のアクティブな読経とは違い、荘厳。途中、人の名前が読み上げられ始めたなぁと思ったら、そのうち「ロテルド比叡宿泊者 ふわり殿御一行様~」も読み上げられました。あらまぁ。
読経の後は、お坊さんから少しお話がありました。
最澄は「伝教」の名を授かったので、自分たちは伝教大師と呼ぶこと。ご本尊様の薬師如来像の目線は参拝者の目線に合わせて安置するため、内陣は3m低く床を張らず石敷きの土間となっていること。もしここで感じるものがあったなら、いつかまたその気持ちを思い起こしてほしい、そんな話を少し聞いたあと30分ほどで根本中堂をあとにしました。
まずこの門が見えてくる・・・ どんな気持ちになったんでしょうね。
山門から少し下っていくと、大黒堂に出てきます。日本の大黒天信仰の発祥の地と言われています。
手前にある摩尼車(まにぐるま)、まわすと願いごとが成就するんですって。
鐘は、一打50円と書かれていました 。
隣には坂本にある讃仏堂を移築したという大講堂。延暦寺には100ほどのお堂があるそうです。
お勤めを終えて、ホテルへ戻ると朝食の予約時間の7時半でした。朝食はハーフブッフェで、飲み物やヨーグルトを自由に取ることができます。
左からあさりのポタージュ、野菜ジュース、スムージー代わりのフルーツウォーター
いちごや柑橘などフルーツが入った水です。いちごの味がよく利いていました。
サラダは取り分け。湯葉のソースをかけていただきます。
スクランブルエッグとハム、ウィンナー、ベーコン。パンもクロワッサン、ブリオッシュ、ミルクパンと3種ありました。
9時半には延暦寺までの送迎バスがあり、12時にはお迎えに来てもらえます。ホテルへ戻ってすぐ、12時半に京都行送迎バスに乗り継げるので、当初はその予定にしていました。でも、暑そう。
暑さにはめっぽう弱いんです。朝のお勤めでとりあえずちょっと覗けたことだし、10時半の京都行送迎バスに乗ることにしました。
朝食後、庭から展望台が見えたので行ってみました。
ホテルのテラスからもこちらの風景は見えましたが、琵琶湖大橋が見えます。
チェックアウトを終え、この時間の帰りは3組。1人でいらしていた女性も同乗していました。
ロテルド比叡、施設は古いですが、他にも日が合えば手作りモッツァレラ体験、坂本側に降りれば、国指定の名勝である旧竹林院の里坊ティーサロンで、お茶をいただけるなどの体験もでき、なかなか楽しめるなぁと思いました。この価格なら、季節をかえてまた訪れるのもアリです。
※現在は星野リゾートへの業務委託を終え、京阪グループの経営になっています。サービスが落ちたのか、食事のレベルが落ちたのか、評価は急落しています。ノウハウは知ったはずなので頑張ってほしいです。
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