英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【京都滋賀】2日目-2 錦市場近く京料理「花咲」でランチ~東本願寺

2018年(平成30年)6月24日(日)
 
比叡山の上にある星野リゾートオーベルジュロテルド比叡へ泊まりに来ていました。

前回記事はこちら。

fuwari-x.hatenablog.com

※この記事は、星野リゾートに業務委託していた当時のものです。現在は京阪グループの経営。

 

ロテルド比叡は早々にチェックアウト。出発して40分ほどで京都駅へ到着しました。
蒸し暑い~ でも、せっかくの京都、もうひとつ用事を済ませましょう。
 
涼しければ歩くところですが、この暑さでは地下鉄に乗ります。2駅乗って烏丸駅から歩きます。
ココ、どこだかお分かりの方はたくさんいらっしゃいますよね。年末になると、築地とともに賑わいが映し出される錦市場です。

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ここに店舗がある有次の包丁を2丁持っています。関東圏では木屋の包丁が有名かと思いますが、関西圏では有次です。
たまに研ぎにも出すものの、どうにもうまく仕上がってきません。日ごろのメンテナンスは自分でして、年に一度は購入元へ研ぎに出すといいという話を聞き、それならば持って行こうと思い立ちました。(ここまで、刃物を持ち歩いていました 汗)
2丁で送料込3,800円。1ヶ月かかりますが、また素晴らしい切れ味になって戻ってくるのが楽しみです。
ついでに桝俉のしば漬けが好きなので、買って帰りましょう。 
 
そうこうしているうちに13時。そろそろランチの場所を探さなければなりません。もう少し調べて、どこか予約しておけばよかったのですが、お腹具合がわからなかったので、ピックアップに留めていました。
でもやはり満席が多く、空いていた京料理 花咲 錦店に入ることにしました。

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しばらく待ってから、2階に案内されました。近ごろ、畳にテーブルというのが増えてきましたね。お年寄りにも外国人にも楽でいいというのもあるのでしょう。
背後にいた外国人グループ4人が賑やかです。

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頼んだのはお昼の会席「柏木」3,300円。
季節の小鉢は、上から時計回りに湯葉ブロッコリーとカリフラワー、オレンジの方がパプリカの寄せ、さつまいもの甘露煮、烏賊ときゅうりの和え物(←これ、きゅうりがいまひとつ) 

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お造りは、鯛と鮪 

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お吸い物は、黒いのが胡麻豆腐、レンコンは見事な包丁さばきの飾りきりでした。
ジュンサイと、意外だったのが胡麻豆腐。美味しかったです。

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鱧とナス。白いのは何だったかなぁ。小さい角切りはどちらもこんにゃくです。

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残念だったのはお酒。生酒は月桂冠しかありませんでした。京都の会社だからしょうがない、飲みました。
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ここにお店を出してから10年だそうですが、ずーっと出し続けているのがこちらのかぼちゃ団子にぶぶ漬けのおかきをまぶして揚げ、餡掛けしたもの。香ばしくて美味しかった~

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揚げ物は、抹茶塩と天つゆとでいただけるようになっていました。

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止め椀は魚のあらと麩。 お寿司は、お漬物のお寿司です。 
左から、白菜、大根、かぼちゃ、巻いてあるのが中にしば漬け。 

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デザートは、わらび餅と牛乳寒だったかな?

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量もお味も大満足。 フレンチの後の和食、いいお食事の旅行となりました。 
 
外国人グループが、これらを食べられるのかも気になっていましたが、どれも楽しんでいるようでした。1品ずつあれこれポーズをつけ、料理とともにいちいち記念撮影。最後のお漬物のお寿司のときには、2人がご飯をチョイスしていて、釜ごと運ばれてきたのに喜んで、これまたよそうところから撮っていました。 
 
さて、時刻は15時。残りは2時間半です。どこへも行かず帰るのももったいないので、東寺と迷って東本願寺へ行くことにしました。いずれも京都駅の近くですからね。
暑いので1駅電車に乗ることも考えましたが、うまくビルの影を通って行けそうだったので歩きました。
 
東本願寺京都タワーの見える位置にあります。 

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御影堂門が立派ですね。ここは浄土真宗のお寺、親鸞聖人の門弟らが建てています。

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御影堂門をくぐると御影堂がどーんと建っています。あら~ これまた立派!行ってみて、初めて来たことに気づきました。 京都へは何度も足を運んでいるのに、こんな近くを見落としていたとは。 

 
中は撮影禁止。火災で焼失し、1895年に再建されたものではありますが、まぁ見事。これだけの空間と屋根を支える建築とは、すごいと思いながら見ていましたが、間口及び面積において国内最大の仏堂で、伝統様式・技法による木造建築の集大成を示しているそうです。
 
御影堂から御影堂門を見ると、これまた堂々とした姿。2015年末まで修復工事をしていたんですね。

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門の中央に下げられている六角菱灯籠も再建した当時下げられたものを、今回やはり修復されたそうです。ひときわ煌びやかでした。 

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隣は阿弥陀堂。渡り廊下でつながっています。阿弥陀堂は江戸時代に4度も火災で焼失しているそうです。それでも、120年以上の時を経ると、風格が出るものなんですね。 
  
東本願寺から数ブロック西へ行くと西本願寺があります。 そちらへも行きたかったのですが、暑さと時間で行けませんでしたが、どちらも親鸞聖人の教えを流れにくむ浄土真宗で、東本願寺真宗大谷派西本願寺浄土真宗本願寺派を名乗っています。
 
もともと戦国時代、石山合戦石山本願寺を追われた本願寺派が、豊臣秀吉に再建を許されたのが西山本願寺。秀吉亡き後、本願寺内部抗争利用し、豊臣秀吉の宗教政策で分立したのが東本願寺。結局、お寺の勢力を分断する目的もあったんでしょうかね。
 
そんなわけで、東本願寺西本願寺は通称なのですが、自らそう名乗るわけにもいかないからでしょうか、その説明は京都市の名で、立札に書かれていました。

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地震のせいか、外国人観光客は少なめのようでした。
さて。次はいつになるでしょう。 またゆっくり訪れたいと思います。
 
終わり。