英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【ポーランド】1日目-2 クラクフ旧市街

 

ホテルを出て旧市街へ向かうと、地下道が通っていました。
駅へもここを抜けると行けるようになっています。
無理矢理トラムや車道を渡って行かなくてもよかったんだ・・・

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クラクフの街の地図を下に載せておきます。
ショッピングモールのあるところがクラクフ中央駅で、旧市街は緑の公園で囲まれているところです。
 
この旧市街は1978年に世界遺産第1号として登録された12件のひとつです。
(ちなみにこのあとに行くヴィエリチカ岩塩坑世界遺産第1号のひとつです)
クラクフは、ワルシャワに遷都されるまでポーランド王国の首都でした。
 
第二次世界大戦でそこまで被害を受けなかった数少ない街です。
中世の建物がそのまま残っており、とても美しい。
ヨーロッパで最も美しい都市のひとつも言われていて、ポーランドの京都と評されています。
  
見どころはヴァヴェル城を含む旧市街のほか、ユダヤ人街のカジミエシュ地区です。
 
地下道を抜けるとすぐに公園で、まず見えたのがスウォヴァツキ劇場。
こんな名前、到底覚えられませんよね。

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劇場の右にちらりと見える教会を目指していきます。

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近づくと、何やら人混み。
露店がたくさん並んでいて、見てみるとほとんどすべてピエロギのお店でした。

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「ピエロギ=pierogi」とは、東ヨーロッパでよく見られる餃子のようなものです。
中国からロシアを経て広まったと言われており、ロシア、ウクライナポーランドバルト三国あたりで食べられています。
 
ポーランドで絶対食べたいと思っていたものに、早速出会えました。
中身もいろいろ、味は甘いものもあります。

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まさに餃子でしょう?
右がお肉の入ったタイプで、玉ねぎのソースとニンニクのソースをかけてみましたが、ニンニクのソースがなかなか美味しかったです。
左のは甘いタイプ。ソースももちろん甘くて、モチっとしていてこれもまた美味しい。
 
店によってはベリーが入っているようなものや、ホウレン草を練り込んで緑色など、いろんな種類があって、あれこれ食べ比べるといい感じでした。
 
ここのお店は1個2PLN(60円)。
ポーランドの物価の安さは、この後、ずっと嬉しかったです。
 
下の画像、チーズにベーコンを巻いて焼いているのもありました。
食べてみればよかったなぁ・・・
看板に書いてあるBOCZKIEMはベーコンの意味なのですが、このアルファベットの並びって、英語から考えると有り得ないですよね。
 
ピエロギが2PLNなので高いような気がしていましたが、5PLN=150円
ほんっと安い。
ちなみに zt は通貨の単位ズウォティですが、覚えられないまま帰国しました。
(ブログ内では国際通貨名コードのPLNを使っています) 
 
この旅行中のレート 1PLN≒30円
  

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このチーズは、オスツィペック(oscypek)という羊乳から作られる燻製チーズで、ポーランドの山岳地帯で作られる伝統的な名産品なんだそうです。

似た形で、牛乳から作るゴルカ(gołka)というのもあります。
 
ケーキも売っていてとても美味しそうでしたが、甘い匂いに誘われて蜂がとまっています。
材料が確かだということなのかな? 
チョコレートケーキにも真ん中のプレートにもブンブン集っていました。

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この小市場広場を抜けると、教会の塔が見えました。
目指す中央市場広場にある観光名所のひとつ、聖マリア教会です。
 
なーんだ。正面から攻めているつもりが、裏から回って来てたか~ 

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中もチョロッと見られましたが、中に入るには10PLN(300円)が必要で、撮影するにはさらに5PLN(150円)払わなければなりません。
明日に持ち越すことにしましたが、それはそれは美しい教会でした。

  

正面から見るとこの姿。
こちらの広場も、今日は露店が出ています。 
 
振り向くと、織物会館が見えます。
ここも観光名所のひとつ。 

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中に入ると、お店が連なっています。
ゆっくり見たいところですが、そろそろ電車の時間も迫ってきています。

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織物会館は中央市場広場のど真ん中に建っていて、反対側の広場へ行くと、こちらも賑わっていました。
この日は聖母昇天祭で祝日なので、それに合わせてのフェスティバルでしょうか。
横断幕の「Świętuj ukochana ojczyzno」をグーグル翻訳にかけてみると、「あなたの最愛の祖国を祝う」と出ました。

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そういえば、教会にも花を持って訪れている人が多くいました。 
 
このステージの後ろには、旧市庁舎の塔が見えます。
市庁舎は取り壊されて、塔だけが残されています。 
 
そして広場では、巨大なパンを売っていたり・・・ 
 
さっき焼いていたチーズ、オスツィペック(oscypek)のお店があったり・・・ 
 
 
民族衣装を着て、レースを編んでいたり・・・
  
でも、実は私は焦っていました。
いつもなら時間に急くのを嫌う相棒が、13:02の電車に乗るとわかっていて、なぜこんなにのんびりしているんだろうと気にしていました。
 
移動時間を含めてたった1時間しかないはずが、ピエロギを食べてこれだけのものを見れば、時間もないはずですよね。
 
このレース編みを見終えて、駅へ向かい始めたのが13:45でした。
ホテルまでは10分ですが、さらに駅へ行ってホームに上がるまでどれだけかかるか、初めて来たこの地で見当がつくはずもありません。
 
足早に歩き始めましたが、かなりヤバイ状況であることは明白でした。
13:02の電車を逃すと、次は14:02までありません。
ヴィエリチカ岩塩坑の予約は14時なので、絶対に乗り遅れられないのです。
 
駅が見えたときには、あと5分を切っていました。
ショッピングモールを突っ切ってホームへ上がれば間に合う・・・
まさにギリギリでした。
 
はぁ~ バタバタせず、ゆったり回ると心に決めて今回の日程を組んだのに。
初っ端から汗だく。相棒は不機嫌全開。
相棒はまったく地図を把握していませんから、私が声を掛けないということは、楽勝だと思っていたようでした。
あぁ、この性分、知っているのに大失敗。
 
ともあれ、既に予約済みのヴィエリチカ岩塩坑は逃さずに済みそうです。