英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【マレーシア】3日目-2 世界遺産の町マラッカ

 
世界遺産の町マラッカで、その中心のオランダ広場に降り立った私たち。 

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ガイドブックで見かけるキリスト教会、タン・ベン・スウェー時計塔。
観光客でいっぱいです。 

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本当はセントポールの丘に上ってザビエル像を見ようと思っていましたが、この暑いのに「上る」のは避けようと考えました。
 
ほら、私、いつもバタバタさせるでしょう?
今回は私自身が暑かったこともありますが、とにかくゆったりを心がけ、大丈夫よ~ 私にも優雅に旅行するって技はあるのよ~ と伝えたかったんです。
だから、バトゥ洞窟も上らずにあっさり諦めたし、2日目もほぼホテルライフ、で、ここマラッカでもバタバタ回らないと決めていました。
 
マラッカ中心部の地図です。
川の向こうがチャイナタウン、真ん中の緑のところがセントポールの丘。
「上る」のは避けて、チャイナタウンを目指すことにしました。
もうそこだけで、マラッカの観光が終了してもいいことにしようと決めていました。 
 
まず川を渡りましょう。
時間があれば、クルーズも考えていました。
でもこの川の色を見ると、ちょっとムダっぽい。 

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川を渡るとすぐにお土産物屋さんがありました。
でも、特に買いたいものはありません。
 
寺院やモスクも目指そうと思ったんですが、車の往来がすごいんです。
歩道なんて当然無くて、道はガタガタ、路駐だらけで歩く環境じゃないんですよね。
しかも、建物は汚い。 
 
チャイナタウンをこれ以上うろつくのはやめました。
今回は「ゆったり優雅に」がテーマでしたから、全部諦めて食事にしましょう。
せっかくのマラッカ、ニョニャ料理は食べたかったので、マラッカタワーの近くにある「ニョニャ・スアン」を目指すことにしました。 
 
川沿いを歩いて行くと、帆船が見えました。
入っている人はいないようだけど、海洋博物館らしい。 

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これは、ポルトガルがマラッカ信仰に使用したキャラック船の原寸レプリカで、中に入ることができるらしいけど、パス。
なんでも見たがるのは私だけ、バタバタしない ・・・
 
でも、割と気に入って見ていました。
なーんとなく観光した気になれるスポットでした。 

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この道が広い車道なので、なんとなく気忙しい。
相棒の嫌いなパターンです。 

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でも、すぐにマラッカタワーが見えたので、ちょっとホッとしました。
これも、ちょっと観光気分になるでしょ。 

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目当てのニョニャ・スワンはこの建物の裏手のはず。
でも、行ってみてもそれっぽい店はないし、ちょっと治安もアヤシイ。
 
地図上にはメガモールが見えますが、その向かいにもモールがありました。
いったんそこで仕切り直しです。
相棒はホテルでの食事を希望しましたが、ホテルはさらに先です。
向かいにあるメガモールへ行ってみることにしました。
 
すると、見えたんですよねNyonya Suan/温馨娘惹菜館の看板。
ちょうど上の写真の左端の位置になります。
なんだ~ 大通りに面してたんだ~ 

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 外から見ると暗くて、あんまり雰囲気が良さそうにも思いませんでしたが、時間もそう多く残っていないし、入って見ることにしました。
すると意外や意外。めちゃきれい。
 
「ニョニャ」とは女性を指します。
マラッカは大航海時代に華僑が渡っており、その中国人男性と現地人女性によりできた家族の子孫を「プラナカン」と呼びます。
裕福だったので中国の伝統文化をベースに華麗な文化がを築いたようですね。
 
女性「ニョニャ」に対し男性が「ババ」。
ニョニャ料理はブラナカンの家庭料理です
 
残念なことにアルコールは置いていません。
私としたことがお茶を頼みました。
注文はメニューに書き入れて渡します。 

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任当燜鸡(Ayam Rendang) 22MYR(610円)
鶏肉の煮込みなんでしょうかね? ココナッツ味で美味しかったです。
辛いんだけど、甘い、みたいな。東南アジア独特の味付けですよね。
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茄子炒辛辣(Terung Goreng Cili) 15MYR(420円)

こちらは麻婆茄子みたいな感じで、まぁ無難なチョイスといったところ。

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もうちょっとチャレンジすればよかったんですけど、メニューを選ぶとき、つい面倒になってしまうんですよね。

でも、ふたつの味がまったく異なっていたので、取り合わせとしては良かったです。

 
えびせんがついてて、それがテーブルチャージ代みたいな感じ。
合計46.5MYR(1,281円)でした。
 

 
ちょっとゆっくりできたので、セントポールの丘へ行くことを提案してみました。
来た道を戻るより、丘は越えるかもしれないけどそっちのほうがきっといい。
向かいのショッピングモールの裏手はもうセントポールの丘です。
 
進んでいくと、サンチャゴ砦。
マラッカをはじめに占領したのはポルトガルですが、1511年オランダを迎撃するためにポルトガル軍が建造した砦です。
1641年にオランダの植民地となり、この砦も利用していましたが、1896年にはマレー半島全部をイギリスが統治、この時代は放置されています。 
 
先へ行くと、15世紀のマラッカ王国の宮殿を復元した高床式木造建築、スルタン・パレスがありましたが、有料だったので入ったところで、向こうへ抜けられなければ意味がないので引き返しました。 
 
サンチャゴ砦の裏に階段があり、それを上るとすぐにセント・ポール教会に到着しました。なーんだ。こんなに近かったんだ。 
中は修復作業中のようでした。 
  
このネコちゃん、小さいんですけど妊婦さんかしら?

この付近には多くの猫がいましたが、どのコも、ちょっと変わった縞柄でした。 

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ここは、フランシスコ・ザビエルが亡くなったあと、しばらく安置されていた教会だそうです。
伝説の右手首がないザビエルの像ですが、どんな伝説なんだろう? 
  
この丘からはマラッカ海峡が見渡せました。わ~ きれい~
この丘へは断然上がって正解でした。
マラッカタワーは展望台が下り切ってしまっているのが、ちょっと残念。 
 
遠くに浮かんで見えるのは船? 対岸?
対岸は西スマトラ島ですが、さすがにそれはちょっと見えないかな。 
  
はじめに通った海洋博物館も見えます。
やーっと景色に満足して、気分よくマラッカを去れそう気がしてきました。 
 
あとは遊歩道に沿って歩けばいいだけ。

そろそろ13時なので、空港へのバスの1時間前ぐらいにここを出発できればいいでしょう。 

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と思っていたら・・・わずか数分後、突然のスコール。
慌てて走って駆け込んだ先は、通り抜けてから気づいたのですが、オランダ広場のすぐ傍の「スタダイス」でした。
 
「スタダイス」はこの時計台の横に見える建物です。
オランダ語で「州会議事堂 or 市役所」の意味を持つ旧総督府で、植民地行政執行責任者の官舎も併設されていました。
 
噴水は「ヴィクトリア噴水」。
ヴィクトリア女王の死去から3年後の1904年、その死を悼んで、イギリスから運んだ大理石で建造されています。 
  
雨は比較的すぐに止み、青空が広がりました。
当初、マレーシアは雨続きのはずだったので、これで済んだならOKです。
  
マラッカの名物にはトライショーがあります。
これに乗って観光案内してもらうんですね。
かなり多くの人が利用していましたが、ハデハデ~ 
 
バスはその道の向こうからやってくるはずです。
でも ・・・ 30分待って、13時半になっても到着する気配がありません。 
 
なーんとなく、落ち着きません。
帰国する日だから、鷹揚に構えていられませんもんね。
 
このあたりから、最後の波乱の幕開けです。
やっぱり、すんなり終われないのよね。