英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【ANA SFC修行 沖縄】-3 金城町石畳通りからやちむん通りへ

2018年(平成30年)10月28日(日)
 

ANAの上級資格を取るべく思い立ったSFC修行の一環で、沖縄へ日帰りで来ています。

前回記事はこちら。

fuwari-x.hatenablog.com

 

首里城近辺の散策はまだ続きます。第二尚氏王統の陵墓である玉陵(たまうどぅん)の見学を終え、5分ほど行った先から始まる金城町石畳通りへ向かいます。
 
玉陵を造った尚真王の時代、首里城から南部へ行く道として造られました。琉球石灰岩が敷かれた石畳道りで日本の道百選にも選ばれているようですね。 

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でも、通りからひたすら下りの階段が見えています。え~っ 下ったら上らなくちゃいけないってことよね。靴擦れの身にそれはツライ~

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でも、行っちゃいました。というのもこの下に樹齢300年を超すという大アカギがあるんです。琉球王国菩提寺だった円覚寺の裏手から首里城への緑地帯ハンタン山は、大アカギの大木の林だったとありました。どんな木か知りもしないのですが、そう言われると ・・・見たいよね 。でも、延々下りていくのは、上ることを考えるとちょっとうんざりですけど。 
 
下りはじめの最初の方にお茶屋さんがありそこに地図がありました。はじめに通ったところは真珠小路みたい。 

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この通りでは、普通の家にも木や花の説明の看板を立てていました。でも、この延々続く下りが気になって、のんびり眺めながら歩く気にはなれない。
ただ大アカギを見に行くために下るのか。また上るのはイヤだ~
  
下ったからには到着せねば。というわけで、やって来たのがココ、金城の大アカギです。パワースポットらしいですが、私にはそういうのはまったく感じられません。 

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沖縄では普通に見られる木ですが、これほどの大木が人里にあるのはここだけとか。昔からただごとない霊気が満ちていた森で、 かつては琉球王国の信仰対象でした。一番大きな木には、年に一度神様が降りて願い事を聞いてくれると言われており、根元のほうにちらりと見える赤い柵を囲んだ石積みの門が祈願をする場所、拝所(ウガンジュ)だそうです。
樹齢200年以上の木が6本あるそうですが、よく確認できませんでした。一番古いものが300年以上で、たぶん奥にあったこれだと思います。 ふつうに入れたので近づいちゃったんですけど、手前にあった拝所から奥は聖域みたいなんですよね。スミマセン。 

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無事、金城の大アカギも見たことだし、ランチにしましょう。国際通りを目指します。
2002年に開通したゆいレール、沖縄唯一の鉄道路線なんですよね。首里から先の延伸工事中だそうで、来年の夏の開通を目指しているようです。那覇市内の観光だけで済ませられるならとても便利です。めちゃくちゃ冷房が効いていて寒いけど。

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ランチは何にしようかずっと迷っていました。伝統的な沖縄料理も食べてみたかったんですが、沖縄ならではの魚も食べたい。それで、公設市場近くのお寿司屋さんに行くことにしました。 

tabelog.com

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もう14時近かったんですが、ボチボチ人もいて悪くなさそう。ワンドリンク制らしいですが、問題ありません。

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やっぱり沖縄、オリオンビールでいきましょう。

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隣の人が牡蠣を食べていたので、ついそれも頼んでしまいました。

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お寿司は盛り合わせで8貫のセット。ただ、失念していたんですよ。やたら沖縄にあるのが江戸前寿司。メニューには変わった魚が見受けられなかったので、セットにしてみたんですけど、このフツー過ぎるしかもチープ感たっぷりのラインナップ 。タコだけがコリッとしていて、島タコかな?と思いました。
 
さらに続く衝撃 。新たに登場したお客さんが「ランチのにぎり」とひとこと。ええ~っ そんなのあったの~?
見ると「8貫+細巻 980円」と確かにありました。
私が頼んだのは、その2つ上に書いてあった「8巻セット 1,480円」。
地魚が食べられているんだったら、その違いなんてなんとも思わないんですけど、ほんともう大失敗。さらに牡蠣のところを見ると「産地は時期によるのでお尋ねください」とあったので聞いてみると「今日のは宮城産ですね」ですと!なんでまた、沖縄くんだりまで来て宮城産を食べているのか、私。お店に罪はないんですけどね。 
 
店内には、自家製の泡盛に漬けた果実酒も置いてありました。左から2つめはシークヮーサー。うちにも植えてあるんです。漬けてみるといいかなぁ。

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笑ったのが、箸袋がおみくじになっていて、私が引いたものに書いてあったのが、

「三大やめられない事。酒。夜更かし。食後のデザート」 

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がっくりと食べ終わったフツーのお寿司。気を取り直して、沖縄の伝統工芸やちむん(=焼き物)が集まった通り、やちむん通りへ向かいました。琉球王府が約330年前に、沖縄各地に散らばっていた陶工を壺屋に集めたそうです。
 
この石畳の通りがやちむん通りの入口です。

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やちむん通りの入口には、お店の案内がありました。
シーサーもちょっと風変わりですね。

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雰囲気のいいお店もたくさんあります。喫茶店を併設していたり、体験のできる工房もありました。

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くまなく回りましたが、残念ながら欲しい食器には出会えませんでした。

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途中、角のお店の外に貼ってあったのがこれ。 

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お店で売ってもいました。

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石敢當(いしがんとう)(いしがんどう)(せっかんとう)
8世紀の後半、中国福建省地方に起こり、台湾、香港、シンガポールに伝播。沖縄には15世紀半ばごろに伝わり、16世紀末には日本本土におよび、秋田、青森まで広がった。魔除け、厄がえし、病気除けとして、門前、T字路の突き当り、村落への入口、池や川の岸、橋のたもとに建てられ、祈願の対象となった。
シーサーに並ぶ沖縄名物のひとつ。
 
あとで相棒に聞いてみると、前回の沖縄でガイドさんに教わったと言っていました。本土にも広がって入るとありますが、私はまったく知りませんでした。 
 
このあとは、国際通りや商店街などでお土産を物色。お店番のこんなかわいいコもいました。 

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沖縄ではネコの放し飼いは当たり前のようで、あちこちで首輪をつけたネコちゃんに遭遇しました。のびのびできていいねぇ。ちなみに、いまだ野良犬がいる地域でもありました。ちゃんと名のついた犬っぽいのもいました。
 
靴擦れの足で25,000歩も歩いたので、クタクタ。ちょっと早いけど空港へ向かうことにしました。でも、ハタと気づいたんです。沖縄らしいものを食べていない。せめて沖縄そばぐらい食べたいよ~
気づいたのは空港のひとつ前の駅でした。空港で食べればいいかもしれないけど、せっかくだからどこかないか?えいっ降りちゃえ!
 
検索してみると、500m歩けば評判の良いお店がありました。
それが、こちら守礼そばです。

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大型店なので入りやすいと口コミにありましたが、そのとおり。17時という中途半端な時間でしたが、入りは良かったですね。

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3時間前にランチを食べたばかりの私。しかも帰りはプレミアムクラスなので食事が出る。おすすめという店名を冠した守礼そばにしましょう。麺はかた麺かやわらかな手打ち麺かを選べましたが、よく出るのがかた麺と聞いたのでそちらにしました。

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うーんとっ、おそばはあんまり、かな。手打ち麺の方が合うかも。でも、骨付きの豚肉が入っていたんですが、これがめちゃうまっ ホロホロにとろける豚肉、美味し過ぎ~
しかも中サイズ(710円)でも量が多い!沖縄価格、お得だわ~
 
豚肉に大満足して、空港へ向かいました。
これはそのひとつ手前の赤嶺駅の夕暮れ。西ですもんね。17時半、まだまだ明るさが残っています。

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空港ラウンジでは、機内食に備えてビールと焼酎で終わらせました。
この久米泉はなかなか美味しかったです。泡盛は沖縄で飲むには美味しいのだけど、家ではなぁと買いませんでしたが、シークヮーサーを漬けておくためでもいいから、買えばよかったかも。

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ラウンジはよく混んでいました。狭いのもあるんですけど。
 
機内食は、夜の方がぐんと充実しています。沖縄便はシャンパンがあったのでいただきました。赤ワインも飲んでのんびりしましたが、お腹いっぱいだったのが残念だったな~

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斜め前方には、私よりもはるかに呑んでいる女性を見かけたので気楽でした。だって、隣の男性はお茶だったんだもん。 
 
最後にお土産。
長崎へ行ったばかりなので、そんなに買う必要もありません。思わず国際線感覚になって持ち帰れるんだろうかと思いつつ選んだのが、こちら。 
 
ラフティーは商店街のお肉屋さんのもので805円(税込)。
ベーコン664円(税込)はジョールベーコンと書いてありました。首肉だって。沖縄でしか流通していない豚トロ付近の部位だそうです。脂が多いけどあっさりしています。この破格の安さ、ベーコン好きには嬉しい~
ジーマーミ豆腐は空港で買ったもの。ぷるんぷるんでしたよ。

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豚肉を見るとヒサガーだのグーヤヌジだと書いてあるのでどこの部位か旅行者にはわかりませんが、標準語で書くとおばーちゃんたちがわからないからと言っていました。 
 
露店で果物を買いました。パパイヤ400円とパイナップル300円。
甘いパパイヤは初めて食べた気がしますが、ちょっと癖があるけど美味しい。パイナップルも美味しくいただきました。

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というわけで、大充実のおひとりさまデビューは終了です。