英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【スペイン】1日目-3 アルハンブラ宮殿を臨むサン・ニコラス展望台&初フラメンコは「Casa del Arte Flamenco」で。

2018年(平成30年)12月29日(土)
 
グラナダの日没時刻は18時過ぎ。
向かいにあるサン・ニコラス展望台から赤く染まるアルハンブラ宮殿が必見だそう。
ただ、あまり治安のよい地区ではないらしく、かなり迷っていました。
 
ツアーだと フラメンコ+展望台送迎付き というのがいくつかあって、しかもそのフラメンコは洞窟で行われるそう。ここも去年行ったイタリアのマテーラと同じくロマ(ジプシー)の洞窟住居があり、今も住んでいる人たちがいるんだそうです。電気も水道も通っていないけれど、住居費がかからないので住み続けているとか。
 
洞窟住居は展望台からは離れていますが、それでも治安が良くない上、地図で見ても道がよくわからないので躊躇していました。でも、バスで連れて行かれてたった5分間の写真タイムに1,000円ほど追加で払うなんて、交通費嫌いの私には許せません。ああいうのは、ちょっと苦労して行く方が記憶も確かに残るというもの。
 
ま、能書を垂れていますが、人波に適当について行けば到着しました。
いくつも道は分かれているので、明るそうな道を選んでおけば無難です。
 
おお~ ここですか~
アルハンブラ宮殿が一望できる展望台です。

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なーんとなく、夕焼けっぽい雰囲気もありますが、夕陽に染まるとまではいきません。

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18時半にライトアップが始まりました。

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まだ行っていないアルハンブラ宮殿の雰囲気がちょっとわかります。
どんなところなんだろう?

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威圧感があって、ちょっと暗い雰囲気なのは時間のせいでしょうか?
先に見学してからこちらへ上がってきた方がいいのかも。
 
すぐ下のレストランで食事をしながら見ることもできます。

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右手には街の灯りもきれいに見えますが、他の人に場所を譲りましょう。

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下へ降りてから、街のライトアップも見て歩きました。

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通りごとにイルミネーションも違います。

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このあと、19時半からフラメンコを予約していました。

ホテルの1本向こうの通りにそのお店 Casa del Arte Flamenco はあります。 
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タブラオは、ワンドリンク付いているところが多いのですが、ここは飲み物なしの18EURで、気楽に見られる値段です。グラナダのあとは本場セビリアへ行くので、予備知識ぐらいでいいかと選びました。
 
15分ほど前に行ったら、もう大半の席は埋まっていました。
ここは、舞台に向かって階段式の座席配列で、私は中ほどの席に座れました。

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食事付きで53EURというのもあって、セビリアに比べると安かったのですが、ここのタブラオの場合は、見ながらではなく先に2階で食事してからショーでした。 
 
初めて見るフラメンコ、はじめはギターと歌。
あらま。私、歌も男性と決めてかかっていましたが、女性でした。
そして掛け声(ハレオ)と手拍子(パルマ)役のきれいなおねえさんがひとり。
あとで入ってきたダンサーは ・・・ あれ?太いおばちゃん。
イメージが違う~
 
私のフラメンコのイメージは、カスタネットと裾を振り振りする踊りで、タップの要素がここまで入っていることはまったく知りませんでした。まさにタップダンスです。
 
で、この太いおばちゃんが飛ぶんですよ。
飛んで回って、ガガッと歌舞伎役者が見得を切るみたいなポーズで着地。
なんじゃこれは?
 
後半になって、掛け声と手拍子役だったおねえさんが踊り手として登場。
ただし、パンツスタイル。なんで?
 
最期に写真撮影が許可されました。

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ほら。右端のおねえさん、パンツでしょう?
めちゃくちゃ美人で見惚れましたけど、なんでパンツ?ドレスの裾捌きもフラメンコの一部じゃないの?
この人の踊りのスタイルも、おばちゃんと同じタイプで靴音のド迫力で押す感じ。衣裳の裾捌きなんてものは当然ありませんが、これも悪くない。なにより、歌い手(カンタオーラ)が徐々に乗ってきて、ロマの哀愁や悲嘆が伝わるようなその独特の節回しのその歌声が、なんともいい。
 
フラメンコとはいったいなんぞや?ということで、翌日も違うところで見ようということになりました。今回のタブラオも人気店のひとつで、毎日違う人が出演するようでしたが、私が見つけていたのは10EURという破格の安さのところ。
当日は売り切れていることが多いので、予約に行きました。 
 
1時間のショーのあと、夕食はホテルの1階のバルへ行きました。
スゴイ賑わいで、席を取るのも大変ならば、注文するのも大変。

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注文したのは、魚介のなにかとコロッケだったと思うのですが、なぜかもう1品運ばれてきました。私、まったく知りませんでしたが、グラナダのタパス文化は、飲み物を注文したら1品付くんだそうです。
 
上の写真の白いのは、その「魚介のなにか」で食べてみると海老入りのポテトサラダ。
手前が無料タパスで、たぶん豚肉のトマト煮込みみたいなもの。
ちょっと塩味が強いですが、悪くない感じ。でも美味しいというほどの物でもなし。
 
人の多さには呆れるほどで、これだけでもう失礼しました。
お店の女性は日本語も少し話せて、なにか言うと「友だち」って付け加えるんです。
スペイン語でよく「アミーゴ」と聞きますが、いちいちそう言うのね。
ラテン系の彼らは、みんな友だちの感覚が本当にありそう。
 
部屋に戻ってから、市場で買ったブルーチーズと生ハムとでワインを飲んで終了。
時刻も23時近くになっており、丸1日半ほど活動していたことになります。
 
翌日は特に予定もありません。
アルハンブラ宮殿の下見でも行くかな~