英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【フランス】7日目-1 ちょっと日帰りでフランスバスクのバイヨンヌまで-前編

2019年(平成31年)1月4日(金)
 
サン・セバスチャンのホテルをいたく気に入った相棒が、ゆっくりしたいと言っていたのですが、やっぱりフランスバスクも捨てがたい。ここまで来て、ほんの40分電車で揺られたらフランスとの国境なら、ちょっと寄ってみたいじゃないですか。
 
それに、どうやって行くかがなかなかわからなくて結構苦労して調べたので、チャレンジしてみたいという気持ちもありました。
 
というわけで、国境からさらに40~50分行ったところにある、バイヨンヌを目指すことにしました。ここはフランスで初めてチョコレートが作られたと言われているところです。
 
 
まずは鉄道。 
サン・セバスチャン大聖堂のまだ先にeuskotren(バスク鉄道)の駅があります。
こちらの日の出は遅く8時半を回ったころなので、真っ暗ですがこれで朝8時。

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そうそう、券売機ってなにかと手間取るのよね。

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どうやら現金しか使えないようですが、往復切符が買えました5.5EUR
2日間有効っぽいですね。 
 
日中なら半袖でも過ごせそうだったアンダルシア地方と違って北部のバスク地方、しかも日の出前のこの時刻はかなり冷えます。みんなホームには出ずに、到着の表示が出るまで駅構内で待機していました。
 
ちょっと無骨な自動改札機。
真っ暗ですが通勤の時間帯なので、そこそこ人は行き交います。

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8:15発、まだ暗い中出発しました。
電車は新しく、きれいです。
 
しばらくはずっと地下を走っていました。
何も見えないのは面白くない。
 
人が最もたくさん降りたのは、フランスとの国境の町イルンでした。
このあと、フランス・アンダイエ駅に入ります。
といっても、パスポートチェックがあるわけでもなく、ただ到着するだけ。
 
バスク鉄道の駅舎はこんなみすぼらしい・・・いや、素朴?

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対して、フランス国鉄SNCFの駅はこちら。

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フランス国鉄の駅からバスク鉄道の駅を見ると、ちょっと笑えます。スゴイ格差。
左端のちっちゃい青い箱みたいなところが、バスク鉄道のアンダイエ駅です。

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乗継時間は30分近くありましたが、切符購入はとにかく手間取るので、ちょっと心配でした。
 
駅舎に入ってすぐに自動券売機があります。

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これね~ 難しくなかったんですけど、すごく面倒なんです。
生年月日も名前も全部入力しないといけない。 

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フランス国鉄についてもし日本で検索する場合、SNCFのHPではなく、OUi sncfを使ってください。理由はひとつ。SNCFのHPだと料金が出ないんですよ。
予約までする場合は、事情が違うかもしれません。モン・サン=ミッシェルに行くときに使いましたが、ちょっと忘れちゃいました。 
 
行先案内を見ると、私の乗る電車の終点はパリ・モンパルナスとなっています。
所要時間13:19ですが、パリまで行けるんだ~
モンパルナス駅は、モン・サン=ミッシェルに行くときに使った駅です。
 
そうそう、入口の黄色の機械で、切符を有効化しないとダメでしたよね。 

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9:19発ですが、アンダイエは終点&始発駅。
既に電車は到着していました。

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inOUiの車両はすごくきれい。
2017年7月以降に導入した新型車両です。

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私たちの席は2階でした。

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新しいにおいがするほど、ピカピカ。充電もできるし、設備もばっちり整っています。

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中央の席だけが向かい合わせの4席で、テーブルを広げられるようになっています。

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便利だったのがwi-fi
列車内で繋ぐとこの画面が出てくるので、チケットの番号を入れてログインします。
 
 
 
現在の走行位置も案内してくれます。
 
外は、霜が降りて真っ白。
屋根も白くなっているし、霧が濃くて視界もよくありません。 

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10:08 バイヨンヌ駅に到着しました。
(実際には2分ほど早かったです。出発時刻がこの時間のはず)
 
え、この列車はなに? 今まで乗っていたのと大違い。
どうしてこの落書きって万国共通なんでしょうね。

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ホームは結構、ごった返していました。
ここから乗る人は多そうです。

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それにしても濃霧で、駅舎も霞んでる。
バイヨンヌはかわいらしい街のはずなんだけど、見られるかなぁ。

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耳もちぎれそうなほどの凍てつく寒さの中、中心地へ歩いて行きます。
あいにくの濃霧でまったく景色はわかりません。

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寒いなんてもんじゃありません。
フードも被ってマフラーを鼻まで上げても凍りそう。
視界はないし、ちょっとめげそうです。 
 
橋を渡り終えたところで地図があったので、間違えていないことは確認できました。
さらに橋を渡り、左手の街を散策する予定です。

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それがこのマユー橋。
バイヨンヌというと、ここからの風景がかわいらしく載っていることが多いです。
しかし・・・

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川の右岸沿いに目当てのマルシェがあるはず。
でもまずは、雰囲気のいい街並みが出迎えてくれているので中を通ります。
奥に見えているのは、サント・マリー大聖堂です。

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あ~ なんかやっぱり、フランス。
サン・セバスチャンよりも小さい街だけど、スペインの垢抜けとフランスとは違う。
堂に入った洗練度合いというか、スペインは良くも悪くもやっぱりスペインで、フランスは隅々までフランスナイズされている感じ。 
 
マルシェに到着しました。
手前の広場では蚤の市の準備していました。

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このマルシェはこじんまりとしているけれど、きれい。
思わず買いたい!と思わせるセンスがありました。

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中にはなぜに魚を葉っぱで飾る?というのもあるんですけど。

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でも、いかにもフランスっぽいおしゃれなマルシェ。

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ここでも食べられるようにカウンターもありましたが、到着したばかりなのでそこまで気にしていませんでした。今思えば、グラナダと同じくここにすればよかったのかも。

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そんな中で目を奪われたのがチーズ。
削って使うタイプのものは前日に買ったので、ワインに合うものを探しました。
フランスだもん。チーズもマストですよね。
白カビタイプを2種類買いました290g2.9EUR/250g2.5EUR(計679円)

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ぐるりと回ればもう終わりそうなバイヨンヌ
だったら、対岸のバイヨンヌ産ハムの専門店に行ってみましょう。
ここ、バイヨンヌは生ハムも有名なんだそうです。

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バイヨンヌ産生ハム専門店 Pierre IBAIALDE

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バイヨンヌ産の生ハムの特徴を知っているわけでもなかったのですが、せっかくなので一番小さいのを選んでもらって購入しました。持って帰れないもんね。
164g7.13EUR(897円)は高いのか安いのか?

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生ハム専門店の道路の向こうにある、城壁に囲まれたここは図書館だそう。
昔のものをそのまま使う、日本でも多く取り入れてほしいですね。

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ランチするのになんとなく良さそうな雰囲気。
でも、まだ11時なのでちょっとまだ早い。

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マルシェに戻ると、蚤の市が賑わっていました。
そろそろ空も明るくなってきています。

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(後編に続く)