3日目の朝です。
朝食会場で書きそびれていたことがありました。このEmbassy Inn Hotelでは、朝食を食べたあとは自分で片づけるんです。返却口にトレーごと返すなんていう簡単な話ではなく、ワゴンまで持って行ってカトラリーそれぞれと、お皿は食べ残しなどもきれいにして重ねます。カナダでは割と一般的なのかというほど、どの人もスムーズに作業をこなしていてびっくりしました。
食事のあとチェックアウトをして、フィッシャーマンズワーフへ行ってみることにしました。前日、ビクトリア州議事堂前にテントを設営していたので、先にそちらもちょっと覗いてみます。
ちょっと年配のバンドが演奏していて、なにやらイベント?
道路の方へ近づくと、どうやらこのあたりがゴール。歩いている人もいっぱいいましたが、もちろん走っている人もいて、それぞれ楽しそうにゴールしていたのはマラソン大会でもあったのかな?
スタートはフィッシャーマンズワーフに近いところだったようにも思います。だとするとマラソン大会には距離が短すぎ。いったいなんの大会だったんでしょうね。10時にはイベントは終わりに近づいているようで、フィッシャーマンズワーフへ向かう道は係の人たちも撤収していっているようでした。
歩いている人も走っている人も残り少なくなっている道を逆方向に歩いて行くと、フィッシャーマンズワーフに到着。カラフルな建物が建ち並んでいます。
イベントは終わりに近づいている様子でしたが、日曜日のこの時間はまだ早いのか、フィッシャーマンズワーフのお店はせいぜい開店準備の店員さんが出勤したところ。
ボートの係留地でもあるようでしたが、魚市場でもないし観光地なだけ?
お店は飲食店以外にもホエールウォッチングのツアーなどもあったので、そんなのがあるなら行ってみたかったなぁとちょっと残念でした。なにしろこの絶好のお天気ですもんね。
お店ばかりかと思っていたらどうやら居住区もあるようで、ここらあたりの奥は普通に人が住んでいるようでした。
カラフルな家がどれもかわいい。
ボートをそのまま居住用に改装したものもありました。
家の裏からボートに乗って出掛けるなんていいですよね~ でも、固定資産税とかどうなっているんだろう?
すぐ向こうでは水上飛行機の離発着が見えました。
人も少なかったので、開店はきっと昼からなのでしょう。ここは切り上げて、ビクトリアの大きな公園のひとつ、ビーコンヒルパークへ向かいました。途中の道は落ち着いた家が建ち並んでいて、犬のお散歩中の人たちと何人もすれ違いました。
ビーコンヒルパークはビクトリアの西の海まで続く広大な公園です。
なんでもない公園ですが、ピクニックにぴったりの雰囲気。日差しが強かったので遠くに海が臨める場所まで行きましたが、そこまでで引き返しました。
噴水のある水辺は涼やかで、市民の憩いの公園であることがわかります。
公園にはリスもたくさん走っていました。ちっとも恐れる様子がないのは奈良公園の鹿と同じなのかしら。
ランチは、インナーハーバーにある評判の屋台へ行ってみると長蛇の列。日本人も何組かいました。でも、アルコールもないしおすすめランチで調べていた飲茶ランチへ行くことにしました。
Don Meeは1923年創業の老舗チャイニーズレストランでなかなかの人気店のようです。12時半に到着したときにも次々と人が店内に入っていました。
店内は飲茶を載せたカートが回ってくるシステム。せいろの中を見せてもらってほしいものを取ります。小籠包は熱々ではなかったのでちょっと残念。でもまぁとりあえず、美味しいというより楽しめました。
お腹はいっぱいでしたが、そこへ回ってきたのがちまき。どっしりと重かったのですが、もち米は大好物。向こうのテーブルでドギーバッグをもらっているのが見えたので、これももらっちゃいました。ほとんど持ち帰りになりましたが、計42.69CAD(3,615円)で満腹。
なぜか誰もアルコールを頼んでいなかったのでビールすら飲みませんでしたが、これも1ヶ月以上禁酒していたからできたことだと思います。普段だと、のどが詰まって無理だったわ~
お店の向かいにある路地、Fan Tan Alleyも観光名所のひとつらしい。思わず通りたくなる狭い路地が人気なんでしょうかね。両脇に小さな店が連なっていました。
ダウンタウンから見える入り江は美しい青空が広がっていました。水上飛行機は搭乗間近だったようで10人ほど乗り込んでいるのが見えました。
インナーハーバーでは路上ミュージシャンが何人かいましたが、変わり種はこちら。バグパイプのおじさんです。
バンクーバー空港のフライト時間は23:15。19時発のフェリーまでに乗れば間に合いましたが、ラウンジの見学もしたかったので早めに出発することにしました。
Embassy Inn Hotelへ荷物を取りに戻りましたが、裏側からの方がいい雰囲気かも。
さて。穏やかに過ぎたように見えるビクトリアの滞在。マラソン大会とおぼしきイベントもこのころにはビクトリア州議事堂前でのバンド演奏も含めて片付け終わっていましたが、思わぬ余波がありました。バタバタせずにはどうやら私たちの旅行は済まされないようです。