2度目のマレーシア。そして、2度目のバトゥ洞窟へ到着しました。駅からごちゃごちゃと露店が続く道を歩けば迷うことはありません。
前回は、こんな像がお出迎えしてくれました。このうしろが有料ゾーンです。
すぐ先にヒンドゥ寺院がありました。この2枚はいずれも去年の秋のもの。
今回は、どちらも修復作業に入っているようでした。一応、お詣りはできるようでしたがこのとおり。後ろの像もブルーシートで包まれています。像は前回でもきれいだったと思うんですけど。
この寺院を過ぎてすぐに、回廊が見えましたがまったく記憶にありませんでした。金色のスカンダ神がちらりと見えますが、ひたすらそこを目指していたためでしょう。
回廊はたぶん、スカンダ神の傍にあるこの寺院から続いています。ヒンドゥの神々がいらっしゃるんでしょうか。
寺院の側面は、前回まだ色を塗り直している途中でしたが、完成しています。
左手に寺院があり、右手にはスカンダ神がそびえ立っています。今回はカラフルな272段の階段を上りにやってきました。天候は曇り。動かなければ過ごしやすい気温でした。
この階段の色は、大問題になっていました。バトゥ洞窟はマレーシアの文化遺産として登録され、保護の対象となっているにもかかわらず、勝手にカラフルに塗り直したということで、文化財としてふさわしくないと大不評だったのです。でも、寺院の色もこの派手さなんだから、ちょうど釣り合っているようにも見えますよね。
さぁ、ここから上ります。ショートパンツの人はここで巻き物を借ります。
階段を上り始めると、隣を猿が走って行ったのでびっくり。前回はまったくその存在に気づきませんでしたが、あちこちにいます。
街灯を揺らして遊んだり、果物をもらったり。我が物顔で駆け回っていました。
272段は思いの外しんどくありませんでした。蹴込が浅く、高さもそうないのでちょうど歩幅に合っているのかもしれません。振り返ってスカンダ神の後ろ姿も撮ってみました。
上からの景色です。駅は右手にあります。
階段の終わりにも門があります。ここから洞窟の中へ入って行きます。
中へ入ると、像を掃除している人たちがしました。神様もカラフルです。
上にも寺院がありました。この洞窟内は天井まで高さ100mもあるそうです。ところどころ開いているので、雨が降ると濡れちゃいます。
奥に見える階段もここまで来たらやっぱり目指しましょう。
手前の寺院も多くの人がお詣りに入っていました。途中にチケットカウンターのようなものがありましたが、日本の神社仏閣でも祈祷があるように、特別何かを授けていただくための申し込み場所のようでした。
スカンダ神を祀っているのは階段上の寺院だそうです。他の場所はなんだろう?
側面にも回ってみます。
寺院の傍でみんなが見上げているのは、猿が駆け回っているからでした。このサイズではまったくわかりませんが、かなりの頭数がいました。ここの天井はぽっかり開いています。
寺院の脇には像が祀ってあるのですが、どんな神々なのかはまったくわかりません。写真を撮ろうと思ったらゴミ箱があるので、毎度邪魔だと思っていましたが、これ、お布施を入れるためのものだったんですね。
バトゥ洞窟は約4億年前の石灰岩でできているそうですが、その様子がよくわかるのがこの像の脇でした。石灰岩でできた洞窟ならば、これは奇岩というよりも鍾乳石なんでしょうね。右側の岩は、ゾウのように見えませんか?
拡大してみると、ほら。
来た道を戻りましょう。寺院の屋上には建築の足場が置いてあります。どうも厳かというものから遠いような気がしますよね。
装飾はご覧の通りハデハデ。孔雀のパルヴァニはスカンダの威厳と荘厳さを象徴しているそうですが、う~ん、荘厳ね・・・
これはゾウの像に見えました。ということはガネーシャ。シヴァ神の息子で、太鼓腹の人間の身体に 片方の牙の折れた、ゾウの頭と4本の腕を持ってきます。障害を取り去り、財産をもたらすと言われる商業の神・学問の神様なので、人気者。
272段を下ります。物議を醸したという階段ですが、早くもあちこちで剥げ始めていました。コンクリートの上に直接塗ったってそりゃ無理だよね。手すりの赤もかなり剥げていました。
下の門のところで改めてヒンドゥの動物を見てみると、本当に変わった姿をしています。
帰りのお目当てはフルーツ。ココナッツはこのとおり大量。でも、目当てはこれじゃない。
今回はドリアンではなくマンゴーを狙っていました。シンガポールで食べ損ねていたからね。
これだけ入って5MYR(135円)!!!結構ありました。そして美味しかった~
2度もやって来たバトゥ洞窟。もうこれで大満足です。