2019年(令和元年)8月8日(木)
2日目朝、Palece Hotel の朝食です。
フロント前から朝食会場に入ると思いの外、広い!食事スペースとお料理の場所がきちんと分かれています。
ベーコン、マッシュルーム、ポテトはありきたりだけど、骨付き肉まであります!甘いバーベキューソース味。
サラダやピクルスも充実。
スクランブルエッグやベイクドトマト。そして、パンケーキの隣はオートミール。
パンの種類も豊富です。
でも、なにより感動したのが魚の種類。スモークサーモンやニシンの酢漬けは当然に美味しいとして、右端の丸ごと調理された鮭!!!脂がのっていて、めちゃくちゃ美味しかったです。今まで食べた朝食の中で、ここが最高だったかも。
これで、スパークリングワインでも置いていてくれたら、このまま動かなかっただろうなぁというぐらい、充実した朝ご飯でした。
朝食会場で、日本人のご夫婦に声を掛けられました。毎年タリンに数週間滞在して、5年目なのだそう。アイアンマンレースで周辺ホテルが高騰して、今年は常宿としていた5ツ星ホテルが高過ぎてこちらへ泊まっていると話されていました。
暮らすようにタリンで滞在。物価も安いしその過ごし方は目から鱗でした。
一方、私たちは慌ただしく13時の長距離バスでラトビアの首都リガへ移動することになっています。見損ねた残りをざっと観光しましょう。
まず目指すのはバルト駅市場。旧市街を突っ切った先にあるはず。
自由広場をきのうのように上へ行かず、まっすぐ進みます。いまひとつどこにいるのかまだよくわかっていませんが、どうやら聖ニコラス教会の傍の道のよう・・・
聖ニコラス教会を過ぎて左折すると、階段のある通りに行き着きました。あぁ!ここは、きのう乙女の塔から魅力的な下り道だなぁと思いながら、下りられなかった通りではないですか。こういう地理になっているのか・・・まだわからない私。
途中のお店には、こんな食器やタイルが売っていました。かわいすぎる~
朝9時にして、すでにパットクリ展望台には観光客がいっぱい。
パットクリ展望台下の公園は広く、ここを散策する人も見られました。その過ごし方もいいなぁ・・・
ホテルから平らな道を北へ突っ切ってバルト駅までやってきました。地下道を通るか、ぐるりと信号を回って、向こうへ渡ります。
建物の向こうは鉄道駅。バルト三国は鉄道路線を廃止してバスでの移動を推し進めているようなのですが、近郊都市へ行くことができます。
首都の駅の割に本数は少ないですが、わかりやすい駅です。調べてみると、スウェーデンのKapellskär(カペルシャー)へのフェリーが出ている、Paldiski(パルティスキ)という港町行きなど、なんとも魅力的な行先。そういうところへ行くのもよさそうなエストニア。
鉄道駅を抜けて行くと、トラムの走っている通りへ出ます。旧市街をぐるりと囲むようにトラムは走っているので、ホテルからもトラムでアクセスできたはずですが、徒歩でも15分ほどで到着します。
その前がバルト駅市場。2年ほど前に新装開店した、まだ新しい市場です。
駅は閑散としていたけど、市場は賑わっているんじゃないかい?
果物も野菜も新鮮でおいしそう~ チェリーは種類も豊富、プラムやイチゴもあるし、移動しないなら買って帰りたい~
屋内に入って魚売り場。缶詰や加工したニシン、お惣菜なども豊富に揃っています。
もちろん、生魚もご覧の通り。真ん中のTUURはチョウザメ、右のAngersägaはナマズ。バルト海に面しているだけあって種類も豊富です。
下処理済みの開いた魚も売っています。イカや海老もあって、日本人向きかも。
鮭は切り身のほか、ハーブなどで調味したものもありました。
向かいの部屋はお肉売り場。かわいい車が停めてあります。
こちらも、かたまり肉だけでなくミンチもあり、日本人向き。
ソーセージはヘラジカやイノシシのものも売っていました。
家族経営でエストニア産の高級ハチミツを作っているMEVEDA(メヴェダ)社のMESIを見つけました。後ろの段にあるバケツ型のものは4.1EURからありましたが、おススメで推してもらったKanarvikuを購入しました。調べてみるとギョリュウモドキというエリカに近いツツジ科の花でした。スタンダードなハチミツは日本でも輸入しており、500g3,000円もする、まさに高級ハチミツ!
私が購入したのは約450gで7EUR(852円)。そこそこ高いと思っていたのですが、安かったんだ~ 蜂の巣もありましたが生ものになるかな?と断念しました。
2階へ上がると、生活雑貨や衣類が売っています。目当てだったクラフト店で靴下を見たのですが、めちゃくちゃサイズが大きい。いったい誰がはくのか?というぐらい。せっかくかわいいのに・・・
でも、考えてみたら室内用の靴下にしか過ぎないので、もっと安い汚れても目立たなそうな1足を平積みの店で買っちゃいました(笑
こんな渋いアンティークの店もありましたよ。
食事のブースもあって、いくらでも長居出来そうなバルト駅市場。
ふと下を見ると、スーパーも入っていました。チェーン店のSELVERです。日本では見かけないジョージア(グルジア)産ワインやバターなどを買って、そろそろホテルへ戻ります。
帰りは見損ねていたと思っていた長い足(Pikk Jalg)と呼ばれる通りの傍にいるようだったので見に行ってみると、ロシア正教会から始まる道で、前日にちゃーんと見かけていました。あぁ、地理を把握しないままに終わってしまうタリン。
ちなみに、朝見つけた階段のある乙女の塔からの通りは短い足(Luhike Jalg)というそうです。
ラエコヤ広場へ戻ってきました。なーんとなく市庁舎のてっぺんに見える風向計が風見鶏ではなく人の形であることがわかるような気がします。
広場を取り囲むように建っている建物の1階は、大半がレストラン。
時刻は10:40なので朝ご飯かブランチのはずですが、結構賑わっています。朝食なしのプランでこういうところで食べるのも絶対いいですよね。
きのうは行列で見られなかった旧市庁舎内のスープ屋さんⅢ Draakonも、開店前の今なら覗けますが、ここ、中が暗いんですよね。この看板は昨日紹介した旧市庁舎の壁にいる怪獣をモチーフとしています。
旧市庁舎を過ぎて最後に見たかったセーターの壁へやってきました。ヴィル門を入って裏手の城壁沿いにセーター屋さんが軒を連ねています。なるほど、それでセーターの壁なんですね。
たぶん、機械編みの工場製品もあるのでしょうが、お店のおばさんは手待ち時間も編み針を動かしていたので、手編みのものもあるのでしょう。
買い忘れていたタリンのリキュールVana Tallinnを近くのスーパーで買って、そろそろ長距離バス停へ向かいます。Vana Tallinnは名前だけ控えて行ったのですが、種類はこんなにもありました。
ジャマイカ産のラム酒をベースにバニラビーズやオレンジ等の風味を付けた甘いリキュールです。今回、甘いアルコールばかりでしたが、各国で購入しています。
バスの乗車時間が4時間を超える長丁場になるので、一応、パンと赤ワインのミニボトルも買っておきました。