英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【バルト三国】5日目-1 リトアニア首都ヴィリニュス「Moon Garden Art Hotel」の朝食&勝手に独立したウジュピス共和国

2019年(令和元年)8月11日(日)

 

バルト三国の旅も最後の国、リトアニアの首都ヴィリニュスに滞在しています。

Moon Garden Art Hotelの朝食です。開始時間は平日は7時、土日は8時からです。5分ほど過ぎてから地下にある朝食会場へ行くと、すでに1組いらしていました。ボンジュールと声を掛けられたので、フランスからの旅行客でしょうか。

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白を基調にしてきれいなレストランですが、床が油で光っていて滑りやすくなっています。足を負傷中の相棒はかなり気をつけなければアブナイ。 

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ランチョンマットは塩ビ製なので丸まっているのをお皿で押さえなければなりません(笑

一見良さそうという演出に長けたホテルと見ました。

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料理はテーブルに並べられていました。

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温かい料理は、卵料理とオートミール

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グリルした茄子、ウィンナーとハム、そして真ん中はチャーハンのようなご飯料理。ピラフではなく炒めご飯だったと思いますが、とても美味しかったです。

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スモークサーモンとニシンのマリネ、あとは果物や野菜、サラミなど。

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シリアル、ヨーグルトとジャムやドライフルーツなども揃っています。

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薄くスライスしたきゅうりは美味しかったです。ドレッシングも各種。

目新しいものはありませんが、普通に美味しくいただきました。

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さて、本日の予定です。

昨日上れなかったゲディミナスの塔へも行きたかったし、ヴィリニュス大学も名残惜しかったのですが、大学は日曜日はお休みなのでもうチャンスはありません。でもそれより、今日はちゃんと食事することと、無理をしないことを心がけて出発しました。

既に観たところは避けて、東へ東へ逸れて行きます。

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目指すはここ。橋を渡った向こうにあるウジュピス共和国!

すでにツアー客が到着しています。

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ウジュピス共和国って?そんな国、あった?

この地区はもともと、15世紀ごろから労働者や職人、娼婦といった人たちが住み始めた場所で、第二次世界大戦中はユダヤ人のゲットー、ソ連支配時代は危険な荒れたヒッピーエリアだったそうです。やがてその独特の雰囲気を好んだ芸術家たちが集まるようになり、1993年ウジュピス共和国として勝手に独立宣言しちゃいました。独自の大統領や司祭を持ち、2つの教会、独自の国歌、国旗、憲法保有しています。

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独立記念日は4月1日。この日だけは入国審査まで行うようで、パスポートがなければ入国できません(笑

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さぁ、川を渡ったここからがウジュピス共和国です。

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まずは、各国の言葉で書かれているというウジュピス共和国の憲法が掲げられている場所を目指しました。

途中の道も芸術の国らしい雰囲気があります。

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まだ開店前の雑貨店も楽しい。

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向こうへ行けば何があるんだろうと掻き立てられますよね。

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お店のプレートもしゃれています。

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ネコちゃんが描かれているのは郵便受け?

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レストランの壁ではおじいさんがワインを抱え込んでいます。

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さて、こちらがウジュピス共和国の憲法が掲げられている場所です。パネルごとに違う言語です。

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ずらりと並んださまは、壮観でしょう?

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日本語ももちろんありました。ユーモラスなものから真理を突いたものや、犬猫のくだりも。 

10. 誰にも猫を愛し、世話をする権利がある。
11. 誰にも、犬か人間のどちらかが死ぬまで、犬の世話をする権利がある。
12. 犬には犬である権利がある。
13. 猫には飼い主を愛する義務はないが、
   必要とされたら飼い主を助けなければいけない。
 

全文をご覧になりたければこちら ↓

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憲法を見終えた先には素敵なカフェ。

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古い建物をこうして少し手を入れて、雰囲気良く仕上げているのがこの国の特徴です。

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国境の橋にはお定まりの鍵。

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日付や名前が刻まれているので、この付近に各種鍵を売っている場所があるのかもしれません。

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国境から戻っていくと、0.6㎢しかないウジュピス共和国の中心部のラッパを持った天使がいる広場に到着します。

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天使像の下には、芸術とユーモアの国らしくこんな豚さんがいます。

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広場から坂を上がっていくと、カフェやレストラン、雑貨店などが並んでいます。

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お店番もかっこいい!

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こちらはアートギャラリー。

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こんな重厚な建物もあります。

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ふたつある教会のうちのひとつはこちら。メルヘンチックな空間です。

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でも、中では厳かにミサが行われていて、ユーモアの国と言いながらも敬虔な信者の住む国であることが感じ取れました。

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教会の庭も青空に映えて美しいです。

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ウジュピス共和国のシャイな芸術家たちは、奥まったところが好きなのでしょうか。

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思わず尋ねて行きたくなる入口が、ここにもあります。

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反対側の国境の橋にもやっぱり鍵がありますね。

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こっちの橋ほうがメインかなぁ?と思いながら、ふと川を見ると、向こうの方になにやら見える!

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川の中にも石が積み上げられていて、なにやらアート。絵がはためいているのも見えます。

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へぇ・・・ほんと芸術家たちの国なんだ!!!

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ウジュピス共和国を出ると、川を渡った向こうに次の目的地が見えてきました。

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さぁ、ウジュピス共和国はいかがでしたか?グーグルを眺めていて見つけたときは、本当にこんな小さな国があるのかと思っていました。本当だけど本当じゃない、そんなユーモアあふれるウジュピス共和国には評判のよい素敵なレストランもいっぱいあります。

世界遺産めぐりの合間にこんな芸術家たちの国を覗くのも、ちょっと新鮮で楽しいと思います。