驚きの空港行きシャトルバスに乗って、リエカ空港へ向かいます。
リエカ空港はクルク島にあり、空港までは40分ぐらいかかります。
おお~ 橋を渡ります。
枯れた草原のようなところを分け入ってリエカ空港へ到着しました。空港の前に停まっているのは、私が乗っていたシャトルバスです。
車でやってきている人もそこそこいるみたい。
空港はこじんまりとしています。チェックインカウンターはこの右にあって、搭乗手続きをするとSee you later!と言われました。ラベンナからの帰り、切符のバリデード方法がわからず困っていたときに代わりにしてくれたお兄さんも同じことを言っていたので、あとで会うか会わないかにかかわらず、そういう言い方をするのね、なんて話をていました。
あれ?チケットを見て驚き。座席はFREEと書いてあります。
フリーって何よ?どういうこと?
空港待合室には数組がいるだけですが、カフェも一応併設しています。
飛行機は、スプリト経由でドゥブロヴニク行き、ミュンヘン行き、オシエク行きが表示されています。今日はこれだけかも?
でも、ミュンヘン行きがあるんだから、確かに国際空港よね(笑
呼ぶまで待っててと言われた気もしましたが、上で待つのかな?と上がってみました。
でも、ドアには鍵がかかっていて、関係者以外無理っぽいのでまた下へ戻りました。
あれ?飛行機が到着したんじゃない?
・・・なんか小さそう。
しばらくして、チェックインカウンターにいたお姉さんに呼ばれて搭乗口へ向かいます。あらま、確かにSee you later!だったわね(笑
一応セキュリティーチェックを受けて外を見てびっくり。
なにあれ~?あんなに小さいプロペラ機に乗るの~?
チェックインカウンターにいたお姉さんに誘導され飛行機に到着すると、パイロットが出迎えてくれています。
乗って驚き。操縦席も丸見え。それでも、ちゃーんと副操縦士と2人乗っています。
あとは整備士と客室乗務員の男性も1人乗っていますが、これってすぐにハイジャックできちゃうやん。
乗客は私たち3人を含めて7人ぽっちり。なんと、定員19人の飛行機です。わはは、そりゃ自由席でいいわよね。
プロペラが回るのを見ながら、不安に駆られます。冬のアドリア海は強風が吹いて欠航することが多いので、最終日に戻れなかったら・・・と、スプリトを行程に入れていいのかためらっていました。
天気がいいからといって風がないわけではないかも・・・大丈夫かなぁ。

滑走路もそんなに長く必要ありません。怖いと感じる間もなく、離陸。あれ?10分以上早いけどいいの?
眼下にクルク島が見えます。海の向こうはイストラ半島の東海岸。
え~ なんか楽しいかも~!飛行機の揺れはほとんどありません。
クロアチアは島がとても多い国です。アドリア海に浮かぶ島が次々に眼下に現れます。
天気も見てのとおりの快晴。遊覧飛行を予約したのか?というほどのワクワク感があります。
石灰岩なんでしょうか?草木のまったく生えない、舞茸みたいな海岸線の島も見えます。
こちらは、人が住むこともできないほどの枯れ切った島。
こちらは同じように枯れて見えるけれど区画整理してあるので、春になれば田畑になるのかもしれません。
飛行場が見えてきました。ザダル空港でしょう。右手に見えるのはきっとザダルの町。ここへはプーラから飛ぶことも考えていました。海辺にシーオルガンがあることで有名です。
低空飛行なので何もかもがくっきり見え、次々現れる景色に目を奪われます。
無数に浮かぶ島。ひとつぐらい買えるかも?(笑
ここも興味深い景色ですよね。アドリア海側は青く、手前側は湖で淡水なのでしょう。グーグルマップを検索するとLake Vranaと出ていました。なんとなく不思議な光景ですよね。
立地が整っていれば町も生まれるのでしょう。ドゥブロヴニクの旧市街のように、小さな島に町ができています。調べると、Primošten(プリモシュテン) という町。SOBAの表示がたくさんあったので、穴場の観光地かもしれません。
こちらは湾になった中に町が発展しています。Marinaという町の名は、見たままですね。
そろそろ高度が下がってきました。もう終わりか~ こんなに楽しいフライトって初めて!まさに遊覧飛行で、最初から最後まで美しい景色を堪能できました。
1時間のフライトはあっという間ですが、お水も配られたんですよ。その客室乗務員の男性は最後尾に座っていたのですが、残りの時間はずっと写真を撮っていました。少人数フライトは珍しんでしょうか。
グーグルをいくら見てもわからなかったのがここ。Marinaからスプリト空港間を旋回したとしても、こんなに細く海に挟まれている場所は見つけられなかったんですよね~ リゾートっ地っぽい雰囲気がむんむんとしていたんですけど。
1時間でスプリトの空港に到着しました。
少人数だったので相棒とも娘とも機内では話をしませんでしたが、降りてからも興奮が収まりません。思いがけずアトラクションのようなフライトに大満足。
のどかに自転車を漕いでいるのは空港関係者でしょうか。
驚いたのは、出迎えてくれた空港関係者。乗客よりも多いやん・・・(笑
ドゥブロヴニクへの乗り継ぎの人もいったん降ろされました。
スプリトが最終目的地だったのは、この人と私たちの4人だけ。
それでも、こんなに広いバゲージクレームがあるんですよ。クロアチア第2の空港、シーズン中は大混雑なんですって。
トイレもきれい。こんなにも立派な空港なことが違和感。季節外れのクロアチアは冬眠しているかのようです。
さて、でもスプリト空港から市内への移動も情報があまりありませんでした。いつ空港バスが到着するのか不安です。
スプリト空港infoによると、飛行機が到着したら来るみたいなんだけど・・・リエカ空港の例もあるので心配です。