ひたすら慎ましいStay homeを送り、外食すらしていなかった私がGoTo Travelで近場に泊まろう第二弾、ホテル雅叙園東京へやってきています。
前回の充実した80㎡の室内のご紹介はこちら。
室内に置いてあった冊子によると、1928年(昭和3年)に、石川県出身の創業者・細川力蔵が、東京 芝浦にあった自宅を改築した純日本式料亭芝浦雅叙園がルーツです。 創業当時は、日本料理に加えて北京料理をメインにしていたということで、このホテルに漂う全体的な中華風テイストに納得。
1931年(昭和6年)に目黒の地に場所を移し、日本初の総合結婚式場として目黒雅叙園が誕生しますが、料理の味はもちろん、お客様に目でも楽しんでいただきたいと考え、芸術家たちに描かせた壁画や天井画、彫刻などで館内の装飾を施したのだそうです。
今の建物は、それらをリニューアルさせ1991年(平成3年)に再建築されたものですが、1935(昭和10)年に建てられた旧館の百段階段が今も残され、東京都有形文化財に指定されています。
宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いだ木造建築で、各部屋の天井や欄間には、それぞれ趣向が異なった美の世界が、当時屈指の著名な画家によって描かれています。残念ながら企画展のときにしか入れないのが残念。正面入り口を入って右手にその入り口がありました。
こちらもやはり、エレベーターの中まで豪華絢爛螺鈿細工。
総工費850億円をかけたリニューアル工事も、おそらくはバブルの崩壊で雅叙園の経営を圧迫させることとなったのでしょう。加えて創業者・細川力蔵亡き後の同族経営では体力も持たず経営破綻、外資ファンドに買収されましたが、建て直されたのち、ホテル部門はワタベウェディング株式会社の傘下となっているようです。
地域共通クーポンを使おうと思っていた焼き菓子をチェックしに行きました。
思っていたよりもずっとスリムなパウンドケーキが2,200円(税込)。ホテルメイドは高いよね~
でも、その他の焼き菓子はいまひとつ魅力的ではないかも。
チョコレートは、折り鶴や手毬の形をした手の込んだものがありました。さすが総合結婚式場らしい映えるものばかり。
でも、私が気になったのがこちらのモルトウィスキーの生チョコレート。たった9片で2,200円というお値段ではあるものの、地域共通クーポンあってこそ買い求められるというもの。候補に入れちゃいます。
さて。お土産は翌日にするとして、気になる庭園散策に出掛けます。出入口は赤い傘の見えるところから。
人工滝に向かってステージのように回廊が作られています。
一番落差のある滝の裏側は通れるらしい。手すりがこちらから見えています。
目指すはあそこ!階段を上がってみましょう。
人工滝の前にあるステージでは、結婚式の前撮りに来ているカップルが撮影を始めるようでした。そりゃ、ここは必須よね。
思いの外、敷地は広くなくてすぐに立ち入り禁止区域になりました。ほんの少し上って終わり。それでも上から見るレストランの雰囲気は、豊かな緑が映えてゴージャス感があります。
立ち入り禁止に引っかかったのは右手に上がってすぐ。戻って直進するしかなさそうです。
直進したここが滝の裏側になりそうですね。
ひんやりとした洞窟はもろに人工的ですが、なんとなくワクワクしてしまう私。
ちらりと覗いてみると、夕刻に差し掛かるホテルの明かりがとてもきれいです。
あらま。前撮りカップルの撮影に、入っちゃうかしら?
少し隠れて待ってから、こちらも改めて滝の裏側からホテルを撮ってみました。いい雰囲気ですよね~ 前回のホテル椿山荘東京のような広さはないものの、敷地内の雰囲気を盛り上げるには充分だと思いました。
ただ、前撮りカップルの撮影会は、紫の絨毯の敷かれた階段にドレスを広げて座ってのものなど、海外でよく見かける中国人や韓国人と同じく、様々なポーズを取ってあちこちで行われていたのでかなり驚きました。日本も変わったのかしらね?それともワタナベウェディングだから?
ホテルに料亭があるのは珍しくないとしても、ガラス張りのドームの中ということでエンターテインメント感というか、アミューズメント感というか、華やかな雰囲気が各所で感じられました。
館内の豪華さといい、部屋の広さといい、大満足。これはラウンジも期待できそうですよね?しちゃますよね?
次回記事はこちら。fuwari-x.hatenablog.com