2020年(令和2年)11月20(金)-21日(土)
ひたすら慎ましいStay home生活を送り、外食すらしていなかった私がGoTo Travelで近場に泊まろう第四弾、山の上ホテル御茶ノ水へやってきています。
前回は室内編。
今回はてんぷらと和食「山の上」で天ぷらをいただきます。おそらく、4,5年ぶりの天ぷら。
天ぷらは、一時あちこち行ったのですが、どこも何かが気になってしばらく遠のいていました。あまりにも代わり映えしないとか、年寄りの身内経営で内情バレバレが目に余るとか、なーんとなく食事に没頭できなかったりで。
夕食付きのプランには、他にもフレンチや鉄板焼きもありました。
チェックイン手続きをした部屋にはBar NonNon。ぐっと大人のムードの素敵なバーです。
天ぷらと和食「山の上」はその向こうにありました。
入店した時間は人がまだほとんどおらず、先客は女性1名。私たちは、カウンターの端に通されました。右に柱があって、ほかのお客様とは隔離されたいい席です。
ビールは1杯1,100円だったかな。続いて日本酒を飲む予定だったので、それだと青天井。初めから4合瓶を頼んだ方がいいんじゃないかと、いきなり日本酒から始めてしまいました(笑
銘柄がきちんと写っていませんが、獺祭なんて一合で3,080円(税抜) 。どっひゃ~
山の上オリジナルボトルの本醸造立山を4合瓶で注文。瓶から移して持ってきてくれます。ワインと同じく、無くなったらつぎ足す方式。
ちりめん山椒が肴。
今日のメニューはおそらく通常のコースよりもコンパクトなのでしょう。別にメニューが置かれていました。天ぷらは、海老2尾、魚4品、野菜5品です。
前菜は、カボチャ豆腐。わさびとお醤油でいただきます。
あんまりカボチャ感はなかったけど、美味しい。
まずは、車海老の頭から。お塩でいただきます。
左端は大根おろし。まぁお上品な。でも、水分がほとんどないのは、逆に残念。
車海老のみ2尾です。久々の天ぷら。美味しい~!!!
こちらは京かんざし。早取りの金時ニンジンです。甘い~!
次は銀杏。レア感があるので尋ねてみたところ、やはり生を揚げたとのこと。
生で銀杏をむくのは大変でしょうと聞いてみると、1時間でほんの少ししかむけないとおっしゃっていました。そりゃそうでしょう。
きすの天ぷらもまたカリッと揚がっていて美味しい。
このカリッと感は、天ぷら定番のきすの美味しさを倍増させます。
この茄子は赤茄子という説明がありました。熊本の伝統野菜のひとつです。
ちょっとふわふわした触感で、ふつうのなすとはちょっと違う感じ。ジュワッというより、もっとスポンジっぽい柔らかさ。
もっとも感動的だったのが、甘鯛。
立ち上がったうろこがカリッカリで香ばしく、絶品でした。
黒舞茸。舞茸の旨みは天ぷらにするともっとも感じられるように思います。
牡蠣。私は牡蠣はフライよりも天ぷらのほうが好きかもしれません。これぐらい衣を薄くして、水分を閉じ込められたらそりゃ美味しいよね。
蓮根も天ぷらには外せません。大満足の天ぷらもこれで終わり。
最後の穴子はふつうに天ぷらにするだけでなく、穴子丼として出してもらうこともできます。お出汁もあっさり目と甘めが選べました。
追加でタケノコやサツマイモの案内もありましたが、私たちにはこのあたりがちょうどです。たぶん、これがサツマイモ。半分ぐらいのサイズで揚げ、最後に二つに割って出されていました。そういや、以前行っていた天ぷらのお店も丸1本揚げるのがウリだったな~
デザートは相棒は柿を選びました。
私は果物の中でメロンと柿がいまひとつなので、りんごのシャーベット。りんごがよく効いてとても美味しかったです。
約1時間半で食事は終了。このころには店内はいっぱいでした。それでもカウンターは1席空けて着席で、混雑を緩和させています。
目を引いたのが、女性1人客が2名いらっしゃったこと。いずれ私も、そういう楽しみ方をしたいな~
そして、壁面の冷蔵庫にも釘付けになりました。木製の扉を取り付け、昔の冷蔵庫風。
通常のコースだと量が違うのかもしれませんが、種類だけで言えば下から2番目のコース葵13,200円と同じ。私たちには充分な量でした。
地域共通クーポンで日本酒を調達していたので、部屋の戻って飲み直すはずが爆睡。
ホテル雅叙園東京のときとは違って、禁酒はとっくに止めているにもかかわらず、日本酒は控えているためか、4合瓶ごときでまたしても酔っぱらってしまったのでした。
続いて、朝食も紹介しておきます。
今回は部屋食のみで、和食か洋食かを選びます。椿山荘ほどではありませんでしたが、なかなか美味しい朝食でした。
お造りがあるのがポイントが高い。鮭の焼き具合は帝国ホテルのほうが良かったかな。
ご飯は、素敵なおひつに入れて持ってきてくれました。
でも、前夜に飲み損ねた日本酒も、朝から登場させました(笑
群馬県永井酒造の水芭蕉直汲みです。原料米は兵庫県三木市産の山田錦100%。
ちょっと思ったより甘かったのが誤算だったかな。
デザートは栗蒸し羊羹。
まぁでも、これまででもっとも狭い部屋の狭いテーブルでいただく、というのはちょっと残念だったかな。その分、気兼ねなく日本酒が飲めたのはラッキーだったけど。
お食事は、どれも丁寧に作られており、大満足でした。
ただ、部屋よりもお風呂の狭さが難点かなぁ・・・広いところばかりを回っていた弊害かもしれないけど。
次回記事はこちら。