英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【伊豆下田】浜辺の宿「濤亭-TOUTEI-」

2021年(令和3年)3月

 

緊急事態宣言中ではありますが、休みが取れたので急遽前日に予定を入れてしまいました。というのも、相棒の誕生日が目前。そろそろちょっといいかな、と思ってしまうのは、拡大の兆候が見えている首都圏居住者の気の緩みそのものかもしれません。

 

でも、外食すら片手にも余るほど自粛していた私たち。平日の伊豆であれば空いているだろうと、出発を決めました。

 

小田原方面へ向かっては何度も出掛けていますが、天気が良ければ酒匂川を渡るころから富士山が見え始めるのがお気に入りです。

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こうして見ると、富士山は日本一の山とはいえ低いですよね。それでも人々の心をとらえて離さないのは、その姿にあるような気がします。その全貌が見渡せないのは残念だけれど、それでも富士山だ!

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熱海駅伊豆急行に乗り換えます。運良く、まるで有料特急かのような黒船電車に乗り合わせました。

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紺色のボディーに描かれた黒船電車。本当なら多くの人を乗せて伊豆へ運んでいるはず。

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座席は、2人掛けや4人掛けのボックスシートもありますが、海側に向いた展望座席もあります。f:id:fuwari-x:20210316105646j:plain

 

シートはこちらのタイプのほうが上等。海の仲間の紹介も窓下についていました。

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展望座席に座れば、外を向いてこんな景色が眺めていられます。

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絶好のお天気。伊豆大島も望めます。

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ちょっと尖って見えるのは、利島。

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1時間半の列車の旅を終えて、伊豆急下田駅に到着しました。隣に停車しているのはJR特急踊り子号。

ところで、私は各駅停車に乗って20駅停車したんですが、JR踊り子号は6駅しか停車しないのに、なぜか各駅停車と同じだけ時間がかかるんですよね、謎。

踊り子号の中でも、全席グリーン車というサフィール踊り子号だけは1時間10分で到着しますが、あとは各駅停車と大差ありません。

きっと普段であれば、座席を確保するのもままならないのだろうと推測しますが、空いている時期なら黒船電車がイチオシです。

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伊豆急下田駅は閑散としていました。

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待合室も工事していたり、駅売店や飲食店も多くが休業中でした。

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河津までは行ったことがありましたが、下田へは初めて。何度か計画したものの、あまりに遠くてなかなか機会がありませんでした。

やっとたどり着いた下田。開国の地。

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今日のお宿は、下田から車で10分ほど離れた入田浜にある濤亭(とうてい)にお邪魔します。駅までお迎えに来ていただきました。

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前日の予約でしたが、それでもいくつかのお宿を候補に挙げることができました。ここを選んだのは13室しかない小さなお宿だったこと。それ以外のことを吟味している時間がなかったので、ちょっとドキドキです。

1泊2日朝夕2食付き2人44,000円

www.ikyu.com

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これは売店から撮ったカウンターですが、中に入ると右手に売店、左手にラウンジがあります。

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売店はこじんまりとしていますが、逆にセンスがあって好感が持てます。

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ラウンジは誰もお見掛けすることはありませんでした。

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エレベーターホールの反対側に大浴場がありました。22時で男女入れ替えです。

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部屋は3階の浦曲

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11.5畳のお部屋を予約していましたが、相棒の誕生日を伝えていたためかアップグレードされていました。しかも、わざわざそれを伝えてこない奥ゆかしさ。

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11.5畳のお部屋は他にもありますが、こちらは1室しかないテラス付きコーナールームなのです。

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ただ、部屋から見ると海が遠くなってしまうので、テラス付きでなくても充分海を楽しめていいと思います。

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広縁の一部は畳敷きになっていて、鏡台が備えてありました。

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お風呂は狭いですが檜の浴槽を入れてありました。

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お風呂の脱衣室を兼ねた洗面所。

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アメニティー類は備え付けと、歯ブラシ、髪ゴム、シャワーキャップ等。これらは大浴場にも用意されていました。

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下の冷蔵庫には飲み物が入っていましたが、上にも冷蔵庫があり冷やしたグラスを用意してくれていました。

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入田浜にはサーファーが多く訪れていました。オールシーズン波を求めてやってくる人がいるそうです。

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浜辺へ下りてみました。3月とはいえ気温の高かったこの日は、サーファーにとっても絶好の日和だったに違いありません。左手には利島が見えています。

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振り返ると宿泊中のお宿、濤亭が見えます。

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あたりは、コロナ禍もあってか休業中のペンションやコンドミニアムなどがありますが、ひときわ目立つのは左手にある会員制のホテルジャパン下田が見えています。

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右手には、白い建物がちらりと見えています。見るからに白亜の豪邸。

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近づいてみると、この日は宿泊客がいなかったようですが貸別荘Aquahoilic Iritahama。こんなところで過ごせたら、国内であることを忘れそうな空間でしたよ。

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海以外なにもないところでしたが、会員制ホテルや高級貸別荘があるところからみると、この入田浜は国内でも有数の海の景色を堪能できる浜なのでしょう。

次回記事はこちら。

fuwari-x.hatenablog.com