英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【屋久島】JRホテル屋久島-室内編

2021年(令和3年)8月

 

負傷した足も回復していないのに、無理矢理屋久島行きを決行しています。

到着した日は、壮大なる大川の滝(おおこのたき)を見に行って終了。ホテルへ戻って来ました。

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屋久島にはハイクラスのホテルがとても少ないです。

まずは、屋久島の全貌を見てみましょう。赤で囲ったところを北から順に見ると、フェリーや高速船の玄関港となる宮之浦地区が、屋久島第一の町です。同行者はここへ泊り、白谷雲水峡へ行きました。

さらに時計回りに行くと屋久島空港があり、続いてやはりフェリーが寄港する安房(あんぼう)地区、そして北へ下るとハイクラスのホテルが2軒ある尾之間(おのあいだ)地区です。前回ご紹介した大川の滝(おおこのたき)は、時計回りにまだ進んだところにあります。

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イクラスと言っても、屋久島いわさきホテルが三ツ星と、JRホテル屋久島が四つ星です。もうひとつ sankara hotel&spa 屋久島 というラグジュアリーなホテルがあるのですが、この時期は最低でも1泊2食付5万円/人で、直前まで追いましたが空きは出ませんでした。

がっつり登山目的ではない人なら、JRホテル屋久島か屋久島いわさきホテルに二分されるのではないかと思います。

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海沿いに建つJR屋久島ホテルは、全46室の比較的こじんまりとしたホテルです。

www.ikyu.com

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中へ入ると真ん中が吹き抜けていて、それをぐるりと囲んで客室があり、中心部がロビーとなっています。

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屋久島に関する書籍や雑誌が置いてあるライブラリーコーナーもあり、小さいですが心地よいホテルでした。

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入り口脇には標高1,280mの国有林石塚95林班内に生息していた樹齢1,344年、樹高25mの巨大杉からとれた屋久杉のレリーフが飾られています。

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一方、屋久島いわさきホテルは山手にあり、JRホテル屋久島からも見えます。

こちらは125室の巨大ホテルで、屋久島・種子島のフェリーや路線バス、ツアーなども運営している巨大グループ会社です。

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中央に見える建物がそれ。思っていたよりもずっと離れていました。ランチぐらい歩いて行けるかと思っていましたが、広大な敷地なので入ってからバスで通ってもかなり距離があります。

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有名なのはいわさきホテルの方だと思いますが、思いのほか評価が低い。しかも原因を探ろうと楽天トラベルを見ると過去の口コミが削除されています。ただ、林 芙美子が小説「浮雲」で屋久島について「ひと月に35日雨が降る」と表現したほど雨の多い島なので、出掛けられないときには大きいホテルの方が過ごし方が見つかるのかもしれません。

 

宿泊3日ほど前にホテルから電話がかかってきました。

「山側の予約をいただいていますが、無料で海側にアップグレードできます。いかがでしょうか。」

おお!ひとり当たりわずか千円余り高いだけなのですが、屋久島だったら山の風景もいいかもしれないとケチっていたのです。だからこそ電話もいただいたのでしょうが、海側がやっぱりいいよね。

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JRホテル屋久島にしたのにはもうひとつ理由があります。いわさきホテルだとスタンダードプランだと3人は和室のみと言われたのですが(HP上では他のプランもあったのに)、こちらはエキストラベッドではない3人部屋がありました。

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カーテンを開けてみましょう。おお~!!!海だ~!!!

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南側を代表する山のひとつであるモッチョム岳も見えるのですが、ここからは撮り忘れていました。

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このときはただ海の景色を堪能していました。この景色で私が乗った第一便以降のフライトが欠航になっていたとは想像もできません。ただ、そういえばかなりの強風が吹いており、安房港のバス停では立っているのも難儀そうな人がいたことを思い出します。

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山も海も見えるいいお部屋です。カーテンを閉めているのは、羽虫が光に集まってくるからだそうで、夜は必ず閉めるように言われました。

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3人部屋使用でも椅子がふたつなのはちょっと残念。

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シンプルな造りは好感が持てますが、長期滞在には向かない点もいくつかありました。

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引き出しには予備のタオル、ドライヤー、金庫が収納されています。ということは、空いているのはドライヤー下の引き出しのみ。他にクローゼットがないのです。

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冷蔵庫は空。自動販売機はありますが、やはり値段は高め。もっと言うなら、焼酎なども4合瓶なら定価より300~500円ほど高い。徒歩15分ぐらいのところにスーパーがあるので、持ち込み必須かも。

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洗面所はごくシンプル。鏡に映っているバッグは温泉へ行くときに持って行くもの、そしてハンガーが見えますがコート類はここに掛けるしかありません。ただ、シューズドライヤーが備えてあったのは助かるかも。

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温泉にもアメニティーがあったので使いませんでしたが一通り揃っています。

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珍しかったのが薬用歯磨き。歯ブラシとセットになっているものに加えて、さらに備えてありました。

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いい加減に撮っていたので、気づかなかったのがこれ。その歯磨きの下にシートマスクがありました。紫外線の強い屋久島ならではですね。ポイント高し!!!2連泊だったので、使った分は補充してくれていました。

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洗面所の隣にトイレとお風呂。もちろん大浴場へ行ったので入っていません。

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1階の売店には、地ビール屋久島限定の焼酎も揃っていましたが、前述のとおりお値段高め。必要なものがあれば、翌日のツアーで観光センターに寄るのでそのときに。

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なんていったって、観光センターで買ったこの地ビールは720円→930円、やむを得ずここで買った焼酎が1,680円→1,980円だったし。ただ、肴にどうぞと飛魚の燻製をつけてくれましたけどね。

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夕食は17時半から30分刻みで予約できます。初日は18時半スタート。

1,2泊目のホテルの食事がひどかったそうなので、ここを選んだ私もとりあえずプレッシャーがありません(笑

 

JRホテル屋久島の紹介は、こちらにいい記事がありました。是非ご参考に。

tabizine.jp

 

温泉は、撮影不可だったので公式HPより。洗い場は充分にあり、今の時期なら4名程度入れる露天風呂が奥に見えていて、手前が室内側。トロトロの泉質でした。

 

一瞬、暴風雨に見舞われたときに露天風呂にいましたが、台風のとき、ここはどうなるんだろう・・・海のそば、向きもきっと考えられているんでしょうね。

次回記事はこちら。

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