英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【青森】47都道府県コンプリート!白神山地十二湖から日本キャニオンへ

2021年(令和3年)10月

 

緊急事態宣言が解除されたので、47都道府県コンプリートの最後の県となる青森を制覇しにやってきました。前回は世界遺産白神山地での十二湖ハイキングをご紹介しています。

fuwari-x.hatenablog.com

 

十二湖散策の地図はとても簡易なものだったので、気づいたときにはひょっこりと車道に出てしまいました。今さら戻ってハイキングというのも盛り上がりません。車道沿いにも十二湖が続いているので、のんびり歩くことにしました。でも、私の中ではちょっとした欲がうごめいています。さて、なんでしょう。

 

沸壺池の清水の前にある落口の池から始まります。

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落口の池の傍にはベンチがありました。池の前でのんびり休憩するにも良さそうな場所ですが、先客がいます。

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ほら。みっちりとキノコ。舞茸のようなキノコが側面だけではなく座面にも生えています。ブナは「使い道が」だと前回ご紹介しましたが、唯一といっていい用途が椎茸栽培なんだそうです。なるほど。

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車道沿いでもキノコを発見。

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これなら食べられそう。市販の椎茸ぐらいの大きさは充分にあります。

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さらに歩き進んだ先の落口の池も、見る角度で色が変わる美しい池です。

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続く越口の池。どの池も緑色の美しい池ですが、私の中ではその「欲」がちらちらと頭をもたげるので、つい急いでしまいます。

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そこへ気になる案内図を見つけてしまいました。王池を周回できるトレイルがあるみたい。

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王池東湖は今までの池よりもちょっと道路からは深い位置にあります。その水際まで下りて1.2kmのトレイルコースがあるらしい。

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対岸のあのあたりまでぐるりと回れたら楽しそうですよね。でも、1.2kmってどれぐらい時間がかかるんだろう?

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山道の距離はふつうに歩くのとは違ってくるので、こちら王池西湖の向こうも歩けば、そこそこ時間もかかることでしょう。それならば、やっぱりここよりも、さっきから私の中に去来しているあっちに行こう!そう近くに日本キャニオンがあるのです。今回、青池へのハイキングで90分取られるので断念していたのですが、行きのバスでも聞こえてきていたそのバス停は、GoogleMapで確認すると10分もかかりません。行ってみよう!

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いつも最後のバタバタする私のパターンを知る相棒は嫌がっていましたが、とりあえずバス停にはたどり着けました。あとは、残り時間で見に行けるかどうか。

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日本キャニオン入口でのバスの時刻は10:57。35分あれば行けるんじゃ・・・?

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駐車場の傍には日本キャニオンへ遊歩道と書かれていて、さらにそそられます。行ってみたい!断念していたので展望台までの所要時間も調べていませんでしたが、とにかく登ってみます。35分あるなら帰りは下りで早いので、20分で着かなければ戻ることにしましょう。

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青森県の観光地を調べていっても、日本キャニオンに行きあたることはあまりありません。そこまで有名ではない観光地かもしれませんが、その壮大な名前を聞けば行ってみたくなりますよね?

階段が作ってあり比較的登りやすい道ですが、何しろひたすら上り。どこが終点かもわからず急ぎ足で登ること15分。おお~!!!ここか~!!!

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日本キャニオンと言うにはちょっと・・・という感じですが、悪くありません。壮大に聞こえるこの名前は、1953年(昭和28年)にここが県立指定公園に指定された際に訪れた探検家が「なんだ、ベビーキャニオンじゃないか」とアメリカのグランドキャニオンと対比させて表現したことが由来だそう。ベビーを日本にしてしまうとは、当時の役場も大きく出ましたね~

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浸食崩壊によって白い岩肌がむき出しになった岩壁は、なかなか迫力があります。

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もうひとつ向こうの日暮橋バス停から歩けば、日本キャニオンを下から見上げる場所まで歩いて行けたようでしたが、それもあとで知ったこと。でもやっぱり上から見るほうがダイナミックなんじゃないかな。

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登り口はトイレの手前から。時計は10:47を指しているので、かなり急げば往復30分で降りてこられます。でも展望台での滞在時間はほぼナシでした。

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はぁ~これで満足!!!もっと時間があって大崩展望所まで登れば、十二湖を見渡せる絶景ポイントがあります。青池の脇がスタート地点でそこからの所要時間は1時間15分ぐらいだそう。

ただ、歩いているときにはまったく気にしていなかったのですが、白神山地ツキノワグマの生息地でもあります。青森県のクマ出没Mapを確認すると、登山道よりも餌を求めて人家へ下りてきたときの目撃証言が多いようですが、それでもこの山の中にいることには違いありません。人の少ない場所なので、注意が必要です。