2021年(令和3年)10月
緊急事態宣言が解除され、余っているANAマイレージを活用中。今回は、英語講師に勧められたアートの島を巡る旅を計画しました。当初、オリンピック時の3連休を利用する予定でしたが、たぶん暑くてバテるだろうと秋まで待ちました。
今回も往路はプレミアムクラスにアップグレードできました。緊急事態宣言も解除されて数週間。空港はかなり活気がありました。
保安検査場も混んでいます。やっぱり空港はこうでなくっちゃ。
プレミアムチェックインを使って保安検査場を通過します。
そろそろANAラウンジのアルコール提供も元に戻っているかと思いましたが、やっぱりまだ11-20時に制限されていました。がっくり。
自席は撮り損ねたので、お隣の席を撮っています。1列目に相棒と並んで取れました。
離陸までにはずいぶん時間がかかりました。こりゃ、予定変更だな。
やっと上がった羽田上空。立て続けに飛行機に乗っているので、今日の天候ではどこが眺められるかも楽しみにしています。
今回も富士山とは逆側の席だったので、代わりに楽しんだのが南アルプス付近。山頂には雪を頂いています。ふむ。これを登るなら確かに厳しい。かなりの登山スキルがいるだろうことが素人目にもわかります。
前回、秋田からの帰りにエコノミークラスにも各自にモニターがあったので、プレミアムクラスはどうなっているのだろうかと気になっていました。肘掛けのところにしっかり収まっていました。
朝の食事はサンドイッチなので楽しみが少ないのですが、スパークリングワインが飲めるのは嬉しい。
●キャベツとフライドオニオン、ベーコン風味のスープ(茅乃舎野菜スープを使用)
●白身魚のフライおかかマヨネーズサンドイッチ ●コロネーションチキンオープンサンドイッチ
●炭火焼チキンと白髪葱添え ●マッシュルームのムース ドライレーズン
続いて赤ワインもいただきました。1時間のフライトで忙しい(笑
上空からの景色も楽しみましたが、気になる光景も見かけました。島の多くが削られています。調べると瀬戸内海に浮かぶ男鹿島で、採石場なのだそうです。それにしてもかなり丸裸で痛ましかったです。こういったことは、どう考えればいいのか難しいですね。
瀬戸内海に浮かぶ島は700以上もあるそうです。美しく見える海ですが、各地で埋め立てが行われており、この閉鎖水域では水質汚染も深刻になってきています。最近、プラスチックごみでの海洋汚染の記事を読みましたが、2050年には魚の数よりもプラスチックごみの方が多くなる試算。なんと恐ろしいことかと思います。
高松空港上空から瀬戸内海の方向。あとで海上からも何度も見る屋島が見えます。
香川県といえばうどん県。空港にもさっそく麵がお出迎え。
高松空港から終点のJR高松駅までの所要時間は45分780円です。飛行機の離陸に時間がかかったので、到着は定刻より15分遅れ。予定していたフェリーには乗れなくなったので2時間も時間ができてしまいました。
何が目的だったか忘れましたが、ブログを始める前の2014年(平成16年)に高松を訪れており、栗林公園の写真が残っています。その記憶を手繰って途中駅で下車後、高松中央商店街を歩きました。この美しいアーケードは確かに覚えてる!ナポリのガッレリアを彷彿とさせる・・・え、違いすぎ?
アーケードはこの先いくつもの商店街を跨いで1.5kmも続き、あと500mもあれば栗林公園の端に到達するほどの長さを誇っています。南北のみならず、東西に延びている箇所もあり、雨の日は本当に便利です。
まだまだ時間があるので高松城跡玉藻公園へ向かいます。その途中の駐車場ビルに奇妙なものを見つけました。
血屋敷井戸趾と書かれています。心霊スポット?なんだかおどろおどろしい。
調べてみると、この駐車場を建設するための発掘調査で桃山時代と思しき遺構が発掘されたんだそうです。
江戸時代の東讃高松絵図に血屋敷井戸趾と書き込まれている位置と重なっているので、歴史愛好家からその名で呼ばれているようです。東西4m、南北6mの大型の井戸ですが、生活用に使われていたもので保存に値すべきものではないと結論が出ていました。でも、取壊し直前になって施主の地元商店街の組合が思いとどまり、石を保存し同じ場所に復元したのだそう。なんとも曰くのありそうなスポットです。
先人たちの築いた井戸を地域資源として活用しようという考えがあるようですが、でもねぇ・・・
私たちは、このすぐ先にある高松城跡へ向かいます。