2021年(令和3年)10月
緊急事態宣言が解除されました。ANAマイレージが余っているので、活用中。今回は、英語講師に勧められたアートの島を巡る旅を計画しました。当初、オリンピック時の3連休を利用する予定でしたが、たぶん暑くてバテるだろうと秋まで待っての出発でした。満を持しての今回は、直島・豊島・犬島の3島を回るため、ベネッセに泊まる1泊2日のツアーに参加しています。
前回は前夜に気づかなかったベネッセハウスのアートと朝食をご紹介しました。
この日は朝から雨でした。ツアー集合場所の海の駅「なおしま」への送迎バスが遅れています。なーんとなく出だしから不穏な感じ。慌てて違うバスを出すスタッフ。
集合場所に到着すると、なんとフェリーが欠航なのだと伝えられました。豊島と犬島のアートを巡るはずが、豊島へ違う船で行ってそれで終わりになると。直島と豊島をそれぞれ1日ずつで回るなら、自力でも行けるんです。そこへ犬島を入れると難しくなる、だからこそのツアーだったのに。
外はそぼ降る雨。だったらこの日のツアーはキャンセルするほうがいいと私たちは判断しました。しかしすでに高松へ戻るフェリーは出港したあと。次のフェリーは2時間以上先です。
もう少し早くに教えてくれたらホテルでゆっくり滞在できたのに。ホテルのwi-fi環境があればほかの目的も探せたのに。突如と放り出された港でなすすべもなく、仕方なしに750円の差額を支払って10時発の高速船に乗りました。えぇ、せっかくの往復割引もナシです。
高速船に乗ればフェリーの半分の30分で高松へ到着しますが、早く着いたって何のプランもありません。
船内はほんの数組しか乗客がいませんでした。雨だし、時間も早いし、しかも平日だし。
そう。平日なんです。犬島へのツアーは月曜日しか開催していないので、やっと取った有給休暇だったのに。しかも月曜日なので、どこへ行こうにも閉館しているところが多い。雨なので屋島へ行くのもなぁ・・・と、北浜alleyを目指すことにしました。高松の古い倉庫群を改装した複合施設です。
1653年松平家初代藩主頼重が、城下の人に時を知らせるために設けた報時鐘の傍を通ります。
道路を挟んで向こうには、月見櫓があります。
10分ほど歩くと、北浜alleyへ到着しました。でも、飲食店がわずかに開いている以外は人の気配がありません。
そうでなくとも外は雨。緊急事態宣言が明けたばかりで、開くかどうかもわからないお店の開店を待つわけにはいきません。
いい雰囲気のお店が並んでいるとはいえ、雨の中を待ったところで私たちが買うようなものが売っているとも思えないしね。
アーケードのある商店街へ戻ろうという話になったころ、思い出しました。昔も同じように開店前の北浜alleyへ足を運んだことがあるのです。そのときもたぶん雨が降っていて、でもいくつかのお店は開いていたような気がします。
そしてそう・・・この近くのおうどん屋さんで讃岐うどんを食べた!!!おんなじことをやってるんですよね、まったく。思考回路が変わってない。
特に見るものもなく、アーケードをうろつくだけ。お昼ご飯もあちこち放浪して探したのですが決め手に欠け、13時近くになってからようやくせっかくの高松、もう一軒ぐらいおうどんを食べようと評判の高い風月へ行きました。食べログのうどん百名店WESTにも選ばれています。
お昼の時間から外れているのに、この雨の中並んでる!!!でも、動いてしまうとどこもランチ時間が終わりに近づいている時間。ここも、私たちのあと2組のところで品切れにつき閉店のアナウンスがされました。恐るべし、風月。待っているあいだに、一緒に並んでいた近くに勤めるお兄さんに教えてもらったのは、ここのウリはかしわ天だということ。あ、かしわって関西では鶏肉を指すんですけど、一般的なんでしょうか?今では大阪でもほとんど聞きませんけど。
雨を凌げる場所も少ない外で待つこと30分余り。やっと入った店内はカウンター11席、テーブル3席とこじんまりしています。
もちろん、かしわ天うどん850円を頼んだのですが、このボリューム!!!かしわ天がひとり5個もついているとは思ってもいませんでした。ふわふわしっとりで美味しかったんですけど、多過ぎ!でも、私たちと話をしていたお兄さんは、さらに追加3個を頼んでいました。
夜遅くのフライトは変更不可のチケットだったので、このあともふらふらと過ごした後、空港でおでんとビールで時間を潰しました。
高松空港はカードラウンジの讃岐がありますが、ここは2時間の時間制限があるので注意です。
珍しく2泊3日の予定を立てたものの、1日はまったく無駄になってしまった高松。とても残念でした。もし閉館日の月曜日でなければ、丸亀に足を延ばしてうちわの港ミュージアムへ行ってみたかったな。
お土産編
関東では見つかりにくい白みそ432円を三越で。
他はすべて四国ショップ88。
シャキシャキ糸わかめ 486円(徳島)
四万十川青さのり入りつまみのり 540円(高知) お味噌汁などに加えると一段上の味に。
子持ちきくらげ 540円(香川) コリコリした歯ごたえのきくらげ、大好き。あっというまに終了。
鬼びっくり七味唐辛子 200円(香川) さすがはうどん県。おうどんには美味しい七味ですね。
ままかりスパイシーオリーブオイル 594円(香川) ワインのおともに最高!
小豆島新漬けオリーブ 648円(香川) 塩味控えめの美味しいオリーブでした。
明太ちりめん 360円(愛媛) わかめや山椒などが入ったものもありました。朝日共販のHPでも!
姫かつおスティック 442円(高知) ホテルの部屋飲み用に買いましたが登場せずでした~
讃岐うどん 370円・485円(香川) 讃岐うどんの茹で時間は心持ち長めがおススメ
豊島・犬島へ行けなかったのはとても残念でしたが、瀬戸内海といえども島。屋久島と同じく島を訪れるリスクは考慮しておくべきだと思いました。
現代アートは私にはまったく分かりませんが、少し解説があるだけでこんなにも楽しくなるというのは思った以上の収穫でした。犬島へのツアーは冬季休止ですが、春には訪れたいと思っています。そして2022年は3年に一度開催される瀬戸内国際芸術祭の年。ご興味があれば、ぜひ足を運んでみてください。