2021年(令和3年)12月19日(日)
放っておいてもプラチナステータスに招待されたので、まったくもって無駄だったブロンズ獲得のための有償フライト。それを終えても実はまだ飛んでいます。
11月後半に4フライトもしたのでさすがに疲れ、12月はボーっとしているつもりでした。でも、私が気に入っている今週のトクたびマイルは注目していたんです。
● 火曜日の正午に対象路線発表
● 水曜日から予約開始
● 予約できるのは木曜日~水曜日のフライト
搭乗者が少ない今は毎週このキャンペーンをしていますが、もともとは空いている時期に限っていたと思います。私が利用したのは一度だけで、偶然引っかかったラッキーなパターン。このときは羽田⇔宮崎が通常往復15,000マイル→9,000マイルでした。
12月は後半になると繁忙期なのでキャンペーンはありません。チャンスは12/2~と12/9~の週ぐらい。1週目の行き先は、冬に行くにはいまひとつの場所だったり、現地で食べたいものが見つからなかったりでパス。そして、2週目に高知を見つけたときなんとか決行したいとプランを考えました。だって、高知往復6,000マイルだったんだもの。
最後に高知へ行ったのは大阪在住のころなので、10年以上前。そのときは日帰りで皿鉢(さわち)料理を食べに行きました。その前は30年近く前で足摺岬まで足を延ばしています。さて、どうしよう?
土曜日に用事があったので、日曜日に計画したのが幸いしました。そう、高知には300年以上の歴史を持つ日曜市があるのです。街路市はほかにも火・木・金曜市がありますが、最大のものが日曜市。もうこれだけで、魅力満載。ワクワクと出発です。
7:55発のフライトだったので、いつもの始発よりゆっくり出発できると思っていましたが、たいした差はなく。しかもとても寒い朝で、ぶるぶる震えながら空港に到着しました。
前回と同じく、朝ご飯はヒレカツサンドと助六をシェア。そろそろ飽きるだろうな。いや、そんなに乗らないか。
ビールは一番搾りとスーパードライだったかな?稼働数は減らしたままですが飲めたらそれでよし。蔓延防止措置が発令されている今は、また時間制限されているんだろうか。
日本酒は兵庫県のお酒だけが変わっていました。
日の出時刻は6:53。前回から2週間経って17分遅くなっています。
窓際の席ではなかったので外を眺めることもなく、高知空港に到着です。坂本龍馬がお出迎え。高知空港から市内へは、リムジンバスではりまや橋まで20分、JR高知駅までは25分、片道740円往復1,380円です。(2021.12現在)
高知空港からのリムジンバスは高知駅前観光ととさでんの2社あるのですが、事前に調べるたところ実にわかりにくい。
高知空港のHPによると、
● 停車するバス停が若干違い、出発時間は同じなのに時刻表は別々
● 回数券or往復割引と書き方が違う
(帰りをどこから乗るか迷っていた私は、これも重要な情報だった)
● 空港のチケット売場の地図が、両社で南北が逆!!!
● 一方はICカードですかが使え、もう一方はPayPay
なんか統一して~!来ていらんって言われてるのかと思うわ~


10分ほど遅れて出発したバス。私たちは日曜市に近い蓮池町通バス停で降車します。
約30年前に来たときもどこかの市に行っていますが、日曜日ではなかったはず。当時はネットもなかったし、思い立って即、出発した旅行だったのにどうやって情報を仕入れたんだろう。
1690年以来続くという日曜市は、300年以上この追手筋で開かれています。この日曜市の素晴らしいところは、日常生活の買い物と観光が両立しているところじゃないかな。地方で市があれば必ず覗きに行きますが、たいてい観光に傾倒していき、逆に飽きられて廃れていってると感じますが、ここは違う。
なんといっても野菜の数と量がハンパない。しかも新鮮で安い。観光客価格になっていないところが嬉しい。
ピンと新鮮な野菜を見ると、もう地元に戻ってスーパーを覗く気にはなれないというぐらい。
あまりカメラを向けるのも憚られるので、購入した店でのみ写しています。このお店で目を引いたのがサバの姿ずし1,500円。太刀魚やナイラゲ(カジキマグロ)もここならではものじゃないかしら。また、みょうがや四方竹を使ったものも見えますが、それらは高知の郷土料理である野菜を使ったお寿司、田舎ずしです。この田舎ずしはお店によって特色も様々で、たけのこ、みょうが、こんにゃく、りゅうきゅう(はすいもの茎)などを1種類ずつ入れてセットにしたものも魅力的でした。
あまりにも美味しそうだったので、プレミアムクラスにアップグレードしていた帰りのフライトを、エコノミークラスに戻しちゃいました。ランチは予約してありますが、少なくとも家に帰ってから食べられるでしょう。
田舎ずしに使うこともあってか、手作りのこんにゃくもあちこちで売っていました。たけのこも買いたかったなぁ。
大きなたけのこはグラム数もわからなかったので買いませんでしたが、四方竹は買いました。太めであれば酢飯を詰めて田舎ずしにして売られていたので、それに外れるサイズを売っているのかもしれませんね。
もうひとつあちこちで見かけたのが柚子のしぼり汁。この店は1.8ℓで2,500円と書かれていますが、3,000円ぐらいのところが多かったです。1年は楽勝で持つんですって。うちの柚子もよく取れるので、来年以降は参考にしようっと。
大きい蕪もあちこちで売っていました。高知市春野町の弘岡地区で明治初期から生産されいるという弘岡かぶで、一般的な蕪よりもぐんと大きく甘みが強いそうです。
でも私が買ったのはこしひかり。この店は2kg900円でしたが、日曜市の中ではちょっと高め。炊くとその美味しさがよくわかるいいお米でした。
こんなわずかな量でも出店しているお店もありました。さすがは高知、柚子をはじめ文旦や山北みかんなどの柑橘系のお店は多かったです。そして生産量全国No1のしょうがは、あまりに安くてびっくり。市って、これでなきゃね。
高知の魚といえば鰹が有名なだけあって、鰹節も各種売っています。しかも安い。
市の並ぶ追手筋にあるひろめ市場にはフードコートがあって、人気店がこぞって出店しています。鰹のたたきなど地元料理が食べられるほか、持ち帰りの用の鰹や果物、日本酒など特産品のお店も揃っていて、大賑わいでした。でも、コロナ禍にはちょっと敬遠したくなるかな。
もうひとつ嬉しかった出会いがありました。ちょっと前にまな板を買い替えたのですが、そのお店がここで日曜市に出店していたのです。高知城にほど近いところにプレハブの店を見つけました。
それまで8年使っていたまな板も削り直しに出して持っていますが、夏に屋久島へ行ったときに屋久杉のまな板を買えばよかったと後悔していたんです。成長の遅い木は目が詰まっていて樹脂も多く含んでおり、乾きやすくて腐りにくい。屋久杉以外でそんな木はないかとあれこれ検索して探したのが、榧(かや)でした。使い始めはシナモンの香りがするので(ニオイが移るわけではない)、一応500円のお試しサイズで確認。(これもちょっとおつまみを載せたり、チーズをカットしたり活用中)
購入したのはちょっと割高だったけど、角丸タイプ。角に水が残らないので、より乾きやすくて気に入っています。11,000円以上でないと送料がかかるのがネックで、お箸などと併せて購入しましたが、お箸の乾きが早いのもすごくいい。現地で買えば送料もいらないし、ぜひ覗いてみてください。
あれこれ買ったものは、最後のお土産編で披露するとして、次回はこの続きにある高知城をご紹介しましょう。