2022年(令和4年)4月
いつかは桜を見に行きたいと思っていた弘前城のさくらまつりを見たいと計画した今回の旅行。津軽藩ねぷた村へ行ったあと、前回はさらに青森駅へ移動して青森ねぶた祭の体験館、ねぶたの家ラ・ワッセへ行った話を書きました。
さて。日が暮れてきて、続々とお店も閉店していくけどお土産はどうしよう。観光案内所で百貨店の有無を聞いてみると、あるけどお土産物などはないと。青森ベイブリッジの前にあるA-FACTORYかワ・ラッセ内の青森ふるさとショップアイモリーで調達するしかなさそう。
でも、今になって知ったことには、市内を歩いているとやたら目立つ三角形のライトアップされた建物が観光物産館、青森アスパムだったのです。漁連の直営店や、りんご、長芋、にんにくといった農作物とその加工品、その他もちろんお菓子などばっちり揃っていたみたい。そういえば、地図を見ていると湾に面した公園にはなにやら施設があったなぁ。大型ねぶたの制作小屋ラッセランドもここ。1泊するだけの青森駅周辺はチェックが行き届いていなかったよ。徒歩8分で行けたんだって。残念。
宿泊先HOTEL MYSTAYS Aomori Stationのエントランスです。駅前からのメイン通りとなる新町通りのアーケードを歩いて行くと奥まった場所にあるので、見逃してしまうかもしれません。
フロントは3階。青森駅周辺はビジネスホテルしかないので、比較的新しいホテルを選びました。1泊食事なし8,700円/2人という格安ホテル。
各部屋には歯ブラシ以外のアメニティが置いていないので、ラウンジにある引き出しから必要なものを持って行くというスタイル。合理的でいいと思います。使われなかったものが延々とそのまま置いてあるのかしら、なんて考えなくていいし。
ツインはすでに満室だったので、クイーンベッドのあるダブルにしました。窓がすぐそばなので、奥に寝ると腕が自由に動かせないのが圧迫感。スタンダードのダブルだとしんどいかも。
部屋に入ってすぐがこの状態。狭いのでドアは90度程度しか開きません。
それでも一応、冷蔵庫や机などは完備。椅子を移動させればテーブルで向かい合って座ることもできるのは、ちょい飲みするには案外便利。
冷蔵庫の隣のドアを開けるとバスルームとトイレ。このサイズの部屋でバスルームに洗い場があるのは優秀。
トイレと洗面所と脱衣室までも兼ねているという狭さだけど、17㎡という狭さの中で良く工夫していると思います。
夕食をどうするかは、航空券を押さえた時点から悩んでいたのだけど、弘前から戻れる時間がはっきりしていなかったので、結局予約せず。前日になってようやく数件電話したら、目ぼしいお店はすべて満席でした。恐るべし。
その電話では、すべて予約客で埋めているわけではないということを聞いたので行ってみると「少し待ってもらえれば」と言われました。でも、その一言を聞いたっきり、すぐそばをひっきりなしに行き来するスタッフの誰もが私たちには一瞥もくれず放置。ちょっとそれはないな、と店を出ました。評判の良いお寿司屋さんでしたが、またお寿司屋さんというのも諦める気になった要因かも。
もう1軒行ってみるも満席で、席が空くまで待ってもいいですか?と聞いたら、すでに2組待ってもらっているから難しい、と。でも早くに空いたら電話をもらえることになりました。こちらは女将さんが、そうまで言ってもらってありがとう、と感じよく対応してくれたので、温かい気持ちになれたな。ここもやっぱりお寿司だったけど(笑
お土産に買ったお酒やおつまみを食べながらホテルで待っていると、結局40分ほどで電話がありました。思ったよりも早かったけど、もう人心地ついてしまっています。通されたのは奥の個室。お店に入るとすぐカウンター、奥には3-4部屋ほどありました。
メニューは達筆過ぎてちょっと読みにくい(笑
日本酒のラインナップはこちら。県内のお酒も県外のお酒も豊富に揃っています。
やはり県内のお酒からと思い、生酒がないかどうか聞きました。持ってきてくれたのは八戸酒造㈱の陸奥男山。同じ酒蔵の二枚看板は陸奥八仙です。でもねぇ・・・残念なことに、生原酒なのに冷えてないんですよ。常温かぁ。
突き出しはアンコウの共和えと鰺のなめろう。もうこれだけでいいかも、というぐらい美味しい。
せっかくなのでお造りの盛り合わせは頼みました。1人前1,700円と書いてあって2人前頼んだのだけど、充実し過ぎ!!!
左上2段が陸奥湾の帆立とヒモ、陸奥湾のヤリイカ、赤貝、タコの吸盤、
中段が千葉の初鰹、ホッケ、キンキ、
下段が鯵ヶ沢のノドグロ、大間のマグロ、シメ鰯 だったと思う。
でもお店の人には「グラム当たり一番高いのが静岡のワサビなので、残さずに食べてくださいね」と言われました(笑
せっかく美味しいお造りが運ばれてきたけれど、お酒の方はやっぱり常温だったので残念。青森県黒石市㈱中村亀吉の亀吉は、ほとんどが県内で消費のお酒だれど、逆に県内であればどのお店でも飲める人気のお酒らしいんだけどな。
もう一品頼んだのは、穴子の白焼きと刻みワサビ。これはふつう。お造りは美味しかったしお寿司も食べたかったけど、カウンターじゃないと頼みにくいな。お酒も常温だし、もうこれでいいや。
明細はわからないけど日本酒は亀吉が650円だったので、陸奥男山750円、突き出し1,000円だと合うかな。お造り、やっす。
お造り盛り合わせ1,700円×2+穴子の白焼き1,000円+突き出し+日本酒2種=7,800円(現金のみ)
青森の商店街は閑散としていて人もほとんど歩いていないしお店の閉店も早いのだけど、いざ飲食店に入ろうとすると満席という謎の青森。「すし居酒屋 樽」は中でも人気店のひとつなので、予約必須です。女将さんをはじめとするスタッフは感じがいいので、ちょっとぐらいの不満なんぞまぁいいかと思えてしまう良店。入店したのが私たちにとっては遅く、20時前だったということもあって早々に帰りましたが、お酒さえ冷えていたら居座っていただろうなぁ。