英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【山梨】石和温泉「華やぎの章 慶山」5年ぶりの再訪

2022年(令和4年)10月22日(土)

 

全国旅行支援をきっかけに、何度も計画しては断念していた中央アルプス千畳敷カールへ行ってきました。前回は諏訪湖畔を散策し初島御柱祭を見学したことと、大満足のうな重ランチの話を書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

上諏訪駅から次の宿泊先、山梨の石和温泉へ向かいます。JRで1時間半。上諏訪駅には足湯があるので、早くに到着したら利用してから出掛けるのもOK。結構賑わっているようでした。

 

石和温泉では5年ぶりの旅館に宿泊予定です。大型旅館なのでそういい印象はなかったものの、前泊と同じく最低限は兼ね備えているだろうという記憶。少なくとも食事は揚げたての天ぷらを移動式調理台で提供して回るなど工夫されていて、悪くはなかったはず。

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駅前はたぶん、5年のあいだに整備されていたんじゃないかと思います。当時は夜の到着だったので定かではありません。さすがは山梨県。多くのバラが植えられていて、しかもお手入れがいいので春のシーズンのように多くの花をつけていました。

 

駅ビルで面白かったのが、ワインのお試しコーナー。ご当地ワインの試飲ができます。1杯100-500円、量も25ml-85mlと幅があります。

 

試飲用のグラスを手に現金を投入、各ワインの上部にある注ぎ口からそれぞれに応じた量のワインが出てくるという仕組み。た、足りない。なんだ、安いと思ったら私が選んだのは25mlだったよ。

 

石和温泉駅からメイン通りを5分ほど歩くと本日の宿泊先である慶山に到着します。

 

嫌な予感。慶山の手前にたぶん以前は旅館があったはず。それが今は取り壊されて更地になっているために、前回は見えなかった慶山の北側があらわになっているのですが、これが古びているし、旅館前の駐車場にたむろしている誘導の従業員の雰囲気も良くない。

 

あっちゃー。部屋に入ってまずびっくり。手前右に見えるお手洗いのドアノブにビニールが巻かれています。感染症対策?私たちではなくドアノブを保護しているのか?

 

ビニールで巻かれたドアノブを触るのには、抵抗がありました。私たちのために交換したとは思えないし、していたとしてもこれはナシでしょう。

 

洗面所のドアノブも同様にビニール袋巻き。なんというか、病院にでも来たのかという扱い。

 

しかも、土足がどこまで可なのかが不明。扉からこっちに区切りはあるけど段差がないので、ここがスリッパゾーンなのかどうかいまひとつわかりにくいのです。

冷蔵庫は飲み物が入っていて、抜くと課金される昔ながらのシステム。そして持ち込みを発見したら料金をいただきますと書かれていました。えぇ、ミネラルウォーターの入ったペットボトルに至るまで持ち帰りましたとも。

 

料理はレベルダウンしていました。なんといっても、揚げ物を温めるためのコンロまであったことに驚き。揚げたては無理だから、冷たいのを温めて食べてね、という新システム。前泊の諏訪湖畔旅館「布半」はまだマシだったのか。 

 

鍋はチェックイン時にほうとう、すき焼き、寄せ鍋が選べました。寄せ鍋に変更しましたが・・・山梨県で海鮮を選択した私が失敗ですよね(汗

 

それでも、前泊の「布半」同様に、お米はとても美味しくいただきました。

 

調理長、パティシエとも5年前と変わっていませんでした。当時も格安プランの予約でしたが、同様の食事は高級プランとなって健在なようです。

朝ご飯のバイキングの方が、まだマシだった、かな。

 

さて。あと2点感想。

● 大浴場

大規模旅館の場合、改装にもお金がかかり仕方がないかもしれませんが、カラン・シャワーコーナーはステンレス製になっていました。まるで解凍された鮪でも調理するのかという設備で、げんなりしました。お掃除も時間がかからず、劣化もしにくく、旅館には好都合と思いますが、温泉旅館の設備とは到底思えません。

 

● 和太鼓ショー

従業員による和太鼓ショーは今もありました。社長自らバチを手にしていましたが、ワンマン社長が君臨している様子がありありと感じられ、これじゃダメだなと思いました。同じ苗字の若い男性も参加していましたが、お孫さんっぽい。彼が引き継いだ後の改革を待ちたいと思いました。

 

同じ旅館を私が再訪することはとても珍しいのに、ここまで悪化していることを見るとコロナ禍とはいえ残念です。