英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【長野】名の知れた宿だったはずの「割烹旅館 山彦」食事~帰宅編

2023年(令和5年)2月

 

毎月訪れている安曇野。今回は、格下かもしれないが10数年前には既に名の通っていた旅館「山彦」が割烹旅館を名乗っているところに興味を持ち、予約してみました。前回はまずまず許容範囲だった館内施設と温泉をご紹介しました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

さて。問題の夕食の時間です。部屋に電話がかかってきたら、指定された2階の個室に行くというシステム。

 

部屋へ入ると天井から布が吊るされており、1部屋を2組で使えるように設えてありました。時間差でもう1組来られるのかしら?テーブルは結婚式場のようなものに、こぼしても拭き取りやすい生地が掛けてあります。

 

調度品は・・・なんというか古い料理屋さんにありがちな。

 

飲み物のメニューは比較的安め。生ビール小グラス600円から、日本酒は地酒300mlが1,300円です。

 

せっかくなので、穂高駅前にある安曇野ブルワリー地ビールをいただきました。安曇野産りんごを使用したビールで、6本3,500円のものが700円で提供されているのは良心的。

 

さて。本日のメニューです。「割烹旅館」というからには期待したっていいんだよね?

 

と言いつつ、部屋の雰囲気からして黄信号。

食前酒 ザクロ酒のワイン

先付 糸瓜と菊花の土佐酢がけ

前菜 山彦の三種盛り ホタルイカの黄身酢掛け 干し下記の酒粕漬け 白子豆腐

 

お造り 桜鱒 河豚のたたき 真鯛 妻一式

河豚は身が厚すぎるし乾いてる。こ、これは、割烹旅館とは言えないのではなかろうか・・・

 

各自用のワサビがあるのは安曇野での旅館のお約束。でも、硬くて擦れない~涙

 

でも、めげずにワインをボトルで頼みました。だってね、残りは部屋へ持ち帰っていいと言われたから。食後、アルコールなしだなんて耐えられないもの。ちょこっと確保しておかなくちゃ。

定価3,872円が4,200円で提供されている安曇野ワイナリーAzumi-Noir カベルネソーヴィニヨン&メルロー2018年。なんだかんだ文句言いつつ、アルコールの価格はすこぶる良心的で好感度高し。ただ、栓を抜いて持ってこられて嫌な気持ちになったのは初めてかも。料理のせいか、なんとなくここって信用できないのだな。

 

台の物 信州牛の鉄板焼き 信州プレミアム牛と信州アルプス牛の食べ比べ

なんというか、目で見る楽しみが皆無とは思いませんか?一般家庭の食卓のようなこの盛りつけってなに?前所有者から引き継いだから、仕方なしに使っているようなこの食器ってどう?

 

揚げ物 ワカサギの磯辺焼き ジャンボしめじ ふきのとう タケノコ

ワカサギは美味しかったです。お皿に対して料理のバランスが悪く、目で楽しむ要素ゼロで、食べる意欲が湧かないの。

 

大好きな大信州を見つけたので超辛口純米吟醸300mlを頼みます。ワイン?部屋へ持ち帰るために軽めに2杯飲んでストップしています。あとはこの日本酒でいけるでしょうよ。

 

焼き物 鮭の幽庵焼き

ブリブリと文句を言い過ぎだと思います。あらためて画像を見ると、写真ではそこまで悪く見えないかもしれません。でも、センスのなさはきっと伝わることでしょう。

 

蓋物 風呂吹きカブ

共に入っているのはなぜか百合根。トロトロに炊いてあるといっていましたが、こういう食感をトロトロとは言わないよ。カブの味はもはやなし。

 

ご飯 名物信州サーモンのひつまぶし(安曇野コシヒカリ使用)

止め椀 昆布 生麩 手毬麩 三つ葉入りお吸い物

 

お吸い物とは別に提供されているお出汁をかけていただきます。ご飯は美味しいけど、名物と言えるのかどうかは謎。

 

デザート りんごのコンポート 紫芋プリン

 

「割烹」旅館というのはやめてほしい。そうすれば、ここまで拒否反応は起きなかったように思います。

 

食後は、ラウンジでビールなどのアルコールは提供されていたと思います。でもすでにワインを確保できた私たちは覗いたものの、すぐに部屋へ戻りました。だってはじめにも書いたとおり、せっかくの暖炉は赤々と火が燃やされているというよりも、申し訳程度にちろちろなので、ゆったり寛げなかったから。

 

続いて朝ご飯もいっちゃいます。同じ部屋でいただきます。メニューは看板に紹介されていました。

 

ほぼオールスタンバイ。

 

ど真ん中に鎮座している新巻鮭を網に載せて焼きます。

 

煮物は高野豆腐など。サラダは看板にあるカボチャではなくてじゃがいも。だし巻き玉子は関東風に甘め。

 

あとで届けられたのがサラダとドレッシング。山葵とすりおろし野菜のドレッシングはいずれも美味しかったです。でも、野菜じゃなくてドレッシングの話ね。

 

ご飯はやっぱり美味しい。でも、たくさん食べられるほどおかずはありません。

 

鶏だんご汁にも揚げが入っていて、豆腐加工品だらけなことが面白くない。しかも、食事途中に、わざわざ量が多くないか聞きに来るところもいまひとつ。反応によっては今後、これ以上ケチるつもりなのかと思っちゃう。

 

重ねて言います。割烹旅館などと言わなければここまで酷評しません。価格をみれば見合うかもしれません。でも、前泊の安曇野穂高ビューホテルとほぼ同じ価格(わずかに山彦が高い)ということを考えると、かなり質は低いというのが私の感想です。

 

1泊2食   18,700円×2=37,400

安曇野市割引            -12,576 

全国旅行支援クーポン  -6,000

    計                    18,824

 

それと、この宿ではあとふたつマイナスポイントがありました。

① 帰りの駅への送りはチェックアウト時刻後の10時以降であったこと。

これは人員不足で仕方がないかと思います。でも、実際には一番客だった私たちにはタクシー利用を促しておきながら、他のお客さまを9時半ごろに送っていたこと。

② 送りを10時以降まで待たせる代わりに、チェックアウト後も部屋を使ってくださいと自ら説明しておきながら、2度も突然部屋のドアを開けてきたこと。

これは非常に怖かったです。一度であれば勘違いだったかと思えたのですが、2度。しかも仁王立ちで黙って睨まれました。送迎もチェックインアウトも配膳も、すべてこの方が担当しており面識がありました。にもかかわらず、帰りの車で言い訳するわけでも謝罪するでもなく、いったい何事だったのかととても不快でした。このことに一切触れないまま、下車後にこやかにお礼を言われたときには空恐ろしかったです。故に再び訪れることはないでしょう。

 

穂高駅から山を見ると、前日よりもさらに曇天です。6月の雪解けまで、まだまだ長い冬山が続きます。

 

穂高駅近くにある薬局兼酒屋(笑)大雪渓酒造活性にごり酒大雪渓を購入。いつも買うどむろくよりも活性感が強めのどぶろっくん。電車内で開封して失敗しないかドキドキものでした。

 

安曇野穂高ビューホテルで購入したくるみの森のコンサートは、ショートブレドにくるみを練り込んだような焼き菓子です。ポソポソしていていまひとつかなと思っていましたが、食べ慣れていくと素朴な味わいがとても美味しかったです。

 

初めて行ったときにも買った本わさび入りスモークチーズ

 

ディップはいまひとつでした。パンに塗ってチーズをのせて焼くとか、ポテトサラダに入れてみたりしましたが、これといった美味しさはなし。

 

昼食後に行った萬年屋の白味噌は、白味噌に期待する甘さはまったくなかったのが残念。信州味噌ってこういう感じなのかしら。

 

松本駅の駅ビル地下で購入したのはいつも買う濃厚なのむヨーグルト、安曇野そば、バウムクーヘンの切れ端。400円という安さ(笑

 

静岡県産と気づいてからもやっぱり買ってしまういちご、その他きのこ類など。

 

松本駅コンビニではちょこちょこ試しに甘いものを買っています。くるみ餅がコンパクトサイズで良かったかな。