英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【イタリア】ミラノの世界遺産巡り-ガッレリアとドゥオモは必見

2025年(令和7年)1月1日(水)

 

年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルポルトガルの古都ポルト、スペインの世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラへも訪れ、4ヶ国目イタリアのミラノへ移動してきました。前回はミラノでの宿泊先、スターホテルズ・アンダーソンの室内について書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

既に15時を過ぎています。ミラノに2泊、実質2.5日あるはずでしたが16:51の夕暮れまでそんなに時間はありません。

 

ミラノ中央駅からメトロに乗って、世界遺産巡りに出掛けます。ミラノのメトロは4路線ありますが、観光に便利なのは黄色線のM3。これに赤線のM1を加えると「最後の晩餐」のあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会まで網羅できます。

 

ミラノ中央駅はローマ・テルミニ駅に次いでイタリアで2番目に乗降客の多い駅で、1日32万人が利用しています。2023年JR東日本の調査と比べると横浜駅36万人、渋谷駅31万人なので、かなりの数ですね(ただしいずれも私鉄路線は含まれていないので、ざっくりとしたイメージ)

 

美しいナポリ中央駅。GoogleMapで見るよりもかなり駅が広く大きく感じます。イタリア国鉄のチケット売り場などを通り過ぎて地下へ下りるとメトロのCentrale FS駅。2023年4月以降、クレジットカードのタッチ決済で乗車できるようになっています。2.2EUR(373円)で90分有効なので、乗った時刻を覚えておく必要があります。

 

 

スカラ座からドゥオモまで歩いて行くルートを選択しました。3つ先のMontenapoleone駅で降りると、スカラ座までは5分ほど。

 

イタリアオペラ界の最高峰、スカラ座です。残念ながら1月1日は閉まっていて、豪奢な内装を窺い知ることはできません。

 

トラムが目の前を通っていきます。メトロ、トラム、バスは共通券なので、スカラ座の目の前を通るトラムも利用できるとぐんと行動が楽になるはず。でも、31路線があるというトラムはなかなか攻略が大変。ルートマップすら見つけるのが難しい。

 

スカラ座前を通過するトラムは1番だったのでGoogleMapを辿ってみると、以下の経路を通っているようでした。ちょうど主要な観光地を通るんじゃないかな。バスよりもハードルは低いし、慣れればメトロより手軽かも。

 

スカラ座前にはイタリア商業銀行に続く場所に美術館Gallerie d’Italia

 

正面にはスカラ座広場

 

中央の彫刻はレオナルド・ダ・ヴィンチ。うしろの建物はダヴィンチ博物館です。

 

左側の建物は16世紀にジェノバ商人の依頼で建てられたマリーノ宮で、現在は市庁舎として使用するほか、宮殿内のガイドツアーなども行われているようです。右に見える門が目当てのガッレリア入口。

 

広場にはチケット売り場がありました。Mottaはイタリアの伝統菓子とアイスクリームの有名ブランドですが、なんのチケットだったかは不明。ガッレリア内にカフェ、Motta Milan 1928があったけど、まさかその予約なのかしら。

 

スカラ座広場からドゥオモ広場を繋ぐミラノで有名なショッピングアーケード、ヴィットリオ・エヌマーレ2世のガッレリア(Galleria Vittorio Emanuele II)に入ります。

 

デザインはガッレリアの設計コンペで優勝したイタリア建築家ジュゼッペ・メンゴーニ(Giuseppe Mengoni)で、1865-1877年にかけて建設されています。19世紀に入り鉄材と板ガラスの工業生産が開始されると、このように高いガラス屋根を架けた通り抜けの商店街が作られるようになりました。

 

でもこの建築家は、お披露目の前日に”La mia missione e’ compiuta, l’arco e’ finito.”(私のミッションは完了した。アーチは完成した)という言葉を残し、ガッレリアの上部50mから転落死したそうです。陰謀説もあるそうだけど、映画の世界みたいだわ~

 

クリスマスツリーは、右に見えるDIORの提供のようでした。スカラ座広場にテントを張っていたMottaのカフェはこの先の左手にあります。

 

他にも19世紀を代表するガッレリアとしては、到着した日に行ったブリュッセルギャルリー・サンチュベールがこれより先の1847年に公開、9年前にナポリで見たウンベルト1世のガッレリアはこの後1890年に公開されています(もう9年も経つのかと驚き)

 

アーチにミラノの紋章の赤の十字が見えています。床にもイタリア王国、ミラノ、トリノ、ローマ、フィレンツェの紋章がモザイク画で描かれているそう。

 

そのうち、トリノの紋章の牡牛のモチーフには窪みがあり、その上で回転すると幸せになれるという伝説があるらしい。でも、この人混みで床を見られる余地はほぼなし。

 

上部に描かれているフレスコ画は、ミラノを中心として東西南北にあるアメリカ、中国、アフリカ、北ヨーロッパを象徴的に描いたもの。見事な空間です。

 

ちなみに、今年のANAカレンダーの3月はこのガッレリアの写真でした。プロが撮るとこうなるの。

 

ガッレリアを抜けると世界最大級のゴシック建築の大聖堂、ドゥオモが登場。ドゥオモは1387年に建設されることが決定しましたが、主尖塔などの設計に数人の建築士が失敗し1480年代まで放置されていました。その後、ダヴィンチを含む当時の偉大な建築家や芸術家が、その困難な課題の達成に加わっています。

 

宗教改革などによる中断もあり、約500年の時を経た1813年にミラノ公国を征服したナポレオンの命により、フランスの資金で完成されています。バルセロナサグラダファミリアだけでなく、こうして完成までに何百年もかかる建築は決して珍しくなかったのでしょう。

 

ドゥオモに入るチケットは10EURから各種あります。内部はそこまで特筆すべきものがないという感想を読んでいたので、見学は省くことにしていました。ただ屋上のテラスへ上がれるらしい。徒歩で14EUR、エレベーターで16EURで、これには行きたかったのですが、30分刻みでの時間指定が必要だったので断念しています。

 

しかもドゥオモを正面から見ただけで、広場を取り囲むカフェやレストランなどに近づくことすらなく広場の真ん中に立って見学終了。そういえば初ヨーロッパで行ったベネチアサンマルコ広場でも同じようにちらりと見ただけで終わったわ。どうやら広場の攻略は、私たち苦手みたい。

 

いつも人いきれにめげてしまい、あとになって見ておけばよかったというパターンが多い。ドゥオモだって一周ぐらいすればよかったのに近づきもしていません。

 

ドゥオモ広場の騎馬像こそが、ガッレリアの名前になっているヴィットリオ・エヌマーレ2世。イタリアでは各所で出会うイタリア王国を統一した初代国王。

 

ガッレリアのドゥオモ広場側の門。夜になるとさらに美しいイルミネーションとなることでしょう。ミラノにはあと2日滞在するので、また来る機会もあるはずと思っていたのに、これが最初で最後のミラノ観光でした。

 

とりあえず、ミラノに来たからにはガッレリアとドゥオモは必見。これでイタリアの4大都市であるローマ、フィレンツェベネチア、ミラノと回ることができました。

 

ストで電車が動かないという始まりだった元日。ほとんど寝ていないので、さっさと引き上げます。Centrale FS駅でメトロに乗ってから、観光を終えてDuomo駅までで所要時間40分。早っ

 

ミラノ中央駅に戻ってきました。そもそも元日にミラノという行程に決めたのは、大都市のほうが食いっぱぐれずに済むと思ったからでした。でも考えてみると、そもそもたいした食事をせずにこの日まで過ごしてきています。

 

部屋飲みでさっさと寝たかったので、中央駅地下にあるスーパーマーケットへ寄ります。祝日でも開いてくれているのは嬉しかったよ。でも、もしかすると閉店時刻は通常より早かったかもしれません。

 

クリスマス飾りの残るホテル入口。

 

晩ご飯は大量のサラダとスモークサーモン。

 

あとは、ポルト空港で買ったパンふたつ。美味しいものを食べるのも旅の楽しみのひとつだったはずなのに、ショボいわ。ちなみにポルトガルのパンはやたら大きいと前回書きましたが、本当に巨大。右のパンはCroissant simples2.2EUR(374円)、左がハムとチーズを折り込んだLanche Misto3.2EUR(544円)。カステラの発祥地だからか、柔らかいパンを多く見かけました。でもなぜ、これがクロワッサンなんだろう?サクサクでもなければ層にもなっていないのに。でも柔らかいパンは好きです。

 

さて。翌日はミラノの世界遺産の続きを見るはずでしたが、レオナルド・ダ・ヴィンチ最後の晩餐はすでに予約が取れなかったし人混みも嫌だしと意見が一致して、残り2日は近郊の街へ日帰りで出掛けることにしました。とても素晴らしい2日間となったので、次回ホテルの朝食編のあとに書きます。

続く 【イタリア】ミラノ中央駅近接4つ星ホテル「Starhotels Anderson」朝食編

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