英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【イタリア】世界遺産の中世要塞都市ベルガモの旧市街チッタアルタ散策

2025年(令和7年)1月3日(金)

 

年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルポルトガルの古都ポルト、スペインの世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラへも訪れ、4ヶ国目イタリアのミラノに滞在。夜にはイタリアを離れます。前回は空港のあるミラノ近郊のベルガモの旧市街チッタアルタの「MINI」でのランチの話を書いています。

fuwari-x.hatenablog.com

 

ランチを終えたあとは、チッタアルタの散策を再開。ラジョーネ宮の階段を上ったときに見えたのが左のピンク色の建物、コッレオーニ礼拝堂。右は洗礼堂

 

コッレオーニ礼拝堂は白・赤・黒の多色の大理石をひし形上に組み合わせたファサードと、正面にバラ窓が配置されているのが特徴の凝ったデザインです。

 

ベルガモ領主Bartolomeo Colleoni(バルトロメーオ・コッレオーニ)が、自身とその娘のために建てた霊廟で、15世紀に建てられたルネサンス建築の傑作と言われています。

 

内部は正方形の大きな部屋と祭壇がある小さな部屋に分かれており、天井には9枚の聖書の物語やヘラクレスの活躍が描かれた4枚のレリーフが嵌め込まれています。

 

コッレオーニ礼拝堂には拝観料が必要で、並んでいるときにこれだけ撮ったら気が済んじゃって内部見学はこれで終了(笑

 

ポルトでも横並びでカルモ教会とカルメリタス教会という別の教会だというパターンがあったけど、ここも右のコッレオーニ礼拝堂と左側のファサードに聖人が数人見える建物は別の建物で、こちらはサンタ・マリア・マッジョーレ教会。12世紀に建築が始まったあと経済難で工事が進まず15世紀まで完成しなかったところ、先にも登場したベルガモ領主Bartolomeo Colleoni(バルトロメーオ・コッレオーニ)が礼拝堂も新設して現在の状態になっています。

 

入口にはライオンの彫刻が対で鎮座。パルマ大聖堂の入口でもライオンを見たけれど、彼らがいるのはロマネスク様式の特徴らしい。

 

右に見えているのがサンタ・マリア・マッジョーレ教会、左がラジョーネ宮、正面はベルガモ大聖堂で、ヴェッキア広場の裏側に位置しているのだけど、こっちのドゥオモ広場がメインなのかも。てっぺんにちらりと輝いて見える像は、ベルガモ守護聖人聖アレッサンドロ

 

ベルガモ大聖堂は無料で拝観できます。正式名はその守護聖人の名、聖アレッサンドロ教会(Cattedrale di Sant'Alessandro Martire)です。

 

ドームの天井画は聖アレッサンドロが天使に導かれて天に昇っていく栄光のシーンなのだけど、肝心なところが撮れていないわ。

 

アレッサンドロの勝利に参加する40人の聖人が描かれているようなのだけど、これかしら。中央の金縁の中で十字架を持ち、天使とともに描かれているのがアレッサンドロなのかな。

 

一方で、その下に描かれているのは磔のシーンのはず。木製に金の装飾が他とは異なる落ち着いた祭壇。

 

身廊に沿って両側に3つずつ配置されている礼拝堂にも、著名な芸術家による祭壇画が配置されています。手前には「磔」が描かれた祭壇。

 

翼廊に聖フェルモと聖ルスティコ、そして彼らを慰めた司教プロコロや天使たちの祭壇。フェルモとルスティコはベルガモからほど近いカラヴァッジョの守護聖人で、宗教上の理由によりヴェローナでマクシミアヌス皇帝に斬首されています。

 

もう一方の祭壇には、貴重な金色の木彫りに囲まれたニッチに悲しみの聖母を描いた木製の像が置かれています

 

ステンドグラスはないものの明るい光が入ってきている造りは、火事での消失によって改築されてきているからかもしれません。

 

地下礼拝堂へも入りました。広い空間でした。

 

ベルガモ大聖堂を出たあとは、時間がたっぷりあるにもかかわらず自然に帰路についていました。

 

何気なく撮ったここは、Fontanone Visconteo。14世紀にチッタアルタへ水を供給するために建てられた噴水があるんだって。

 

サン・ヴィジリオの丘へ上がるフニクラーレのほかに、チッタアルタへ上がってくるフニクラーレがこのあたりに着くようなのだけど、歩いているとまったく気づきませんでした。途中、フレスコ画などが展示されている17世紀建築のモローニ宮殿もあったはずが、それにも気づかず。

 

何しろ両脇はずっと石造りの建物が続くのです。逆にこうして奥まっている方が足が止まる。Fontana della Vicinia di San Fiacomoと書いてある。

 

ベルガモの街はローマ時代から多くの噴水があり、水道橋から水が供給されていたそうな。これはそのうちのひとつが寄贈されたもの。今も水を吐き出していたよ。

 

そうして、旧市街チッタアルタの入口となるサン・ジャコモ門に到着しました。16世紀後半、ヴェネチア共和国の支配下で建設されたこの大理石の門です。

 

見下ろすと新市街チッタバッサ。真ん中の通りをまっすぐ行くとベルガモ駅に到着するという位置関係。

 

ヴェネチア守護聖人マルコといえば、有翼の獅子。かつての国旗にも、今のヴェネト州の州旗にも描かれているヴェネチアの象徴、翼のあるライオンの彫刻が見えます。

 

ところで、世界遺産となっているベルガモの城壁は「16世紀から17世紀のヴェネツィアの防衛施設群の構成要素のひとつ。ヴェネツィア共和国の陸と海の防衛を果たすために、ベルガモからアドリア海沿いのクロアチア(ザダル・シベニク)モンテネグロ(コトル)にかかる3ヶ国の要塞都市をまとめて世界遺産としています。

 

チッタバッサに向けて降りていく道も城壁が続くの。ヴェネチア共和国の統治の力と防衛能力の高さがわかります。

 

今も変わらず城壁に守られた街並みが続くベルガモ。この坂を下りきると新市街チッタバッサへ入ります。

 

新市街と言っても石造りの建物が多いベルガモの街は、やっぱり歴史を感じさせられます。そんなチッタバッサの様子を次回に少し。

続く 【イタリア】世界遺産の中世要塞都市ベルガモの新市街チッタバッサ

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