2025年(令和7年)1月4日(土)
年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けています。ベルギーの首都ブリュッセル、ポルトガルの古都ポルト、スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ、イタリアのミラノを回り最後の国スロバキアの首都ブラチスラバへ来ています。前回は深夜に到着したスロバキアの滞在先Radisson Blu Carlton Hotel, Bratislavaの朝食の話を中心に書きました。
ブラチスラバはウィーンから電車で1時間ほどの位置にあります。娘の大学生時代の親友が、初海外一人旅でブラチスラバへ行ったので記憶に残っている街です。

朝食後、ホテルの外へ出て気づきました。この公園を突っ切っていればホテルへは簡単にアクセスできたのですが、クリスマスマーケットの屋台があったために逆に鬱蒼としているように見えたのです。

特にここ。フェンスに阻まれて勧めなかった箇所です。右手に見えるグレーの低い建物がアメリカ大使館の警備室で、この右側を歩くことができませんでした。ほかにもドイツやチェコの大使館もあるのですが、アメリカ大使館だけがフェンスを張っての厳重警戒。そのせいで、ぐるりと大回りして車道を歩きホテルへ向かったのでした。

今回の旅行中、ブリュッセル、ポルト、ベルガモでクリスマスマーケットを見ましたが、食べ物が中心だったのはここだけ。絶対に食べたい。

なにやら肉料理っぽいものが煮込まれている屋台に心惹かれます。でも、まだ開店したばかりで人がいないので、雰囲気が掴めません。

多かったのが、Lokše(ロクシャ・ロクシェ)と呼ばれるじゃがいもで作られているクレープのように薄い生地のもので、塩辛いフィリングか甘いフィリングを入れて巻いてあります。

2EURぐらいからあったのだけど、なにぶん何が入っているかがわからないので、躊躇う私たち。

変わり種では魚の燻製を売っているお店がありました。鰈、鮪、鰻など馴染みの魚。

ŠPORTYと書かれているのが小魚だったので買おうと思って聞いてみると、少量ではダメらしく断られました。鰊の小魚だったみたい。キロ単位なのかな。その隣は顔をこちらに向けて並べてあって、鯖。

旧市街の路地を歩いて散策を始めます。道に雪はないもののものすごく寒い。内陸部の冷えが突き刺してきます。

旧市役所前のフラヴネー広場へ入ると、ここにもさらに規模の大きなクリスマスマーケット。

正面の建物が旧市庁舎。手前の騎士像はこの広場を通れば必ず目に付くロランド噴水です。

ここがブラチスラバ旧市街の中心となる広場で、ぐるりと囲む建物に日本大使館とフランス大使館が入っています。

日本大使館が入っているのは右側の薄い緑の建物で、国旗が掲揚されています。まだまだ準備中が多いマーケットに隠れていますが、拡大すればちゃんと日の丸が確認できるの。

屋台の隣に食事スペースが設けてあって、ここがイートスペースになっているのだけど賑わうのはもっとあと。正面側のロランド噴水が見えます。

この広場の屋台では、このコック帽をかぶって揚げ物をしていた恰幅の良いおじさんが一際存在感を放っていました。

他にもいろんな種類の食べ物の屋台があって、たとえばピザ。

こちらではおうどんのように太いパスタを調理中。でもHand made pasta with nuts and jamと書かれているのを見てビビってしまったわよ。甘いのもあるの?

旧市役所を先に進むと1781年築のプリマティア宮殿。

ピンク色がかわいいプリマティア宮殿は、内部見学のツアーがありますが撮影は禁止なんだって。

隣に建つのが市立博物館と、奥に旧市庁舎の時計塔。緑の屋根の模様は、ウィーンのシュテファン大聖堂、ザグレブの聖マルコ教会、その他ブダペストの多くの建物でも見かけたモザイク模様がかわいい。

中へ入るとパティオになっていて、右側に博物館の入口があります。

見上げると時計台。このあたりは建物が複雑で、どれが旧市庁舎で、どれがPawera邸やApponyi宮殿なのか、GoogleMapや観光案内を見ても区別がつきません。一体化しているのでしょうか。

旧市街で見そびれてはいけないミハエル門へ向かいます。高さ51mの特徴的な塔が見えてきました。時計の下のバルコニー部分に人が歩いているのも確認できます。

かつてブラチスラバの旧市街には4つの入口からしか入れませんでした。現存しているのはこのミハエル門のみ。

建物の右側に入口が見えます。今は武器博物館として公開されており、チケット6EURは近くの薬局で売っています。螺旋階段を上がるとブラチスラバ旧市街が一望できる展望台なのだけど、なぜか上るという選択肢がなかったわ。

ミハエル門の下には、各地の方角と距離が埋め込まれていました。

東京までは9,192km。上からヘルシンキ1,430km、ワルシャワ530km、モスクワ1,632km、北京7,433km、ソウル8,138kmと書かれています。一番遠かったのはシドニー15,914kmだったかな。

印象的な写真がいくつも貼ってあったBARBAKANは有名なお店かと思っていたら、かつてエスプレッソバーやワインショップ、スーベニアショップなどが入っていたようでした。すっかり観光客は戻っているように感じたけど、やっぱり新型コロナウィルスの影響だよね。

旧市街を抜けると、14世紀にボヘミアの司祭だった聖ヤン・ネポムツキー像(Saint Jan Nepomucky)があります。プラハへ行ったときカレル橋でお目にかかりました。川へ投げ込まれた方ですよね。向かいには聖ミカエル像もあったんだけどな。

旧市街を出てスーパーを探しに行きました。1760年ハンガリー商工会議所長だったハンガリーの貴族、Antal Grassalkovich(グラサルコビッチ・アンタル1世)によって建てられたグラサルコビッチ伯爵宮殿が見えています。現大統領官邸として使われています。

スーパーはいくつか見つけたのですが、BILLAが一番大きかったかな。

近くにあった像はスロバキア初の郵便ポストの記念碑。

新市街にはトラムが走っていますが、GoogleMapで見る限りはそんなに長い距離は通っていないみたい。ウィーンから国鉄でブラチスラバへ訪れる場合は、鉄道駅からバスで旧市街へ向かうことになります。


BILLA以外のスーパーはそう大きくなく、あれこれ見つけるのが大変だったのですが、この真正面の茶色い模様がついた建物がPrior Bratislavaというショッピングモールで、中にTESCOというスーパーが入っていたみたい。何度も通ったのだけど、信号も消灯していたぐらい人が少なかったのでわかりませんでした(もう少し離れるとさらに大きなNivy centrumやEuroveaというショッピングモールもあるようです)。

Lidlというスーパーではレシートをスキャンしないと外に出られませんでした。何も買わなかった場合、誰かのうしろからすり抜ける以外は、どうするんだするんだろうな。

再び旧市街へ戻ってきました。

全体的にパステルカラーでかわいらしい街です。観光客も多いのですが、時間が経つにつれ増えてくるのでたぶん滞在のためではなくウィーンからの日帰りなのでしょう。

お店にはクリスマスバージョンの人形たち。このお店には等身大ともいえる王妃らしき姿も。


珍客も忘れずにご紹介しましょう。ここは旧市役所のあるフラヴネー広場への通り道で、何度も通っています。そこに・・・見えるかしら。

ほら、ここ。マンホールから這い出すチュミル像。Čumilはスロバキア語で「覗きや」という意味だそうです。

GoogleMapではマンホール作業員とも表示されていますが、覗きだなんて悪趣味のチュミルさん、人気者でした。

他にもベンチの背に肘を付くナポレオン像や、ツーショットの写真が撮れるシェーネ・ナーチ像(Schöne Náci)などもありました。そういえばポーランドのボロツワフでは小人にいっぱい会ったっけ。

昼を過ぎ、ホテル前のクリスマスマーケットも軽食を求める人たちが増えてきました。

レストランで食事をするはずが、ついクリスマスマーケットの魅力に負けてチガーンスカ・ペチエンカ(Cigánska pečienka)8EUR(1,347円)を買ってしまいました。クリスマスマーケットで人気のパニーニかハンバーガーのようなもので、煮込んだ豚肉と玉ねぎなどが入っていて美味しかったです。物価は安いはずだけど、具沢山とはいえ高いよね。


クリスマスマーケットがあったために、ぼんやり立てていた食事の計画はすっかり追いやられてしまいました。もちろん、話せないし読めないだろうブラチスラバでの不安も無意識のうちにあったと思います。ただ、これぞ私たちの好きな食べ物中心のクリスマスマーケットだったので、テンション高めでもありました。