2025年(令和7年)3月8日(土)
この前日、突如どこかへ行こうという話になり、やってきた北海道新千歳空港。前回は空港直結のPORTOM INTERNATIONAL HOKKAIDO(ポルトムインターナショナル北海道)の室内をご紹介しています。
18時、ディナーの予約時刻になったので4階へ下り、レセプション隣のダイニングへ向かいます。

ディナーはもうひとつ京都下鴨茶寮北のはなれも選ぶことができます。でも、下鴨茶寮だったらよそでもいただけるし、なんとっても私たちは大阪人。慣れ親しんだ京料理にそこまで執着はありません。

入口のワインセラーがかっこいい。なんとなく期待値が上がります。こちらのダイニングはフランスでも日本でもミシュランを獲得したというTATERU YOSHINO(吉野 建)のフレンチレストランです。

朝食のビュッフェ会場にもなるダイニング。続々18時予約の人たちが案内されていきますが、全体的にはそう多くありません。それもそのはず、ここは空港。次の目的地があるのがふつうですものね。

このあと20時まで30分毎に予約できましたが、私から見える限りではほかの時間の入店者はいませんでした。

それにしてもフレンチのフルコースなど、いったいいつぶりなんだろう?ブログを遡ってみると、2023年10月に高知の隠れ家レストラン「Annata」以来1年半ぶり。イタリアンを含めても、フルコースは2024年9月藤沢の「Kumazawa」が最後だったわ。

5周年記念の特典、ワンドリンクサービスです。赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインの中から、もちろん泡をチョイス。

Amuse-boucheが運ばれてきてコース料理のスタートです。濃厚な豚肉をサンドした左下の一品が印象的。その他、甘海老とトリュフのカナッペ、そしてチーズの入ったプチシューはポンデケージョっぽくて美味しい。手でどうぞということで、フィンガーボールも用意されています。

2品目が運ばれてきました。炊きしめられたスモークを閉じ込めた一品。演出も素敵だわ。この後も料理はすべてシルバーのクローシュで蓋をして座席まで運ばれてきます。

小樽産鰊の燻製と蕪のルーロー仕立てとオシェトラキャビア
燻製にしたレアな鰊と薄くスライスした蕪を巻いてあり、オシェトラキャビアとともにいただきます。クセのある鰊がうまくカバーされているわ。

バターとともにパンも運ばれてきました。

これがひとり分。カットせずにミニサイズを丸ごと提供してくれるところが嬉しい。ハードタイプのパンは食べにくくて少し苦手なのだけど、小さく焼き上げたバゲットもブールも美味しい。ミルクパンは柔らかいのでもちろん好み。

バターはきっと北海道産だよね。徐々に室温になじんでいって塗りやすくなりました。

さて、ワインの続きはどうですか?と言われてハタと困った。ホテルだから、ワインの価格は青天井。ペアリングで5杯12,650円。グラスワインが1,898‐3,163円。やっぱりね。親切なのは税サ込みで表示されているところ。


念のためにボトルワインのメニューもいただきました。安くて13,915-15,180円あたり。30万円超も見えていますが、怖くてマジマジ見られないわ。でも見つけました。国産ワインとニュージーランドワインに8,855円。さらにボルドー7,590円。やった!


恥も外聞もなく最安値の2020 Mouton Cadet Classiqueを注文しました。市場価格で2,000円程度のワインです。相棒が体調不良なので、残った場合は部屋に持ち帰っていいか尋ねてから頼みました。宿泊客の場合はOK。

3品目 牛のモワル 野菜のクロッカンを添えて
筒状になっているのは牛の骨。空洞になっているところへアスパラなどの野菜が詰められています。

そこへ確か海老のお出汁を泡立てたものをサーブ。

絡めていただきます。ティースプーンも用意していただいたのですが、筒状だからそっと持ち上げて抜いちゃった(笑

4品目 グリンピースのポタージュ エストラゴンの香り
エストラゴンは私にはフェンネルの香りに近い感じがしたのだけど見当違いかな。豆も少し形を残したものが入っていて絶品のポタージュ。

5品目 寿都産真鯛のパン粉焼き 厚岸産あさりと北寄貝のマリニエール
寿都産と言われてもどこかわからず調べました。「すっつ」と読むんだね。積丹半島の南、日本海に面した西側の海岸と言えばいいのかしら。それとも羊蹄山をまっすぐ西に行った日本海側、かな。

カリッと焼いた鯛の皮と歯ごたえのあるアサリと北寄貝。北海道らしい魚料理です。

肉料理の前にナイフが置かれました。ついカトラリーはチェックしてしまうのだけど、フランスのOPINEL(オピネル)。スプーンもフォークも伏せて置くのがポルトム流。


6品目 滝川産鴨肉のロティ 蕎麦の実とふきのとうのリゾットとともに
+2,530円で道産和牛のロティ ボルドレーズ・ソースを選ぶこともできましたが、鴨肉大好き。そのままでお願いします。

ナイフもよく切れて気持ちいいわ。そばの実の食感を楽しみながらいただきます。体調不良の相棒はワインも控えめなので、ついその分ペースの上がる私の酔いがそろそろ回ってきたころです。

7品目 小さなデザート
今回はまったくメモを取っていないので記憶も定かではないのですが、グレープフルーツとゼリー、アイスクリームあたりだったかと。

メイン料理のあとでさっぱりいただいています。マスカルポーネチーズだったかもしれないな。うーむ。

8品目 赤い果実のヴァシュラン
きれいな苺のデザートです。これこそアイスクリームが載っていました。

しっかり満腹になったところへコーヒー、紅茶、ハーブティーから選べたんだったかな。最後の飲み物の提供です。

マカロンとクッキー、ゼリーの3点。到底食べられないので聞いてみると、箱に入れてもらえるとのこと。

素敵な箱を用意してありました。こういう行き届いたサービスも素敵。

さらに渡されたのが5周年記念の特典のひとつで、自家製ケークテリーヌのお土産。

なんと2人分でケークテリーヌとパウンドケーキの2種類が入っていました。どちらも賞味期限は2週間ちょっとと短め。どこまで特典が多いことかとびっくり。

実は、あまりに気に入ったのでメニューが替わったころにまた行こうかと思って調べてみると、ディナー単独予約で18,975円/人。今回の予約は1泊2食付き70,000円-ポイント利用13,940=56,060円/2人だったので、いかに破格だったかがわかります。ケークテリーヌもショップで2,500円だったしね。
主にインバウンドを対象に開業したものの、同時期に新型コロナウィルスに見舞われ、本当に大変な時期を過ごしたのだそうです。今は人が戻ってきたことをやっと実感できるようになったとおっしゃっていました。なかなか各所に行き届いた素晴らしいホテルです。
続く 【北海道】大満足の新千歳空港ホテル「ポルトムインターナショナル北海道」朝食編