2025年(令和7年)4月12日(土)
実店舗がお取り寄せに力を入れるようになったのは、多くは新型コロナウィルスがきっかけだったと思うのですが、お気に入りの店舗がOMAKASEや一休.comから続々撤退や縮小していき、お取り寄せの楽しみも減ってきていました。そんなところへ、ブロ友さんが私が以前お取り寄せしたお店の実店舗へ行ってこられたという興味津々のレビューをアップ。そこに公式HPからの取り寄せが紹介されていました。前回取り寄せた鯖すしをもう一度食べたいと覗いても休止中だったのが、どうやら再開されている模様。
レビューを読む手を止めて、とにかく最速の日程で届けてもらえるように季節のお鍋を注文しました。なんとこの時期は熊ですぞ。お店のある高槻市は関西将棋会館の移転地で、新大阪からも京都からもアクセスが良いベッドタウンですが、熊が出没する山も抱えているという自治体です。そんな山間にある日本料理店 心根 からのお取り寄せ。3日前の注文で届けられました。

熊肉と芹とクレソンの鍋はちょっとお高めの価格で21,600円。鯖すしは3,240円です。同じ送料1,260円を払うなら、単品の注文より複数だよね、やっぱり。すっぽんラーメン(4,320円)も追加したかったのだけど、賞味期限も気になったので取り敢えず2品。

お出汁2本でがっちり木箱を押さえているので内容物は安定して送られてきます。

でも、この塩ビ製かPP製だかの容器って処分するには困るんだよね。うどんすきの取り寄せではアルミパウチに入っていたので、そっちに移行してもらえると助かるんだけどな。

2段重ねの木箱を開けると、今回の具材が登場。春らしく緑の美しさが楽しい。賞味期限は3日以内です。

芹とクレソンがたっぷり入った野菜たち。

芹の根っこがきれいに掃除されて収められています。黄色い花は菜の花かな。芹もクレソンも調べてみると白い花なので、それらの花ではなさそうなのだけど。

こごみも入っていました。眺めに火を通しても茎にいい具合の噛み応えがあって鍋にも向いた野草だったのが意外。

生麩はすべて蓬麩だったと思います。

注文時にメッセージを入れたところ、ご丁寧にこんなにも美しい手書きのメッセージをいただきました。そこみ花山椒をサービスしますと書かれていました。隣接の自治体に住んでいた私が、地元を懐かしんで書いたことへの心配りだったのでしょう。

花山椒は、かなりピリリと舌に刺激が走ります。熊肉にぴったりで美味しくいただきました。これにヒントを得て、我が家にある山椒も投入したほど好みの味でした。

熊肉は6枚×3に分けて入っていました。脂身が多いですがまったくしつこさはありません。室温にするとあっというまに溶けてしまうので、1枚ずつにするのが至難の業。かといってまとめて入れると極薄なので纏まってしまいます。せっかくなので、1枚ずつ味わいたい。肉団子は猪肉です。

1分もしないうちに室温に戻ってしまう熊肉の状態は、こちらで少しわかるでしょうか。

お出汁を鍋に入れ、熊鍋の開始。火を通すのに時間のかかる具材はないのであっというまに食べ始められます。

熊肉は一度目はうまく剥がれなくて6枚すべて入れてお出汁の中でほぐしてみたのですが、これもまた一瞬で火が通るので難しかったです。冷蔵庫から出してすぐに急いで、でもそうっとはがして1枚ずつにするのがコツ。

同封されていた薬味は濃紫色。黒七味かな。七味や一味よりずっと刺激があるの。あとで筍とこんにゃくの煮物にも使ってみましたが、その刺激がとても美味しい。

お出汁がたっぷりあったので、家にあった具材を足し、熊肉の一部は翌日もいただきました。麺を〆にして仕上げ。
そしてこちらが、鯖すし。賞味期限は当日限り。

経験則から、鯖すしと焼鯖すしがあった場合、焼鯖すしのほうが味が落ちることが多いので、鯖すしにしました。それはたぶん、焼鯖すしは鯖すし用が古くなったものを転用するためだろうと推測していました。でも、心根の焼鯖すしはよくよく読んでみると違っていて、かなりの試行錯誤を経て製品化されたものらしい。しまった。試してみればよかったと思ったもののそれは注文後のこと。

8貫に切り分け、あいだにそれぞれ葉蘭を挟んであるという心遣いは今回も変わらず。

娘作のお皿に。添えられているお醤油は使わないほうが、しめ鯖や酢飯の味をより楽しめるかと思います。でも酢飯がマイルドなので、味変には有効。

実店舗へ行くには1日がかりでなかなか東京からは時間が取れないけれど、食べログでも高評価。高槻駅への送迎もしてもらえるのでお近くの方は是非。次回はどんな鍋が食べられるんだろう。そのときは必ず焼鯖すしも試そうっと。