2025年(令和7年)4月18日(金)
所用のため、半年ぶりに安曇野へ出掛けました。前回は地元の人気店「豊科ばんどこ」でのランチの話を書いています。
これまで安曇野で宿泊することが多かったのですが、今回は美ケ原温泉へ泊ります。12:45の電車に乗り松本駅へ戻ってぶらぶらしたあと、チェックイン時刻に合わせてバスに乗ります。泊まるならば相棒の湯治を兼ねて温泉一択の時期でした。美ヶ原温泉行きのバスは駅前のバスターミナルではなく、長距離バスも発着するターミナルビルにバス停があります。地下にスーパーマーケットのデリシアや地元ワイン、土産物店が入っていて、毎度物色しに行っているビルです。バスはウィーン発のタグをつけた外国人の団体10名と地元民などでほぼ座席が埋まりました。それにしてもあの巨大スーツケースひとり2個は、別料金を取るべきだと思うわ。
20分の乗車時間で美ケ原温泉エリアに入ります。ちなみに料金は、アプリやクレジットカードのタッチ決済が使えました。行きは私も気づかなかったのですが、外国人団体も現金精算をしていました。せっかく便利なのに。

今回の宿泊先の追分屋旅館は安価なのにすこぶる評価が高かったので選択しました。でも評価値を判断するのって難しい。ラグジュアリーホテルだと期待値が高い分だけ逆に評価が厳しくなったりする一方で、リーズナブルなホテルの高評価は期待していなかった分、満足度が高いということにもなるから。
1泊2食45,000円-4,500ポイント=40,500円での予約です。以前はこれぐらいの宿泊費が私の主戦場だったのだけど、このところ軒並み宿泊料金も上がったので、かなりリーズナブルに感じます。

暖簾がかかるわけではなさそうだけど、チェックインには15分ほど早い。お声掛けしてみました。

入口脇にロビーとなる一角があり、ここで少し待たせていただきました。

古い旅館の造りをうまく活かして、雰囲気のいい旅館です。アジア系の人たちが泊まりに来ていましたが勝手はわかるのかしら。私はビビりなので、外国でこういうローカルな場所に泊まる勇気はないです。

子どもの日を前に、兜が飾られています。こういうことも誰かのレクチャーがあると、日本文化を知る機会になるんだけどな。

部屋はロビーから見える階段を上がってすぐでしたが、奥にあるエレベーターからここまで戻るというルートで案内されました。段差をスロープにしてカバーしてあったので、2棟をくっつけた造りなのかもしれません。

部屋は10畳のスタンダートな部屋。これより安価な部屋は8畳で、下から2番目のグレード。想像よりはいいかな。

随所に工夫を凝らしたリフォームが見受けられます。

でも、テレビの下の戸棚にティッシュケースやドライヤーが入っていることを記す紙が貼ってあったり、スマートさには欠けるかも。

クローゼットは上段。浴衣か作務衣をチェックイン時に選んで持参したので、羽織や帯、タオル、歯ブラシなどが入っています。その他、足袋ソックスやアメニティ類もロビーに置いてあります。

下段が冷蔵庫とセキュリティボックス。

有料の飲み物が入っています。ミネラルウォーターのサービスはありません。代わりに夕食を終えて部屋に戻ると、氷水の入ったポットが置いてありました。お水が美味しい地なので水道水推奨です。

いまひとつスタッフに接客スキルが欠けていると感じたのは、部屋の片隅に置かれたお茶セットやお茶菓子についての説明がなかったこと。新型コロナウィルス後、部屋での茶菓子のサービスがセルフになったのはふつうだけど、あることすら知らされなかったの。

奥が洗面所。化粧水とハンドソープ、男性用トニックウォーターがあったかな。ちなみに乳液は大浴場にもなかったので、持参をお忘れなく。

洗面所の奥がトイレ。かつて押し入れだったのかなという空間。ちょっと暗めの照明です。

入口にはタオルハンガーが置いてあって、格子がはめられているところがトイレの背面位置。なんとなく、あれこれちぐはぐ。

通常、有料の貸切風呂である「辻が花」は大浴場の混雑緩和のため、19時まで女湯として開放されています。

他の女性客も入浴できるので、一番乗りでチェックインしたのなら人がいないあいだに入ってみようっと。

女湯と言いつつも、本来貸切風呂なので男性用アメニティも置かれたまま。化粧水は男女兼用らしい。クレンジングは洗い場にあり、ここには洗い流さないヘアートリートメントが置いてありました。

ロッカーは6個用意されていますが、鍵はかかりません。外から誰でも侵入できるので、貴重品は避けましょう。

お風呂はガラス張りなので不審者が入ってくればわかるのですが、全裸で追いかけるわけにはいかないものね。

カランは3つだったと思います。それとも手前側にもう2つあったかな。だとしても、湯舟の大きさから考えると3名ぐらいが妥当という広さ。

ガラス張りの大浴場は気持ちのいい空間でした。湯加減もゆったり入るのにちょうどよく、誰にも会わないあいだに終えています。

残念だったのは、寝湯があったのことに気づかなかったこと。明らかにそこから出るように作られた扉があったのに、いかんせん木塀に囲まれただけの別棟なので外へ出るには抵抗があり、覗かなかったのです。ちらりと寝湯の縁が見えているのにな。

19時までに貸切風呂の予約が入った場合は、20分後をめどに退出するように声が掛かるようです。2,000円が妥当かどうかはわかりませんが、小さなお子さんがいて家族総出で入るにはいいんじゃないかな。

その他、大浴場は入れ替えもあるのだけど、告知時刻に替わっていなかったので片方にしか入っていません。私が入ったほうは、貸切風呂より若干広い湯舟と露天風呂ありました。特に気に入ったのは右側の1人用「太古の虹」。夜になると埋め込まれた灯りがきれいなの。左の「檜露天」も檜の香りが漂ういいお風呂でした

(画像は一休.comからお借りしています)
ところで、夜にこのお風呂に入っていると洗髪中に揺れを感じました。じっと湯舟に浸かっているならまだしも、シャワーしているときに気づくということは、かなり揺れているはず。戻ってから震度を確認すると4ですと。せめて全裸のときはやめて~ その後も余震があって、古い木造家屋のこの旅館では結構緊張しました。


大浴場を出たところに湯上りのコーナーがあります。

宿泊プランにはワインやコーヒーの試飲用コインが3枚/人ずつついていて、50㏄のワインが3杯いただけます。

禁酒中の相棒は特にコーヒーもいらないと私に譲ってくれたので、6杯飲んじゃいました。夕食時は飲まなかったし、合計300㏄だからちょうどいいぐらい。

湯上りには屋外や足湯コーナーもあります。

早い時間で誰もいなかったので、ワインを片手にしばらく足湯も楽しみました。

全14室のこじんまりした古い旅館ですが、随所に快適に過ごせる工夫が凝らされており、なかなか満足度は高かったです。部屋はグレードを上げれば特別室もあるので、幅広い客層に対応できると感じました。

数は少ないですが、お土産物も置いています。

ワインの取り扱いもアリ。追分屋旅館はワインの醸造部門Domaine de Yunohara(ドメーヌ・ド・ユノハラ)があり、そこのオリジナル商品。ガレット専門店も併設しているんだって。貸切風呂のすぐ後ろにあるのに、知らなかったな。公式HPには記載がありますが、一休.comには情報がありません。ひとこと案内があってもいいと思うのだけど。残念。

相棒は不調のため、和室で立ったり座ったりして過ごすのはちょっときつかったようです。企画担当の私としては、この価格であれば俄然おススメの旅館なのですが、確かに近年チョイスする宿泊先の価格帯は幅があり過ぎるので、その点をプレゼンしてから連れて行くのも企画係としては大事かもしれないと反省。次回は夕食をご紹介します。